セキュリティ、スピード、シンプルを掲げ Oracle Solaris 11.3 をリリース。Solaris Zone の動的構成変更や読み込みのみに徹する Solaris Zone 環境を non-global zone から global zone へ拡張、Solaris Kernel Zones では暗号化されたパスによるライブマイグレーションをサポート。 仮想環境のセキュリティコンプライアンスを維持するためのカスタマイズ可能な評価機能、提供する全てのカーネルモジュールを証明書で管理することで不正な書き換えを検知した際にブートを抑制する Verified boot などをサポート。 SPARC M7 プロセッサと組み合わせによりメモリアドレスへの不正なアクセスを即座に検知が可能となる Silicon Secured Memory (SSM)のサポート。 これらの機能を OpenStack と組み合わせることで、OS とハードウェアを連携させたセキュアな環境を構築することが可能です。 (もっとあるけど、書き切れない
Solaris に冗長化機能を付加する Solaris Cluster 4.3 を同時にリリース。Cluster Manager GUI の強化、Zone を Zone Cluster へインポート可能となり、HA data service for zones では Kernel Zones の Live Migration と共有ストレージ上への Zones の配置を自動化する ZOSS (Zones on Shared Storage) など、Solaris Zones の機能サポートを強化。 また、Link Aggregation (IEEE802.3ad) や DLMP (Datalink Multipath) を public network でサポート。 Disaster Recovery Service を提供する Geographic Editon では Oracle Solaris ZFS Snapshot Replication, Oracle GoldenGate Replication をサポート。 さらに OpenStack for Solaris に Solaris Cluster を加えることにより HA OpenStack 環境を実現することが可能です。
すでに提供済みとなる Oracle Solaris 12.4 では SPARC M7 プロセッサのパフォーマンスを最大限に引き出すだけではなく、Seculity in Silicon で実現される Silicon Secured Memory (Appliacation Data Integrity - ADI) をサポートするために拡張された Code Analyzer を強化するなどの機能拡張を Solaris Studio 12.4, 4/15 Platform Specific Enhancement (PSE)として提供。詳細は MOS Doc ID 1578240.1 にて。