原文: https://blogs.oracle.com/mysql/introducing-mysql-backup-export-in-mysql-heatwave
MySQL HeatWave の バックアップデータ を、テナンシ内の OCIオブジェクトストレージバケットに直接 エクスポートできる機能を提供することとなりました。これにより、コンソールまたはAPIを通じて、ワンステップでエクスポートされたバックアップを作成できるようになります。このプロセスでは、DBシステムのリソースを使用せずにバックアップから論理ダンプを作成するため、ソースDBシステムへの影響を最小限に抑え、手作業や追加のユーティリティ、エクスポートクエリが不要になります。
エクスポートされたバックアップは MySQL Shell を使って新しい DBシステムに インポートしたり、既存の DB システム に 追加することもできます。また、アナリティクスのために MySQL HeatWave Lakehouse に データをロードする用途にも利用できます。さらに、エクスポートされたバックアップは、バージョン固有のデータ形式に依存せず、データベースの論理構造とデータをキャプチャするため、お客様は必要に応じてMySQL Serverのバージョンをダウングレードまたはアップグレードできます。また、この機能により長期的なバックアップ保存が可能になり、お客様はデータを長期間保持することができます。
バックアップをOCIオブジェクトストレージバケットにエクスポートする機能は、お客様に次のような大きな価値をもたらします:
- コンプライアンスとセキュリティの強化:
バックアップの保持期間を現在の上限である1年以上に延長し、より厳格な規制要件やセキュリティ基準への準拠を確保します。さらに、顧客はデータベース全体を復元することなく、古いバックアップを簡単にエクスポートしてその内容を確認できるため、過去のデータ状態を効率的に検証し、コンプライアンス要件への準拠をサポートします。 - 総所有コスト(TCO)の削減:
履歴データを低コストのストレージにアーカイブすることで、ストレージ費用を削減し、リソースの利用率を最適化します。 - 災害復旧(DR)の強化:
バックアップを別の安全な場所に保管することで事業継続性を確保し、データ損失や破損が発生した場合でも迅速な復旧を可能にします。 - パフォーマンスの最適化:
履歴データをアーカイブすることでプライマリMySQLデータベースの負荷を軽減し、データベース全体のパフォーマンスと応答性を向上させます。 - データインサイトと分析の獲得:
アナリティクス、AI、MLアプリケーション向けに複数のデータベースからデータを統合し、HeatWaveやその他のダウンストリームサービスを活用して高度なデータ分析を行います。
DBシステムバックアップをOCIオブジェクトストレージバケットにエクスポートする方法
- OCIコンソールで、ナビゲーションメニューを開き、データベースを選択します。MySQL HeatWaveの下にあるバックアップをクリックします。
- コンパートメントを選択し、該当するコンパートメント内のDBシステムバックアップにアクセスします。
- バックアップ名をクリックして、バックアップの詳細ページに移動します。
- [アクション]ドロップダウンリストから、バックアップのエクスポートを選択します。

- バックアップのエクスポートパネルで
- オブジェクトストレージ:
エクスポートするバックアップのコンパートメントとバケットを指定し、必要に応じてフォルダ名も指定します。フォルダ名が指定されていない場合、指定されたオブジェクトストレージバケット内にexportbackup<yyyyMMddHHmmss>_<backup_name>という名前のフォルダが自動的に作成されます。データ形式(CSVまたはTSV)を選択します。 - 圧縮:
圧縮はデフォルトで有効になっています。圧縮タイプ(GZIP または ZSTD)とレベルを選択するか、バックアップ圧縮を有効にする をオフにして圧縮を無効にします。 - ネットワーク:
サブネットを選択するには、ネットワーク構成を有効にする をオンにし、VCNコンパートメントとVCNを選択した後、サブネットコンパートメントとサブネットを選択します。別のリージョンからコピーしたバックアップをエクスポートする場合は、現在のリージョン内のサブネットを選択する必要があります。指定がない場合、デフォルトではバックアップ元のDBシステムのサブネットが使用されます。

- オブジェクトストレージ:
- エクスポートをクリックします。
エクスポート操作のキャンセル
この機能を使用すると、進行中のエクスポートバックアップ操作をキャンセルでき、プロセスに対する制御性と柔軟性が向上します。これにより、不要なリソース使用を防ぎ、長時間実行されるエクスポート操作による潜在的な障害を最小限に抑えることができるため、データベースのバックアップおよびエクスポートプロセスをより効率的に管理できます。
進行中のエクスポートバックアップ操作をキャンセルする方法
- バックアップの詳細ページで、ワークリクエストタブをクリックします。このタブには、バックアップに関連付けられたワークリクエストの詳細が表示されます。
- キャンセルしたいEXPORT_BACKUPワークリクエストのアクションメニュー(…)から、操作をキャンセルを選択します。


- もしくは、ワークリクエスト名をクリックしてワークリクエストの詳細ページを開き、操作をキャンセルをクリックすることもできます。

- エクスポートバックアップのキャンセルダイアログボックスで、キャンセル操作を選択します。



まとめ
MySQL HeatWaveサービスのDBシステムバックアップの論理データをOCI Object Storageバケットにエクスポートできるようになり、事業継続性、災害復旧、データ移行、および拡張の面で強化されました。
弊社は、業界をリードする選択肢となるようサービスの強化を続けております。皆様からのご意見・ご要望を心よりお待ちしております。ご提案や詳細情報のご要望は、Oracle Cloud Customer Connect または My Oracle Support までお寄せください。皆様からのフィードバックは、サービスの向上に役立てさせていただきます。
詳細については、バックアップの概要、手動バックアップの作成、バックアップのエクスポート、バックアップのエクスポートのキャンセル、バックアップの詳細の表示、MySQL Shell を使用したインポートをご参照ください。

