2026年10月28日、翔泳社より『オラクルマスター教科書 Silver DBA 26ai Oracle AI Database 26ai Administration Associate(試験番号:1Z0-182)』が刊行されます。

ORACLE MASTER試験対策書籍として「黒本」の通称で親しまれる本シリーズ。著者の渡部亮太氏に、本書の特徴や効果的な活用方法について伺いました。

Silver DBA 26ai book

Oracle AI Database 26ai Administration Associate (以下Silver DBA 26ai) 試験 の特徴―黒本著者の視点から

Q1. Silver DBA 26aiでは、Oracle Database 19c対応のOracle Database Administration I (Silver DBA 2019)試験から出題範囲が変更されていますが、黒本著者として、今回の変更をどのように捉えていますか。

SQL分野がSilver SQL 26aiに分離され、試験範囲のボリュームが手ごろになったこと、データベース管理者向けの知識を中心に問われるようになったことをポジティブに評価しています。

また、出題範囲という論点とはずれますが、対象環境がマルチテナントになった点も、今後必要となる知識の習得という観点でポジティブに評価しています。

Q2. 黒本著者の視点から、Silver DBA 26aiはどのような方に向いている資格だと思いますか。また、本書を特にどのような方に活用していただきたいですか。

Silver DBA 26aiは、これからデータベース管理者向けの知識を習得しようとしている方に向いている資格だと考えます。

データベースや、データベースを含むITインフラ全般の管理・導入に携わる仕事をしたい方に、本書で学習してSilver DBA 26aiを取得し、「自身の知識と意欲を他者に証明する手段」として活用いただきたいです。

本書の読みどころと解説の工夫

Q3. 本書で特に力を入れて執筆された章やテーマを教えてください。また、読者の理解を助けるために、解説や構成で工夫された点があれば、具体例とともにご紹介ください。

章で言えば、1章です。1章はリレーショナルデータベースおよびOracleデータベースの役割や仕組みについてのエッセンスをコンパクトにまとめた解説になるように努力しました。

Oracleに代表されるDBMS(データベース管理システム、データベースを管理するためのソフトウェア)は、非常に複雑であり、初学者が解説を一度読むだけで理解することは至難の業です。本書では、重要な内容を繰り返し段階的にレベルを上げながら説明したり、関連トピックを解説している本書内の場所(章、節、項)を示して知識のおさらいをできるようにしたりするなどの工夫を凝らしています。

本書を活用した学習の進め方

Q4. 本書の本文解説、章末の練習問題、巻末の模擬試験をどのような順序で、どのように組み合わせて学習すると効果的でしょうか。問題を解いた後の復習方法も含め、おすすめの活用法を教えてください。

あまりITに関する知識がない方の場合:
まずは本文だけを章立てに従ってとりあえず読むのが良いでしょう。これにより、ぼんやりでもよいのでOracleデータベースについてのイメージを抱けると思いますので、章末の練習問題を解いてみて、不明点について本文をおさらいする形で学習を進めてみてください。

ある程度ITに関する知識がある方の場合:
章末の練習問題に軽く目を通してから本文を読むやり方が良いかもしれません。目的意識を持って本文を読み進められるため、学習を効果的に進められます。

読者へのメッセージ

Q5. これから本書を使ってSilver DBA 26aiの取得を目指す方へ、メッセージをお願いします。

本書には、コーソルの若手エンジニア育成を通じて得られた教育ノウハウが凝縮されています。

学習を始めたばかりの頃は分からないことだらけで大変かもしれませんが、何度も本文解説を読んだり、問題を解いたりするうちに不思議とイメージがわいてきますので、あきらめずにチャレンジし続けてください。

また、試験勉強が苦手な人へのアドバイスですが、試験合格の近道は、本番試験相当の問題を繰り返し解いて理解することです。本書の練習問題と模擬試験を時間の許す限り、繰り返し解いて理解を深めてください。私は、試験に臨む自社の若手エンジニアに対して、「これらの問題を最低でも3回は解くこと!」と指導しています。

ただし、丸暗記はいけません。「自分が本質を理解できているかどうか?」を自分に問うてください。

「自分が本質を理解できているかどうか?」をチェックするには、問題のそれぞれの選択肢について、「なぜこの選択肢は正解なのか?」に加えて、「なぜこの選択肢は不正解なのか?」を自分の言葉で説明できるかどうかが使えます。理解があいまいだと、自分の言葉で説明することはできませんから。

健闘を祈ります!

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書籍情報

オラクルマスター教科書 Silver DBA 26ai Oracle AI Database 26ai Administration Associate(試験番号 1Z0-182)

著者:株式会社コーソル 渡部亮太、伊藤大悟、舛井智行

監修:日本オラクル株式会社

発行:翔泳社

書籍詳細ページ: https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798195919

著者プロフィール

渡部 亮太 (わたべ りょうた)氏

株式会社コーソル

Oracle Database製品サポートに従事したのち、現在は企画/技術広報業務およびコーソル全体の技術力向上活動を行う。講演および執筆実績多数。福岡在住。

日本で6人しかいない Oracle ACE Pro(Oracle Database)の1人。Japan Oracle User Group(JPOUG)代表。ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11g、12c、2019保有。