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An Oracle blog about WebLogic Channel

使って見ようWLST

WebLogic勉強会 通信

WebLogic Serverファンの皆様、こんにちは、WebLogic Server勉強会通信です。

7月23日に開催された「第38回WebLogic Server勉強会@東京」の前半の「使ってみようWLST」(日本オラクル オラクルユニバーシティ 岡田 大輔)セッションをレポートします。WLST(WebLogic Scripting Tool)はWebLogic Serverシステム管理者オペレータが運用管理業務で有用なツールです。初心者向けにWLSTの基礎からTIPSや注意点などを岡田さんが解説しました。ぜひ、WLSTをマスターしてアプリケーションのデプロイや監視、運用管理に活用し、効率の良いシステム監視・管理を実践してください。(日本オラクル Fusion Middleware事業統括本部 佐々木 政和)

WLSTとは


WebLogic Scripting Toolの略でWebLogic ドメインの作成、管理、監視に使用できるコマンドライン・スクリプト環境です。
WebLogic Server 9.x以降から提供されています。この環境は、Javaのスクリプト・インタプリタであるJythonをベースにしています。
WLSTでは、ローカル変数、条件変数、フロー制御文など、標準のJython機能に加え、WebLogic Serverに固有の一連のスクリプト機能(コマンド)を使用できます。WLSTはJythonの言語構文に従って個々のニーズにあわせて拡張できます。

WLSTのオンライン使用


WLSTを使用して実行中の管理サーバに接続し、アクティブなWebLogicドメインの構成の管理、ドメイン内のリソースに関するパフォーマンス・データの参照、またはセキュリティ・データの管理(ユーザの追加、削除など)を実行できます。
(WLSTを使用して管理対象サーバにも接続できますが、管理対象サーバの構成データは変更できません。)
WLSTオンラインはJava Management Extensions (JMX)クライアントとして動作します。JMXクライアントは、リソース用に管理インタフェースを使用しながら管理対象Bean (MBean)のサーバのメモリー内コレクションと対話します。

WLSTのオフライン使用


WLSTは、実行中のWebLogic Serverインスタンスに接続せずに、ドメイン・テンプレートの作成、既存のテンプレートに基づいた新しいドメインの作成、または既存のアクティブでないドメインの拡張を実行できます。一点注意点があります。オフラインによる編集は、実行中のサーバによって無視されるので、WLSTオンラインやWebLogic Server管理コンソールなどのJMXクライアントによって上書きされる場合がありますので、アクティブなWebLogicドメインの構成を管理する際にはWLSTオフラインを使用しないことをお薦めします。

対話モード、スクリプト・モードおよび組込みモード

対話モード


対話モードは、コマンド・ライン・プロンプトにWLSTコマンドを入力しレスポンスが表示される実行方法です。対話モードは、スクリプトを構築する前にツールについて学習したり、コマンド構文を試作したり、構成オプションを確認したりするのに役立ちます。対話形式によるWLSTの使用は、特に構成に重要な変更を加えた後、即座にフィードバックを取得するのに有用です。

スクリプト・モード


拡張子.pyの付いたテキスト・ファイル(たとえば、filename.py)にWLSTコマンドを記述して、ユーザからの入力を必要とすることなく、WLSTコマンドのシーケンスを呼び出す実行方法です。スクリプト・ファイルをJythonコマンドと共に使用してスクリプトを実行します。

組込みモード


組込みモードでは、Javaコード内でWLSTインタプリタをインスタンス化し、それを使ってWLSTコマンドおよびスクリプトを実行します。対話モードおよびスクリプト・モードで使用するWLSTコマンドおよび変数はすべて、組込みモードで実行可能です。

WLSTとMBean


WebLogic Serverのリソース(構成情報、監視情報)はJMX(Java Management Extension)ベースで管理されています。JMX管理対象オブジェクトを管理対象Bean(MBean)と呼びます。

MBeanの理解が重要


MBeanを理解するためには、属性や階層関係を把握しておく必要があります。MBeanの属性や階層関係は、製品ドキュメントなどを参照してください。有効利用のためにはどこに情報があるのかを把握して置くことが不可欠になります。

WLST操作の基本的な流れ


① サーバに接続

② 操作目的に応じてツリー(MBeanサーバ)を移動

③ 目的のコマンドを実行

- ロックして編集

- 管理対象サーバー作成

- 保存

- アクティブ化

WLSTコマンド


制御・参照・情報に関数WLSTコマンドを下図のとおり。編集、ライフサイクル、ノードマネージャ、デプロイメントに関するWLSTコマンドは資料を参照ください。

TIPSとMBeanの調べ方


TIPSとして「管理ポートを使用する場合のWLST接続」の説明がありました。管理ポートを有効化した場合、全ての管理トラフィックは管理ポート(SSL)を経由してアクセスする必要があります。また、コマンドラインツールでSSL接続を行う場合は起動オプションでキーストアを指定する必要があります。詳細は資料参照ください。MBeanの調べ方として、WLST lsコマンド、WLST findコマンド、JRockit Mission Control、config.xmlから推測する方法、監視ダッシュボード、WebLogic Server MBean Referenceを活用する方法の紹介がありました。

まとめ

WLSTスクリプティングは定型化された管理タスクを実行する際に効果を発揮します。
セッションの中で紹介された「ロックしているユーザを確認」、
「ThreadPoolRuntimeMBeanの監視」、
「JMSリソースの作成」でWLSTの活用方法を復習してください。

また、下記のサンプルスクリプトも参考になると思います。

  •  ■WLST オンラインサンプル

      $WL_HOME/samples/server/examples/src/examples/wlst/online
  •  ■WLSTオフラインサンプル

      $WL_HOME/common/templates/scripts/wlst



管理コンソールのスクリプト記録機能で作成されるスクリプトファイルも実践的なスクリプトの良い参考になるでしょう。
今回の資料


「使ってみようWLST」

を参考にして、効率の良いシステム監視・管理をおこなうために
WLSTをマスターし活用していただければ幸いです。

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