今回は、今月発表したローエンド X64 サーバ Sun Fire X2270 M2 に関して
少し掘り下げてみます。

まず、Sun Fire X2270 M2 は、今まで販売していた M2 無しの Sun Fire X2270 と
比較して、見た目は右上のロゴが新しく変わっている事以外同じです。全面の 4 つある内蔵ディスク
ベイには、2TB SATA HDD と、 32GB SSD が搭載可能です。

Sun Fire X2270 からの変更ポイントは、まず心臓部の CPU が Intel Xeon 5500 番台 から 5600 番台
になった事です。
サポート CPU 一覧
6 - Core CPU モデル |
Intel Xeon Model X5670 @ 2.93GHz |
Intel Xeon Model X5660 @ 2.8GHz |
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4 - Core CPU モデル |
Intel Xeon Model E5620 @ 2.4GHz |
6 コアモデルの CPU を搭載すると、高さ 1U の筐体で最大 2 ソケット/ 12 コア/ 24 スレッド
の構成が可能です。
さらに、ユニークなポイントとして、Sun Fire X2270 M2 は、ラックマウント型
サーバでは初めて
フラッシュモジュールが 2 枚挿入でるようになりました。

このフラッシュモジュールは、一見、メモリモジュールのように見えますが、インストール
すると OS からは 24GB 容量の SATA I/F Disk として認識され、IOPS 性能に優れた
ストレージデバイスとして使用できます。
(ちなみに、このフラッシュモジュールは、F5100 でも使用されております。)
I/O 性能が求められるストレージ領域に対して、サーバ全面のディスクスロットに SSD を
挿入するのも
よいですが、フラッシュモジュールはディスクスロットのトレードオフ
無しに高速 I/O デバイスを使用できるメリットがあります。
詳細な情報は、下記を参照下さい。
"Sun Fire X2270 M2 Server Architecture"
http://www.oracle.com/us/products/servers-storage/servers/x86/sun-fire-x2270-m2-wp-070254.pdf
(参考情報)
過去の 「やっぱり Sun がスキ!」blog 記事一覧はこちらを参照下さい。
http://wikis.sun.com/display/yappri/Home