Sun Storage 7000 iSCSI 設定方法のご紹介

はじめに
今回は、Sun Storage 7000 シリーズ(以下 SS7000) の最新ソフトウェアで、基本的な iSCSI の設定方法についてご紹介いたします。

SS7000 の iSCSI 機能は 2009.Q3 で一新され、2010.Q1 で機能拡張がなされています。 以下は、リリースノートからの抜粋になります。詳細についてご興味がある方は、リリースノートやマニュアルをご確認いただければと思います。

2009.Q3
 Enhanced iSCSI support
  iSCSI management has been enhanced for fine-grained control over target groups 
  and to support multiple LUNs per target. These enhancements have  changed the 
  management model for iSCSI LUNs and older configurations will not be migrated.
  In previous releases, each iSCSI LUN was assigned its own target, and all targets  
  were exported over all network interfaces. In this release, no  targets are created 
  by default. Administrators must define targets and target groups and then assign
  LUNs to those groups. These operations are  described in the appliance documentation. 
  LUNs created on earlier releases will be unavailable to iSCSI clients until this 
  configuration update is  performed.
  Target and initiator groups can be configured on the Configuration -> SAN screen. 
  LUNs continue to be managed on the Shares screen.
2010.Q1
 Multi-interface iSCSI targets
  iSCSI targets may now be optionally associated with multiple interfaces, allowing 
  for better integration with some multipath initiators.

では、本題に入ります。

まず、今回使用した環境についてですが、SS7000 側の設定方法を確認する事を目的としたため、実機ではなく次のような環境を使いました。

SS7000 VirtualBox 上の SS7000 シミュレータ
ソフトウェアバージョン 2010.Q1 (2010.02.09.0.0,1-1.9)
Client Windows XP Professional SP3,
Microsoft iSCSI Initiator 2.0

次に、大まかな設定の流れですが、おおよそ次のような設定をすれば Client で iSCSI LUN が使えるようになります。
  1. SS7000 : iSCSI サービス起動確認
  2. SS7000 : iSCSI ターゲットの登録
  3. SS7000 : iSCSI イニシエータの登録と LUN 作成
  4. SS7000 : 作成された LUN の確認
  5. Client : iSCSI LUN の認識とファイルシステムの作成
それでは上記の流れで設定方法を見ていきたいと思います。
  1. SS7000 : iSCSI サービス起動確認
    SS7000 で iSCSI の設定をする場合、まず始めに iSCSI サービスが起動されているかを確認しておきます。Configuration -> SERVICES で確認が可能で、下記画面例では Online になっていることが確認出来ます。また、ここでは iSCSI サービスで設定できるプロパティの確認も可能です。今回は環境が用意出来ないので設定はしませんが、ネームサービスとして iSNS サーバや認証システムとして RADIUS サーバを指定出来るようになっています。



  2. SS7000 : iSCSI ターゲットの登録
    ターゲットの登録は、Configuration -> SAN の Targets タブ(画面右上)から行います。登録に最低限必要な情報は、TargetIQN につける Alias 名と LUN をエキスポートする NIC になります。
    さらに、登録したターゲットを iSCSI Target Groups に設定します。この iSCSI Target Groups は、後に LUN を割り当てる際に使用されます。
    下記の画面例は、3 つのターゲットを作成した例と iSCSI ターゲット "tgt-grp0" の設定確認画面になります。tgt-grp0 の Target IQN はターゲット登録時に自動的に割り当てることが可能になっており、今回は自動割り当てをしてみました。





  3. SS7000 : iSCSI イニシエータの登録と LUN 作成
    イニシエータの登録は、Configuration -> SAN の Initiators タブ(画面右上)から行います。登録に最低限必要な情報は、Initiator IQN とそれにつける Alias 名になります。Initiator IQN は Client 側で確認する必要があります。
    下記の画面例では、新規のイニシエータ登録画面になります。



    イニシエータ登録後、それを iSCSI Initiator Groups に登録し、この iSCSI Initiator Groups と先に設定した iSCSI Target Groups に LUN を作成し割り当てていきます。LUN の作成は、登録したイニシエータグループの右側のアイコンから実行します。





  4. SS7000 : 作成された LUN の確認
    作成された LUN の確認は、Shares メニューの LUN タブで確認することができます。



  5. Client : iSCSI LUN の認識とファイルシステムの作成
    ここまで設定が終われば、あとは Client (イニシエータ)側の作業になります。
    下記は Microsoft iSCSI Initiator 2.0 の画面ですが、下 2 桁が e4 の iSCSI ターゲットにログオンした状態���す。最初の iSCSI ターゲットを登録した画面で確認できますが、この iSCSI ターゲットは tgt-grp0 で、今回ここには 3 つの 10MB LUN を割り当てておきました。



    iSCSI LUN が正しく認識されれば、Windows なら ディスクの管理 画面から LUN 上にファイルシステムを構築等してあげれば使えるようになります。



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