金曜日 11 01, 2013

[Get Proactive!] Oracle Service Tools Bundle (STB) を利用しハードウェア製品のトラブルシューティングの効率を上げる

「ハードウェア障害に起因するシステム・リセットが発生した」
「オペレーティング・システムが不整合を検出したために、システム・パニックが発生した」
「オペレーティング・システムの資源が足りなくなったために、システム・ハングが発生した」

もし、Solarisオペレーティング・システムが、これらの種類に該当する障害を検出した場合、最悪の場合、システム停止にまで至ります。

ハードウェア障害の復旧では、先ず最初に、そのエラーの種類から、どのコンポーネントで障害が発生したか、または、オレンジ色に点灯している LED があるかどうか、などの情報が必要となります。 ところが、不幸にしてファームウェアにLED を不正に点灯させるバグが存在していたりすると、状況を正しく把握することすら難しくなってしまいます。

また、LEDが正常に機能していたとしても、複数のコンポーネント間で複合的に障害が発生している場合、全体の状況を正しく把握するだけでなく、根本原因を特定するために、個々のコンポーネント毎の情報も正確かつ漏れなく収集しなければなりません。
全体状況の把握と、個々のコンポーネント毎の詳細な情報の収集無くしては、短時間での解決が困難になるだけでなく、障害の根本原因の特定も難しくなるため、結果として修理そのものが部分的な改善にとどまってしまう恐れがあります。

そこで、オラクル・サポートは、全体の状況の把握と、個々のコンポーネント毎の情報の収集を同時に遂行できるだけでなく、障害の初期診断を行う機能も兼ね備えたツールとして、Oracle Service Tools Bundle (STB) のご利用を強くお勧めしたいと思います。

このパッケージには、以下のツール群が含まれています。

  • Oracle Explorer Data Collector
  • Oracle Remote Diagnostic Agent (RDA)
  • Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT)

 

Oracle Explorer Data Collector - ハードウェア製品およびSolarisオペレーティング・システムの障害調査に必要な情報を収集

Oracle Explorer Data Collectorは、診断データ収集ツールです。 このツールは、ハードウェア、ストレージ、ネットワーク、オペレーティング・システム、システム構成に関するデータを収集すると共に、障害の診断においても最も重要なログ・ファイルとエラー・メッセージのデータを収集します。

初期調査段階において、十分な情報が揃っているか否かは、サービス・リクエスト解決までの時間を大きく左右します。 是非、サービス・リクエストをオープンする際に、収集されたデータの出力ファイルをご送付下さい。

ツールの インストールやデータ採取の方法は、以下のドキュメントに書かれていますので、これらを参考に、今すぐご利用を開始して下さい。

Oracle Services Tools Bundle (STB) - RDA/Explorer, SNEEP, ACT - 日本語 (Doc ID 1496381.1)

Oracle Explorer Data Collectorの実装のベスト・プラクティス (Doc ID 1571154.1)

注意: このソフトウェアはオペレーティング・システムが起動している間にデータ採取しますので、ハングした状態やパニック・ダウンした後に再起動しなかった場合には採取でき ません。そのような場合は、オラクル・サポートのエンジニアの提案に従って、別の方法で必要な情報を採取します。

 

Oracle Remote Diagnostic Agent (RDA) - Solaris 以外のオペレーティング・システムでの診断情報を収集

MacOS、UNIX、VMS、Windowsにおいては、Oracle Remote Diagnostic Agent (RDA) ソフトウェアを用いて診断を行う事ができます。 Oracle Remote Diagnostic Agent (RDA)は、perlプログラム言語で記述された診断ツールですので、Perlが対応するプラットフォームであれば、どのプラットフォームでもご利用いただけます。

Oracle Remote Diagnostic Agent (RDA) については、詳しくは以下のドキュメントをご覧下さい。

Remote Diagnostic Agent (RDA) - Getting Started (Doc ID 314422.1)

なお、Solaris オペレーティング・システムでは、RDAではなく、Oracle Explorer Data Collectorをご利用下さい。

 

Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT) - kernel core dump を読み取りそのサマリを自動生成

システム・パニックやシステム・ハングの場合は、オラクル・サポートに知らせてどのようにシステムを立ち上げるか問い合わせを行います。 その際、kernel coreの採取を依頼されることがあります。

Solaris[TM]オペレーティング・システム: x86またはx64システムでカーネル・コア・ダンプを強制的に出力する方法 (Doc ID 1515734.1)

オラクル・サポートによる障害解析では、kernel core dumpそのものが役立ちますが、お客様がkernel core dumpの中身を読み解くことは難しく、また、ファイル・サイズ自体も非常に大きくなりがちです。 そのため、kernel core dumpに吐き出された情報自動的に読み取り、そのサマリを文字情報として出力するためのツールとして、 Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT) が Services Tools Bundle (STB) にバンドルされています。

お客様は、その出力されたサマリをご確認いただくことで、障害の初期診断を行えるだけでなく、サマリのファイル・サイズが比較的小さい利点を活かし、kernel core dump のオラクル・サポートへのアップロードに先立ち、Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT) の出力をオラクル・サポートへお送りいただくことも可能です。

Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT)についは、詳しくは、

Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT) - 日本語 (Doc ID 1596529.1)

をご覧下さい。

火曜日 10 01, 2013

[Get Proactive!] インシデント・パッケージでトラブル・シューティング! ~初動調査の効率を大幅アップ~

トラブル発生時に適切な初動調査を実施することは、問題の早期解決に非常に重要です。
初動調査の効率を大幅アップさせるために利用可能なインシデント・パッケージをご紹介します。

トラブルの初動調査に時間がかかる一つの要因

データベース運用中に発生した特定のエラーの調査を行うためには、トレース・ファイルの中身を解析して原因を絞り込み、 関連事例との合致性を分析するなどして解決策を見つけ出す必要があります。ところが、以下のような要因によって調査の開始までに多くの時間と労力が発生してしまうことがしばしばあります。

  • 調査に必要なログが判断できない(ログの場所が分からない、ログが多く必要なファイルが分からない、など)
  • 必要と思われるログをサポートに送っても、情報が不足していると言われる
  • 必要なログをサポートに送付するのに、何度もやり取りが発生してしまう

トラブルの初動調査の中で、調査に必要な資料の収集にかかる時間が占める割合は実は大きくて、この時間をいかに短くするかがトラブルの早期解決の重要なポイントとなります。

インシデント・パッケージで必要な情報をパッケージング!

