木曜日 12 20, 2007

便利ツール dim_STAT の紹介

【概要】
今回はちょっと便利なツールを紹介させていただきます。

皆さんは検証をやるときにいろいろな stat 系のコマンドを使用されると思いますが、取ったデータを加工するのって結構大変ではないですか。
こんな感じで
bash-3.00# iostat 1
   tty        sd1           sd2           sd3           nfs1           cpu
 tin tout kps tps serv  kps tps serv  kps tps serv  kps tps serv   us sy wt id
   0    8  10   0   14    0   0    0    0   0    0    0   0    0    0  0  0 100
   0  707 2057   4   18    0   0    0    0   0    0    0   0    0    3  0  0 97
   0  243 3073   3   22    0   0    0    0   0    0    0   0    0    3  1  0 97
   0  243 2048   2   19    0   0    0    0   0    0    0   0    0    3  0  0 97
   0  243 3072   3   22    0   0    0    0   0    0    0   0    0    3  0  0 97
   0  243 2048   2   34    0   0    0    0   0    0    0   0    0    3  0  0 97
   0  243 3072   3   15    0   0    0    0   0    0    0   0    0    3  0  0 97
   0  243 3080   5   16    0   0    0    0   0    0    0   0    0    3  0  0 97


テキストで抽出したデータをエクセル等に読み込ませてグラフなどを作成しているのではないでしょうか。
その面倒くさい悩みを解消するのが、今回ご紹介させていただきます dim_STAT と言うツールです。

このツールはフランスにいる Sun の社員が開発したものです。
特徴としては各クライアントにエージェントを登録させて、サーバに STAT データを送り込みます。
サーバはそのデータを DB に溜めて一括集中管理をします。
その情報が必要なときにはサーバにアクセスすれば、WEB ブラウザーでグラフィカルに表示させて見ることができます。

イメージとしてはこんな感じです。


ホームページも公開されていますので、興味のある方は一度覗いてみてください。
Dimitri (dim) Tools HOMEPAGE
ここにはツールのバイナリやマニュアルがあります。



【インストール】
では、実際に使ってみましょう。
インストールはいたって簡単で、サーバに本体をインストールし、クライアントにはエージェントインストールするだけです。
対応 OS は Solaris SPARC/x86 と Linux となります。
エージェントは上のものに加えて HP-UX にもあるようです。

まずはサーバへインストールします。
対応する OS の tar 形式のインストールファイルをダウンロードしてきます。
(今回はサーバ SPARC にしましたので dim_STAT-v81.tar をダウンロードします。)

インストール方法はマニュアルにも記載されていますが、実際には以下のようになります。
『サーバインストール』

bash-3.00# tar xvf dim_STAT-v81.tar
x dim_STAT-INSTALL, 0 bytes, 0 テープブロック
.......
x dim_STAT-INSTALL/UNINSTALL.txt, 352 bytes, 1 テープブロック
bash-3.00# ls
dimInst.log       dim_STAT-INSTALL  dim_STAT-v81.tar
bash-3.00# cd dim_STAT-INSTALL
bash-3.00# ls -la
合計 826
....
-rwxr-xr-x   1 1000     100           86  5月  4日 2007年 INSTALL.sh
....
bash-3.00# ./INSTALL.sh

===========================================
\*\* Starting dim_STAT Server INSTALLATION \*\*
===========================================
HOSTNAME: ssc2226
      IP: 22.0.2.6
 DOMAINE:

Is it correct? (y/n): y
....

 User: dim
Group: dim

Is it correct? (y/n): y
....

May I create this USER/GROUP on your host? (y/n): y

======================================
\*\* dim_STAT Directory Configuration \*\*
======================================

\*\* WebX root directory (5MB):
 => /WebX
 => /opt/WebX
 => /etc/WebX

 [/opt/WebX]:

\*\* HOME directory for dim_STAT staff       [/apps]:
\*\* TEMP directory                          [/tmp]:
\*\* HTTP Server Port                        [80]:      <---- ◆ここは注意◆
\*\* DataBase Server Port                    [3306]:            他の Web サービスとバッティング
\*\* Default STAT-service Port               [5000]:            しないようにしてください

==================================================
\*\* Process...
==================================================
=> Host                        : ssc2226
=> IP address                  : 22.0.2.6
=> Domain                      :
=> User                        : dim
=> Group                       : dim
=> WebX root directory         : /opt/WebX
=> HOME directory              : /apps
=> TEMP directory              : /tmp
=> HTTP Server Port            : 80
=> DataBase Server Port        : 3306
=> Default STAT-service Port   : 5000

