この記事は Announcing MySQL Operator for Kubernetes 8.0.32-2.0.8の翻訳版です。
昨年、2022年3月にMySQL Operator for Kubernetesが一般公開されました。そこからいくつかの新機能がオペレーターに追加され、MySQL Server 8.0.32 のリリースとあわせてMySQL Operator for Kubernetes 8.0.32-2.0.8が新しくリリースされています。
MySQL Operator for Kubernetesのゴールは、Kubernetes環境にMySQLデータベースサービスを簡単にデプロイする方法を提供することであり、以下のような機能が含まれています:
- MySQL Server、MySQL Router、MySQL Group Replication、 MySQL InnoDB Clusterを利用した高可用性
- セルフヒーリング: 必要に応じてデータベースメンバーを再ビジョニングすることで、ほとんどの障害シナリオを自動的に回復
- 新しいMySQLバージョンへの自動ローリング・アップグレード
- サーバーおよびルーターのスケールアップ/スケールダウン
- バックアップとリカバリーをサポート
MySQL Enterpriseの機能
MySQL Operator for KubernetesとMySQL Enterprise Serverを使用する場合、自動的に追加機能が利用可能になります。
- MySQL Enterprise Data Masking と MySQL Enterprise Encryption が自動的にインストールされます。
- MySQL Enterprise Keyring がkeyring_file、keyring_encrypted_file、keyring_ociをサポートします。
最近の変更点
- 8.0.30-2.0.6
- 8.0.31-2.0.7
- バックアップの保存先としてOCI Object Storageに次いでAWS S3をサポート
- Kubernetes 1.25 のサポート
- 8.0.32-2.0.8:
- MySQL Enterprise Keyring のkeyring_file、keyring_encrypted_file、keyring_oci をサポート
詳細な情報
MySQL Operator for Kubernetesの最新および過去のリリースのリリースノートは、https://dev.mysql.com/doc/relnotes/mysql-operator/en/news-8-0-32-2.0.8.html に掲載されています。
MySQL Operator for Kubernetes 8.0.32のリリースと同時に、新しい8.0リリースとしてMySQL Server, NDB Cluster, MySQL Connectors, MySQL Shell, MySQL Workbench & MySQL Routerと、メンテナンスリリースとしてMySQL Server 5.7.41 が提供されました。
これらすべてのリリースの前回からの変更点は、https://dev.mysql.com/doc/#current-release-notes から確認できます。
最新版のダウンロードは https://dev.mysql.com/downloads/operator/ から、コードはGitHub上の https://github.com/mysql/mysql-operator でご覧いただけます。