Oracle Database 11g Release1 (11.1) 以降のリリースでは、特定のエラー(インシデントエラー: ORA-600,ORA-7445,ORA-4030,ORA-4031,ORA-1578 等)発生時には調査に必要な関連情報をまとめた、インシデントが生成されるようになっています。このインシデント単位でまとめられたエラー発生時の状況を示す情報を効率的に採取する方法として導入された機能がインシデント・パッケージング・サービス(IPS) です。

利用方法は非常に簡単で、ADRCIユーティリティを利用したコマンドベースでのパッケージング方法と、Enterprise Managerのサポート・ワークベンチを利用したGUIベースでのパッケージング方法が用意されています。調査に必要な情報の収集漏れを防ぎ、初動調査がスムーズにするためにインシデント・パッケージを是非ご活用ください。使い方の詳細は、以下のドキュメントから確認することが可能となっています。


インシデント・パッケージを用いた初動調査

インシデント・エラーについてサポートに問い合わせする際には、インシデント・パッケージを送付するようにしてください。これにより、ログのやり取りに掛かる時間を最小化することができます。また、一部のエラーについてはインシデント・パッケージの情報を自動解析して推奨する参考情報を提示したり、推奨する解決策を提示するためのツールを My Oracle Supportから提供しています。利用方法はシンプルで、Web上のツールにインシデント・パッケージをアップロードするだけですので、お客様自身の初動調査で是非活用してみてください。

木曜日 9 06, 2012

日本語でサービス・リクエスト(SR)を上げたのに日本語で対応してもらえない?!

My Oracle Support のユーザー・インターフェース(UI)がHTML版に統一されて以来、間もなく1ヶ月になろうとしています。
この間、新たに My oracle Support のアカウントを作成されたお客様を中心に、

「日本語でサービス・リクエスト(SR)を上げたのに、日本語で対応が開始されず、英語で対応が開始されてしまう」

「急ぎの問い合わせとして、重要度もそれなりに高く指定してSRを作成、送信しているのに、担当者が決まるまでにとても時間がかかっているようで、結果としてこちらの希望を満たすような早さで調査を開始してもらえない」

といったご意見をいただいたことがありました。

それぞれの例において調査を行ってみたところ、共通の原因が判明しました。
それは、SR の言語が「英語(English-American)」に設定されていたことが原因だったのです。

My Oracle Support の UI も日本語で表示されていて、SR も日本語で入力できているのに、一体どこでそのよな設定がなされていたのか?と疑問に思われるかも知れません。
実は、My Oracle Support のアカウントは、新規に作成された状態では、サービス・リクエストの言語の設定は「英語(English-American)」に設定されているのです。

この設定を変更しないまま SR の作成を行われると、UI が日本語で表示されていて、しかも SR も日本語で入力できていても、「その SR への対応は英語でなされることを希望されている」と内部的に識別されてしまいます。
結果としてその SR は、日本にて日本語で SR の対応をしているサポート・エンジニアではなく、英語で SR を対応するサポート・エンジニアに SR が渡ってしまいます。

受取ったサポート・エンジニアは、日本語で書かれた SR を見て、『これはお客様が日本語での対応を希望されているにも関わらず、サービス・リクエストの言語を「英語(English-American)」としたまま SR を送信してしまった』と認識します。
ようやくこの時点で、その SR は日本語で SR の対応を行っているサポート・エンジニアに SR を転送されます。
このようなプロセスを経るため、結果として SR の対応に取りかかるまでの時間が余計にかかってしまっていたのです。

サービス・リクエストの言語の設定は、SR作成画面から次のように確認できます。

 

 

原因が分かれば、後はそれを防ぐだけです。
この「サービス・リクエスト言語」を日本語(Japanese)に変更していただくだけで、SR は日本にて日本語で SR の対応をしているサポート・エンジニアに渡るようになります。
変更するには、 この画面の 編集 をクリックして

 

 

リストから

 

 

Japanese を選び、更にこの設定をデフォルトの設定として固定化するために、

 

 

「これをデフォルト設定にする」にチェックを入れます。
こうすることで、今後お客様が作成し、サポートに送信される SR は、すべて日本にて日本語で SR の対応をしているサポート・エンジニアに渡るようになります。

同様の設定変更は、お客様のアカウントの設定画面からも行えます。
設定 タブを開き、メニューにある パーソナライズ を開きます。
そこの 「サービス・リクエスト言語」にて

 

 

Japanese を選び、変更の適用 を行います。

どちらの方法で、サービス・リクエストの言語を「日本語(Japanese)」に設定されても、これ以降、お客様がお客様が作成し、サポートに送信される SR は、すべて日本にて日本語で SR の対応をしているサポート・エンジニアに渡るようになります。

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日本オラクル カスタマ・サポートのエンジニアがお勧めのサポート情報を紹介します。


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My Oracle Support の概要については http://oracle.co.jp/mos をご参照ください。

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