[Get Proactive!] Patch Wizard で Oracle E-Business Suite へのパッチ適用の影響範囲を正確に把握する

サポートからの解決策として、既に存在しているパッチの適用を打診された時、お客様からの反応として

 「パッチ適用によって変更されるファイルの確認にコストと時間がかかる」

という声を、よく耳にします。
確かに、パッチの適用にあたっては、適用前にその影響分析を行う必要があります。
しかし、だからといって、それらの作業全てを手作業で行う必要ありません。

ORACLE MAGAZINE 日本語版 8月号(Vol.17) でもご紹介いたしましたように、

パッチ適用における影響分析はPatch Wizard を使って自動化していただく

これこそが、我々オラクル・サポートが、お客様に強くお薦めする手法です。

そして、

Patch Wizard は既にお使いの EBS 環境にインストールされています

ので、ESB 11.5.10 ~ 12.1 をお使いのお客様であれば、何の事前インストールや事前設定も行うことなく、今すぐご利用いただけるようになっています。

  1. System Administrator 職責 にてログインします
  2. Oracle Applicaton Manager にて Dashboard オプションを選びます(または OAM のメニューから Patching and Utilities オプションを選びます)
  3. 右上のドロップ・ダウンのリストから Patch Wizard を選び Go をクリックするだけです

例えば、オラクル・サポートから、パッチ番号 17015507 のパッチの適用を解決策として打診されたとします。
この Patch 17015507 の影響分析は、次の3つのステップを実行していただくだけです。

ステップ1

Patch Wizard のメイン画面から、Recommend/Analyze Patches タスクを新たに作成します。

ステップ2

オプションを選択し、パッチ番号「17015507」を入力し、

実行スケジュール(Schedule)と繰り返しの頻度(Recurrence)を設定し、

実行します。

ステップ3

影響分析が終了すると、Patch Wizard のメイン画面の Recommend Patches Results セクションに結果が表示されますので、Details からその詳細を表示し、

Impact から

具体的な影響を参照します。また、パッチ適用による間接的な影響についても、Indirect Impact Summary のセクションから 、 例えば Menu Navigation Tree への影響をご確認いただくと、

影響を受ける Menu Navigation の情報が一覧できるようになっています。

このように、Patch Wizard は、

これら 3つのステップ を実行していただくだけ

で、

  • 影響を受けるアプリケーション(Applications Patched)
  • インストールされるファイルのタイプ(File Types Installed)
  • 新たにインストールされるファイルのタイプ(New Files Introduced)
  • 変更される既存ファイル(Existing Files Changed)
  • 変更されるカスタマイズのファイル(Flagged Files Changed)
  • 変更されない既存のファイル(Existing Files Unchanged)
  • 合わせて適用が必要な言語パッチ(Non-US Language Patches Required)
  • 変更されないファイルへの影響(Unchanged Files Affected)
  • メニューのナビゲーション・ツリーへの影響(Menu Navigation Trees Affected)

が、自動的に分析され、その結果をご覧いただけるようになります。
よって、ここから先は、分析結果を元に、実際のパッチ適用作業の計画を立ていただき、適用作業を実施していただくだけとなります。
もちろん、複数のパッチを指定し、同時に影響分析を行うこともできます。

また、Patch Wizard では、適用するすべてのパッチを選択し、Downloadボタンをクリックすると、それら複数のパッチを、マージしてダウンロードできるようにもなっています。

そして、当然ながら、ダウンロードに際しては、Language および Platform も指定できるようになっています。

いかがでしょうか?

Patch Wizard については、より詳しく、分かりやすい説明を次のナレッジ・ドキュメントから公開しておりますので、是非ご覧下さい。

Patch Wizard Utility - Japanese (ドキュメントID 1513967.1)
KROWN:159540 [マスターノート] パッチ・ ウィザードの概要、使用上の注意点について

また、今後、別の運用支援のツールも、本ブログ や ORACLE MAGAZINE 日本語版 を通してご紹介いたします。

それらのツールの詳しい情報は、 Oracle Premier Support Get Proactive! - Japanese [ID 1471735.1] から E-Business Suite をお選びいただくだけでアクセスできるようになっています。
Patch Wizard に限らずご興味をもたれた方は、是非、それらの情報にも触れてみて下さい。

Comments:

Post a Comment:
  • HTML Syntax: NOT allowed
About

日本オラクル カスタマ・サポートのエンジニアがお勧めのサポート情報を紹介します。


本サイトの一部のリンク先へアクセスするには My Oracle Support のアカウントが必要です。
My Oracle Support の概要については http://oracle.co.jp/mos をご参照ください。

Search

Archives
« 4月 2014
  
1
2
3
4
5
6
7
8
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   
       
Today