X

An Oracle blog about WebLogic Channel

「WebLogic Serverの動的クラスタ」と「Oracle Coherence概要」レポート

WebLogic勉強会 通信

WebLogic Serverファンの皆様、こんにちは、WebLogic Server勉強会通信です。

9月26日に開催された「第40回WebLogic Server勉強会@東京」をレポートします。前半は岡田さんがクラスタの概要とWebLogic Server 12.1.2の新機能の動的クラスタを解説しました。「WebLogic Serverクラスタリングの勘所」(日本オラクル 岡田 大輔)。次は松林さんがオラクルのインメモリデータグリッド製品のOracle Coherenceの概要を説明しました。「Oracle Coherence Oracle WebLogic Server との親和性」(日本オラクル 松林 晶)。最後は、「お悩み相談室」です。それぞれの注目点をまとめて見ました。なお、次回はOracle Days Tokyo 2013の会場で開催する「スペシャル版」です。ご参加お待ちしています。(日本オラクル Fusion Middleware事業統括本部 佐々木 政和)

WebLogic Serverクラスタリングの勘所

WebLogic Serverでは複数の「サーバ」(WebLogic Serverのインスタンス)の
論理的なグループをクラスタと言います。
各サーバ上にデプロイされたアプリケーション・サービスを論理的に同じグループで
扱うことができるので、拡張性・高可用性に優れたアプリケーション構築が可能です。
また、クライアントはどこのサーバ上のサービスにリクエストを送信するか意識する
必要はありません。クラスタが複数のサーバを協調動作させながら適切なサーバで
処理を行います。クライアントからはあくまで一つのサーバにリクエストを送信する
ように見えます。

クラスタの目的

クラスタの目的は次の2つです。

  • 負荷分散 … クラスタメンバにリクエストを均等に分配
  • フェイルオーバ … 障害発生時も処理を別のクラスタメンバで継続する
  • WebLogic Serverでは、クラスタ対応のアプリケーションサービスが決まっています。
    下図を参照してください。

    動的クラスタとは

    WebLogic Server 12.1.2から登場した新機能です。
    サーバテンプレートを基にサーバを動的に構成することでスケールアウト構成を容易に
    実現できるようになりました。これまでは、クラスタメンバのサーバの構成を個々に設定する必要があり
    ましたが、動的クラスタは、サーバーの設定をテンプレート化できる(サーバテンプレート)ので、
    管理対象サーバが多数あるドメインでは設定を効率化できます。事前に設定した最大数まで
    クラスタメンバ数の増減が可能です。

    詳細は「WebLogic Serverクラスタリングの勘所」(日本オラクル 岡田 大輔)資料をご覧ください。

    Oracle Coherence Oracle WebLogic Server との親和性

    松林さんが、WebLogic Server勉強会で初登場のOracle Coherencenoの概要と
    Coherence*WebとManaged Coherence Serversを解説しました。

    Oracle Coherenceはインメモリーデータグリッド製品に属し、
    データを複数サーバのメモリに分散してキャッシュする機能を
    提供します。複数サーバに渡る分散KVSにより、
    分散データの可用性向上、サーバの動的な追加・縮退に対する自動リバランス機能があります。
    また、様々なデータ処理機能を提供します。
    例えば、データの存在する場所(JVM)で処理を実行する仕組みがあるので
    無駄なデータ送受信を行いません、また、データの分散に沿ったパラレル処理が可能です。
    さらに、データストア連携として、外部データソース(RDBMS)とキャッシュデータを自動的
    に連携できます。キャッシュの更新処理のタイミングは、同期書き込み(デフォルト)、
    非同期書き込みの選択が可能です。フィルタによる条件指定でリスンする対象データの絞込み
    を行うことで、データの変更時にリスナーにイベントが通知される仕組みも提供されます。

    データ処理用にはSQLを使用するRDBMSとは異なり、
    KVS(Key(キー)とValue(値)のシンプルなデータ構造をストアする仕組み)
    を使用します。キャッシュデータは、Coherenceが提供するシリアライズ/デシリアライズの仕組み
    のPortable Object Format(POF)です。Java標準(java.io.Serialize)より、
    シリアライズ後のサイズを小さくすることが可能です。

    詳細は「Oracle Coherence Oracle WebLogic Server との親和性」(日本オラクル 松林 晶)資料をご覧ください。

    お悩み相談室

    質問

    WLSTコマンドで、管理対象サーバの設定を一括して取得するには、
    どのようにすればいいでしょうか?
    複数の管理対象サーバで設定の差異を確認したいのですが、
    ls()やls('a')ではすべての情報を拾いきれず、
    結局は管理コンソールで目視確認しています。

    ですがこの方法だと
    "意図しない設定変更をしていない"ことが確認できないため、
    できれば、「設定一覧をファイル出力し、diffで差分を確認したい」
    と考えております。

    回答


    WLSTなどで管理サーバに接続して、そこでドメインの情報を取得する方法があります。
    オフラインの例としてちょうどいい例が下記のサイトにありますのでご紹介します。
    仕組みはドメインのコンフィグレーションをチェックする方法で、その結果を
    HTMLで成形した形式で出力します。その中から必要なものを取り出す方法があります。

    参考サイト[WLS] WLST Offline Script to Create Summary of WebLogic Domain



    それから、意図しない設定変更がされていないことを確認したい、ということであれば、
    構成ファイルのアーカイブを活用できます。
    構成ファイルのバックアップ・コピーを作成するようにOracle WebLogic Serverを構成できます。
    そうすることで、構成の変更を元に戻す必要がある場合や、万一構成ファイルが破損した場合に、
    回復しやすくなります。管理サーバーは起動時に、構成ファイルを含むconfig-booted.jarというJARファイルを保存します。
    構成ファイルを変更すると、古いファイルはドメイン・ディレクトリの下のconfigArchiveディレクトリ内で、
    連続番号の付いた名前のJARファイル(config-1.jarなど)に保存されます。
    それを解凍して現在のアーカイブと比較して違いがあるか比較する方法です。

    WebLogic Serverのここが知りたい! WebLogic Server勉強会@Oracle Days 2013

    次回の勉強会は特別版です!2013年10月23日 18:00 ~ 19:30 Oracle Days Tokyo 2013 D2-JV-2セッション 会場:ウェスティン東京[恵比寿]

    概要

    WebLogic Server勉強会は、毎回WebLogic Server、JVM、Java EEに関する技術的なテーマを取り上げています。目的は参加者のスキルアップで、これまで40回以上継続しています。
    今回、現場の体験をもとにWebLogic Server勉強会講師陣がアプリケーション開発者・管理者が陥りやすい点を披露し注意点や解決案を解説します。チューニングやトラブルシューティングのTIPS、データベース連携、スレッドダンプ分析など実践情報が満載です。
    WebLogic Serverに限らず、Javaアプリケーション開発者であれば現場で参考になること、ヒントがたくさんあるでしょう。ぜひ、この機会にWebLogic Serverのディープな世界へ。

    次回の参加申し込み受付中!


    申し込みは、
    Oracle Days Tokyo 2013申し込みページからお願いします。



    Be the first to comment

    Comments ( 0 )
    Please enter your name.Please provide a valid email address.Please enter a comment.CAPTCHA challenge response provided was incorrect. Please try again.