ORACLE MASTER Platinumは 国内累計取得者数28万人を超えるORACLE MASTER資格の最高峰であり、名実ともにトップレベルのエキスパートとして、実践的な実技試験により認定される資格です。制限時間内に与えられた要件を満たすようにOracle Databaseを構築していく実技試験では、Oracle Databaseに関する広く深い知識、的確な判断、正確で迅速な操作、そして問題解決力が求められます。難関資格ではありますが、それだけに卓越した技術力の証として社内外から認められます。
このORACLE MASTER Platinumの現在配信中の試験が、ORACLE MASTER Platinum DBA 2019実技試験(以下、Platinum 実技試験)と同移行試験です。Oracle Database 12c Release 2からOracle Database 19cの間に導入された新機能も出題され、最新のスキルを持っていることを証明できます。
試験中は製品ドキュメントを参照できますが、インターネットなどは閲覧できませんので、自分一人の力で解決しなければなりません。試験環境は、Linuxを使用するためLinux上での操作に慣れておく必要もあります。また採点は、データディクショナリなどを用いて厳密・厳正に行われますので、要件通りに正確に環境を構築する必要があります。
さて、このPlatinum 実技試験の主要開発メンバーの一人である日本オラクル 野村達也に試験開発のコンセプトについてインタビューしてみました。

日本オラクル株式会社
カスタマーサクセスサービス事業統括
オラクルユニバーシティ 研修部
プリンシパル・インストラクター
野村 達也
ORACLE MASTER Platinum DBA 2019実技試験の開発に携わり、試験監督も務める。
・Platinum 実技試験を開発するときに一番重視したことは何ですか?
重視したことは色々ありますが、一番重要視したこととなると、『継続して学習してきた人が、正当な結果を得られるように』という点を常に念頭に置きながら試験開発を行いました。
Platinum実技試験は、実機を用いた非常に難しい試験となっています。そのため本試験の対策としては実機操作による反復練習が必ず必要となります。
実機操作を行っていると、その過程でエラーが発生したり、理解が難しかったり、うまく操作できない・結果が出ないなどの様々な壁に阻まれたりすると思います。しかしそれらの壁を乗り越えたその先にPlatinum実技試験合格があるとお考えください。裏を返せば、Platinum実技試験の合格は学習の際に発生した困難を乗り越えている証拠でもあり、その努力の結果は現場のあらゆるトラブル解決やミッション・クリティカルな環境の設計や実装において即戦力として貢献できる力の証明にもなるでしょう。
ただ通常のお仕事をこなしつつPlatinum実技試験対策の学習を行うのは、皆さんが思っている以上に大変な労力が必要になるかと思います。そのような背景を考慮し、効率よく試験に向けた対策を行える「ORACLE MASTER Platinum Learning Subscription」を提供しています。
・ORACLE MASTER Platinum Learning Subscriptionの特徴を教えてください。
Platinum実技試験の学習では実機操作が必要不可欠と説明しましたが、その実機環境を簡単に予約して使用できる点が大きな利点です。また試験範囲が非常に広いPlatinum実技試験において、どのように学習に着手していけばいいか、何に重点をおいて学習すれば良いか、という疑問を解消するために、以下の特別コンテンツも搭載しています。
– ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 への道(実技試験用/移行試験用)
– ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 学習のポイント(実技試験用/移行試験用)
この特別コンテンツを活用していただければ膨大な試験範囲を効率よく実機を使いながら学習を進めることができると思います。
本サブスクリプションの活用もご検討いただき、スケジュールをしっかりと立てて合格を勝ち取ってください。
・試験中にマニュアルを参照できるということは、コマンドを覚えていなくても大丈夫なのでしょうか?
操作するコマンド類をすべて暗記するというのは難しいと思いますが、できる限りマニュアルを見なくても実行できるレベルには持って行く必要があります。試験中、どうしても思い出せない際にマニュアルをサッと見て思い出す、あるいは長文のSQL文を構築する際にマニュアルに載っているサンプルを元に構築するといった場合にマニュアルを活用するといいでしょう。
そのためマニュアルの確認においても、「この操作はどのマニュアルに記載されているか?」という点をしっかりと押さえておき、試験本番で、マニュアルの検索に時間がかからないようにする必要があります。
・Windows上のOracle Databaseの管理をしています。Linuxの経験がないのですが、どれくらいLinux操作ができる必要がありますか?
基本的なOSコマンドが使用でき、スムーズにLinuxシステム内のディレクトリの移動やファイルの読み書きなどができる必要があります。そのため実機学習の際にはLinux OS上のOracle Databaseを使用されることをお勧めします。
なお、Platinum実技試験ではLinux OSのシステム管理についての知識は必要とされません。
・試験内容チェックリストの中で、最も差がつきやすいのはどのトピックですか?
差がつきやすい内容でいうと、各トピックともにOracle Database 12c Release 2からOracle Database 19cの間に追加された新機能に関する内容で差が出ていると思います。
Oracle Database 12c Release1から導入されたMultitenant Architectureの知識はどのトピックでも必ず必要で、ここがスタートラインだと考えてください。そしてOracle Database 12c Release 2以降に導入された機能に関して何問か出題されますが、これらの問題を解けるかどうかが合否を分ける重要なポイントの1つだと考えていただくとよいでしょう。
試験内容チェックリストではあまり細かい内容が記載されていませんので、定期的に実施している無償セミナー「【オンライン限定】ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 への道」や11月に開催予定の「試験開発者が語る、Platinum 実技試験 合格のためのキーポイント」セミナー【オンライン】」にご参加いただき情報収集していただければと思います。
まだまだインタビューしたいことは沢山あるのですが、この続きは、野村達也から直接聞いていただきたいと思い、二つの特別なイベントを開催します。
【オンライン限定】「試験開発者が語る、ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 実技試験合格のためのキーポイント」セミナー
日時:
2024年11月13日(水) 15:00-17:00
概要:
ORACLE MASTERの最高峰資格であるORACLE MASTER Platinum実技試験に合格するためのキーポイントを、Platinum実技試験の開発者が解説します。Platinum実技試験当日の進行について全体の流れを紹介しつつ、実際の試験を模した環境で、模擬問題を使用してPlatinum実技試験合格のための学習方法やテクニックについてデモを用いて解説します。
対象:
ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 認定資格取得を目指している方
ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 認定資格試験にご興味をお持ちの方
【オラクル青山センター】「ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 実技試験 体験会」
日時:
2024年12月23日(月) 15:00-18:00
場所:
オラクル青山センター 13階セミナールーム
概要:
ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 実技試験および同移行試験の受験を考えておられる方向けに、ハンズオンの体験会を開催します。ご持参いただいたノートPCから、実際の試験に模した環境に接続していただき、試験に模した課題を実装していただきます。また、試験開発者から課題の実装方法についてデモ形式で解説も行います。実技試験特有の緊張感が漂う中で、試験環境のOS、出題の形式、試験監督の開始や終了の合図などを体験できる貴重なチャンスです。
対象:
ORACLE MASTER Platinum DBA 2019 認定資格取得を目指している方
関連リンク
