※ 本記事は、Shay Shmeltzerによる”Announcing Oracle Visual Builder Studio on OCI“を翻訳したものです。
2023年2月17日
Oracle Cloud Infrastructure(OCI)でネイティブに稼働するOracle Visual Builder Studioが利用可能になったことをお知らせします。これは、Oracle Cloudコンソールの「アプリケーション開発」メニューにあります。
Oracle Visual Builder Studioは、アジャイルでコラボレーション可能な開発、コードのバージョン管理、継続的な統合とデリバリの自動化機能を統合するチーム開発ハブです。基盤サービスとして、OCIの顧客はVisual Builder Studioを無償で使用できます。Visual Builder Studioは、開発チームに、プランニングからデプロイメントまでのすべてのDevOpsサイクルをカバーする機能を使用して、開発サイクルを管理するプラットフォームを提供します。Oracle Cloud Applicationsのお客様の場合、Visual Builder Studioは、Oracle Redwoodベースの新しいモジュールを拡張および構成するためのプラットフォームを提供します。
チーム開発とコラボレーション
Oracle Visual Builder Studioは、開発チームがコード・ライフサイクル中に開発プロセスを計画および追跡し、コラボレーションするためのプラットフォームを提供します。このプラットフォームには次の機能があります。:
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問題追跡システム
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ScrumおよびKanbanダッシュボード
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Sprintのプランニングと追跡
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Wiki
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Gitリポジトリ
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マージおよびプル要求承認プロセス
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ピア・コード・レビュー
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チーム・メンバーの管理と承認
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アクティビティ・ダッシュボードおよびEメール通知
継続的な統合とデリバリ
Oracle Visual Builder Studioには、継続的インテグレーションおよびデリバリ(CI/CD)エンジンと、コードのパッケージ化、テストおよびデプロイを自動化するビルド・パイプラインを作成するための宣言的なWebインタフェースが含まれています。ビルド・プロセスでは、一般的なビルド、パッケージングおよびテスト・フレームワーク(NPM、Maven、Gradle、Ant、JUnit、Selenium、SonarQubeなど)を適用して、CI/CDプロセスを自動化できます。Visual Builder Studioには、Oracle Visual Builder、Oracle Integration、Oracle Databaseなどのプラットフォーム・サービスへのデプロイメントを自動化する宣言的なステップも用意されています。
VB Studioには、DockerおよびプロジェクトのFnイメージのライフサイクルを自動化するステップもサポートされており、DockerイメージをDockerレジストリに公開し、Kubernetes ctlコマンドを使用してデプロイする機能もあります。インフラストラクチャの自動化のために、Visual Builder Studioには、Terraform、PackerおよびHelmのサポートと、OCIコマンドライン・インタフェース(CLI)を使用してスクリプトを実行する機能が含まれています。

ビジュアル・アプリケーションとOracle Cloud Applicationsの拡張機能
Visual Builder Studioには、Visual Builderを使用して開発されたVisual BuilderおよびOracle Fusion Cloud Applications用の特別な機能が含まれています。アプリケーションを作成および変更するためのビジュアル編集環境は、Visual Builder Studioに直接統合され、Gitの深い統合およびOracle Cloud Applicationsモジュールで開発されたビジュアル・アプリケーションおよび拡張のパッケージ化およびデプロイを自動化する機能で拡張されています。アプリケーションからVisual Builder Studioを直接起動して、エンド・ユーザーがアプリケーション内の特定のページをカスタマイズしたり、それらのカスタマイズを公開したりできます。
はじめに
ドキュメント・ページの使用開始に関するリソースが記載されています。チュートリアルとビデオを使用して開発し、開発者コミュニティ・フォーラムで支援を得る方法を学びます。今すぐ試してみて、Visual Builder Studioがチーム開発およびデリバリ・プロセスをどのように改善するかをご確認ください。