Is it correct? (y/n): y

\*\* WARNING!!!
....
\*\* INSTALLATION is finished!!!
\*\*
May I create now a dim_STAT-Server start/stop script in /etc/rc\*.d? (y/n): y
\*\* =========================================================================
\*\*   You can start dim_STAT-Server now from /apps/ADMIN:
\*\*
\*\*   # cd /apps/ADMIN
\*\*   # ./dim_STAT-Server start
\*\*
\*\*   and access homepage via Web browser - http://ssc2226:80
\*\*
\*\*   To collect stats from any Solaris-SPARC/x86 or Linux-x86 machines
\*\*   just install & start on them [STAT-service] package...
\*\*
\*\* Enjoy! ;-)
\*\*
\*\* -Dimitri
\*\* =========================================================================

インストールの最後にシステムの起動方法が記述されているのその通りに実行してみます。

bash-3.00#
bash-3.00# cd /apps/ADMIN
bash-3.00# ./dim_STAT-Server start
================[ dim_STAT-Server: start ]================
\*
\* MySQL Database Server
\*
  => Log output  : /apps/mysql/data/mysqld.log.3306
  => Local socket: /apps/mysql/data/mysql.sock.3306
  => Admin Access: root# /apps/mysql/bin/mysql -S /apps/mysql/data/mysql.sock.3306
Starting...
Starting mysqld daemon with databases from /apps/mysql/data
Done.
Starting HTTP server from: /apps/httpd
Done.
================[ dim_STAT-Server: start -- done. ]================
bash-3.00#

これでサーバへのインストールは完了です。


『クライアントインストール』
次にクライアントへのエージェントの登録ですが、そのエージェントはサーバ用のインストールディレクトリの下にあります。

bash-3.00# cd dim_STAT-INSTALL/
bash-3.00# ls -la
....
drwxr-xr-x   2 1000     dim          512  4月 25日 2007年 STAT-service
....
bash-3.00# cd STAT-service/
bash-3.00# ls
STATsrv-HPUX.tar
STATsrv-Lux.tgz
STATsrv-Sol86.pkg
STATsrv-Sol86.tar
STATsrv-src.tgz
STATsrv.pkg
STATsrv.tar
bash-3.00#

このディレクトリにある OS に対応したファイル(pkg or tgz or tar)をそれぞれのクライアントにコピーしてインストールします。(インストール方法はマニュアルにありますので読んでください。)

今回はクライアントも SPARC なので STATsrv.pkg を使用しました。

bash-3.00# pkgadd -d STATsrv.pkg
The following packages are available:
  1  STATsrv     dim_STAT: Solaris STAT-service
                 (sparc) 8.1+

Select package(s) you wish to process (or 'all' to process
all packages). (default: all) [?,??,q]: all

 中のパッケージインスタンス  を処理中です。

dim_STAT: Solaris STAT-service(sparc) 8.1+
by Dimitri KRAVTCHUK, Paris Sun Benchmark Center, FRANCE.
## パッケージ情報を処理中です。
## システム情報を処理中です。
## ディスク領域の要件を確認中です。
## すでにインストール済みのパッケージとの重複を確認中です。
## setuid/setgid を行うプログラムを検査中です。

dim_STAT: Solaris STAT-service を  としてインストール中です。

## 1/1 部分をインストールしています。
/etc/STATsrv/STAT-service
.....
/etc/rc0.d/K10stat-srv <シンボリックリンク> <--- 必要な Script を自動で登録して
/etc/rc1.d/K10stat-srv <シンボリックリンク>      くれるので私は pkg をお勧めします。
/etc/rc2.d/S99stat-srv <シンボリックリンク>
/etc/rcS.d/K10stat-srv <シンボリックリンク>
[ クラス  を検査しています ]

 のインストールに成功しました。
bash-3.00#

これでクライアントへのインストールも完了です。
マニュアルに従ってサービスを起動します。

bash-3.00# /etc/STATsrv/STAT-service start
Start STAT-service...
   port: 5000
   access log: /etc/STATsrv/log/access.log
bash-3.00#

【dim_STAT 起動】
起動は Web ブラウザーから上で設定したポート(80)に対してアクセスします。

dim_STAT起動画面 dim_STAT Top 画面

dim_STAT Main Page の 「welcome」 をクリックしたら右図のような Main ページが表示されます。
これで起動は完了です。この後は、「Start New Collect]で情報を取得するクライアントの登録と取得する項目を設定すれば、「Analyze」で取得データをグラフ化して見ることができます。

【dim_STAT Data View】
クライアント設定時に登録した Interval Time(秒)ごとに取得されたデータは、サーバの DB (MySQL) に溜めて、そのデータを基にグラフ処理して表示させます。
dim_STAT グラフ1 dim_STAT グラフ2


以上で、簡単ですが dim_STAT の概要とインストールについて紹介させていただきました。
設定する項目がいろいろあって、ちょっと面倒くさいところもありますが、マニュアル見れば きちんと記述されています。
このツールの製作者は、もっとツールをより良くしたいと考えています。なので皆さんがどんどん使ってみて気が付いたこと、こうしたら良くなるなど feedback を頂ければ製作者もきっと喜ぶと思いますよ。

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