※ 本記事は、Suraj Ramesh による”Disaster Recovery Protection Group Region Map in OCI Full Stack DR“を翻訳したものです。
2023年9月12日
OCI Full Stack Disaster Recovery (FSDR)は、OCIのリージョンとアベイラビリティ・ドメイン間のコンピュート、データベース、アプリケーションを含む、クラウド・リソースのレイヤーを横断する、完全に自動化されたディザスタ・リカバリのオーケストレーションを提供します。本記事では、OCI FSDRの新機能、ディザスタ・リカバリ(DR)保護グループ・リージョン・マップをご紹介します。
DR保護グループは、FSDR 内の災害復旧目的で設計されたグループ化であり、スタック全体を包含します。DR保護グループの地域マップは、OCIのテナント区画内のDR保護グループのグローバルな可用性を、視覚的に表示します。この地域マップには、FSDR のホームページからアクセスするか、DR保護グループ内のリージョン・マップのセクションを選択してアクセスできます。


では、DR保護グループのリージョンマップから得られる情報を具体的にみていきましょう。
- 小さな円または点は、OCIテナント内で特定の区画下でFSDRが有効なリージョンを示しています。
- カーソルをリージョンに近づけると、DR保護グループの概要が表示されます。下の画像では、PhoenixリージョンにおけるDR保護グループの数とその役割を見ることができます。

- DR保護グループがプライマリまたはスタンバイの役割に関連付けられている場合、それらのリージョン間のコネクションが表示されます。これらのコネクションを拡大すると、DR保護グループの詳細を表示できます。リンクをクリックして、DR保護グループの詳細情報にアクセスすることもできます。

- DR保護グループとその関連リンクの可視性は、DR保護グループ間の関連付けが存在するリージョンに限定されます。
- リージョン・マップの下部には、DR保護グループの健全性ステータスが表示されます。健全性ステータスは、以下の詳細に基づいて判断できます。
- Operational : リージョンの円は緑で表示され、すべてのDR保護グループがアクティブな状態であることを示します。
- Alert : リージョンの円は赤で表示され、1 つ以上のDR保護グループが障害または要注意の状態であることを示します。
- No groups: リージョンの円は灰色で表示され、そのリージョンに利用可能なDR保護グループがないことを示します。

- さらに、リージョン・マップの下部にある地域の円に焦点をあてると、DR保護グループのロールに関する情報にアクセスできます。

FSDRのリージョン・マップ機能は、DR保護グループの役割、関連グループ、および健全性ステータスの視覚化を簡素化し、1つの画面で包括的な情報を提供します。
Full Stack Disaster Recoveryの詳細
FSDRの詳細は、次のリソースを参照してください。:
- Full Stack Disaster Recovery 製品ページ
- Full Stack Disaster Recovery 概要資料
- Full Stack Disaster Recovery ドキュメント
- Full Stack Disaster Recovery API Reference Guide
- Hands-on lab
