Friday May 23, 2008

LinkedIn の 「ザ・クラウド」

The LinkedIn Blog に, 彼らが JavaOne で発表したときのスライドが置いてあった.

ひとつ目のスライドの #19, #20 に, LinkedIn の The Cloud (ユーザのネットワーク, いわゆる 「ソーシャル・グラフ」) のアーキテクチャの紹介が載っている. 別のエントリ (Via: High Scalability) と併せて想像すると, おおよそこんな感じ:

  • グラフの規模は 2,200 万ノード (ユーザ), 1 億 2,000 万エッジ (リンク)
  • グラフは, リレーショナル・データベースではなく, すべてをメモリ上に展開 (12 GB JVM ヒープ. C++ によって実装したメモリ・キャッシュに JNI 経由でアクセス) して管理
  • このグラフ管理サーバ (「クラウド・サーバ」) を 40 台運用し, ユーザ・セッション単位でスティッキーに負荷分散
  • グラフの基となるコネクション情報はデータベースに格納されている. これに変化があったときにデータベースから出力されるトランザクション・ログを, 各 「クラウド・サーバ」 が取り込み, メモリ上のグラフを更新
  • あるユーザとあるユーザがどのようなパスで (誰を介して) 結ばれているかの探索 (findRoute(m1, m2)) は, 両方のユーザを起点として実行

これってまさに high-performance computing to interpolate and interrogate the social graph (日本語訳記事) を地でいってるわけで, なかなか興味深い.

Slides #16, #19 and #20
LinkedIn - A Professional Network built with Java Technologies and Agile Practices

Wednesday Oct 24, 2007

Dopplr 100

現在プライベート・ベータな Dopplr (ご参考) だけど, Dopplr 100 にノミネートされている企業・組織 (たぶん Fortune 500 とは関係ない) のメール・アドレスを持っている人であれば, だれでも招待状をゲットすることができる (via Superpatterns). 日本企業だと博報堂MUJI (US のみ?) が対象.

Do you have an email address from an organisation in the Dopplr 100 listed below? Then we'd like to send you an invitation you to join Dopplr straight away.
Dopplr 100 - DOPPLR

たしか Facebook も, それが大学専用だったころに一部の企業限定で招待状を出してたけど (Sun も対象になってて, そのときにぼくもアカウント作った), こういう 「利用させたい企業や組織を勝手に選んで (IdM 的に言うと, Service Provider が Enterprise Identity Provider を一方的に信頼して) プライベート・ベータに招待」 って, 日本のサービスではあまり目にしないような気がする. なんでだろ.

さておき, Sun と IBM のどちらが多く参加するか競争してるらしい. でも, 社員数でいったら圧倒的に不利だよなあ... まあ, @sun.com のメール・アドレスを持ってる人はとりあえずどうぞ.

Friday Sep 21, 2007

工事中 2.0

OAuth のサイトに貼ってあるこのアニメーション GIF, ステキすぎる.

OAuth Coming Soon

でもなんか見てるうちに, 昔遊んでた PC-8801 版のロードランナー (もしくはファンキーモンキー) の記憶がよみがえってきた...

Thursday Jun 14, 2007

オブジェクトはネットワークに流せない. 流せるのはメッセージだけだ

昨日開かれた社内セミナーにて, Tim Bray に 「Sun もこれまで相当投資してきた 『重い Web サービス』 についてどう思う?」 という質問をしてみたんだけど, その返答の中で出てきたのが表題の言葉 (微妙に表現違うかも). 個人的にかなり腑に落ちた. それと, 「Sun もここ 15 年くらいかけて (含 CORBA), ようやくそのことを教訓として得たんだよ (← このへんも意訳)」 とコメントしてたのにも, かなりグッときた.

ご参考:

Since programming frameworks had always been about APIs and Object Models, the first wave of attempts to build network frameworks, logically enough, tried to extend those things across the network. It didn't work that well: those frameworks were hard to understand and hard to implement and interoperability suffered.
ongoing - Styles: Beyond WS and REST

(HTTP) forces you to think about the messages and how you exchange them. There's no pretense that Remote Procedures are being called, or Object Models are being shared; ...
ongoing - REST, as in Take It Easy

P.S. 別の打ち合わせを欠席して参加した甲斐がありました. 前日に 「お前そんなミーティングなんかサボって, 絶対こっち出ろよ」 と誘ってくれた藤井さん, どーもです.

Friday Feb 16, 2007

http://www.sun.com/ が blogs.sun.com の新着エントリを表示

いつからかはわからないけど, sun.com のホーム・ページが blogs.sun.com をアグリゲートするようになってた. 下の Participate のわきにある, 右向き三角アイコンを一度クリックするとアクセス数上位のブログ一覧が, さらにもう一度クリックすると新着エントリの題名が表示される. (いまみたら hiroa ブログの 「自己紹介的なところ」 が載ってた. アクセス数増えた? > hiroa)

それにしても, まさか会社のトップ・ページに Employee-Generated Content をもってくるとは...

Thursday Nov 16, 2006

サービス提供者を引き込むためのアイデンティティ・プロバイダの条件

b.s.c.Web 2.0 Summitまとめがあがってた. 分量は多いけど, トピックの一つひとつが簡潔にまとめられてて非常に読みやすい.

個人的に興味をひいたのはやっぱりアイデンティティねた. Yahoo! の BBAuth について API をインターネットに公開し, みんなの好きなように使わせてみよう だとか まず連携機能を提供して, それから商売につなげよう だとかっていう考え方はもちろん理解できる. けど, それが成り立つのは Yahoo! が圧倒的な数のユーザ・アカウント (登録ユーザが 5 億人) をもってるからだよなー. サービス・プロバイダからしてみれば, そのユーザのごく一部 (0.01% だったとしても 5 万人) でも自分のサービスに引きこむことで, じゅうぶん商売としてイケると見込むところもあるだろう.

ただそうすると, その Yahoo! の 1/100, 1/1000 くらいのユーザ・ベースしかなくて, しかし Yahoo! と同様にユーザ構成に特徴のないところが提供する独自認証 API には, はたしてどういう価値があるのだろうか? たとえばはてな認証APIJugemKey を使って引き合いを増やしたいと思うサービス提供者って, どういうとこだろう? ぼくにはちょっと思いつかないんだけど...

結局アイデンティティ情報の大元となる主体 (アイデンティティ・プロバイダ) は, 抱えているアイデンティティの量か質のどちらかが突き抜けていないと, (ユーザを引き込もうと画策してる) サービス提供者に対して訴求することは難しい. Yahoo! はまぎれもなく前者の典型だし, あとは銀行や通信事業者, 行政機関とかも候補に挙がるだろう.

後者は顧客のセグメンテーションがはっきりしてることが条件. たとえばプライベート・バンキングだとかサービス・アパートメントをやってるところがアイデンティティ・プロバイダ業務をはじめたら, そことつながりたいと思うサービス提供者はきっと山のようにいるはずだ. ただそういうところがゼロから認証 API を設計するのはきっと難しい (というか, 割に合わない). そうするとやっぱりすでにある標準仕様やベスト・プラクティスに乗るのが手っ取り早いわけで, Liberty Alliance はもしかしたらこういうところにもウケるのかもなー, と想像してみたり.

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