木曜日 4 10, 2014

[Get Proactive!] ツールを活用して Oracle E-Business Suite アップグレードを効率化

現在も多くのお客様が利用する Oracle E-Business Suite R11i は、Extended Support 期間が2013年11月をもってすでに終了し、バージョン R11i から R12 へのアップグレードのニーズが高まっています。

アップグレードの必要にせまられたお客様より、以下のような声をよく耳にします。
  • 「アップグレードした場合のアドオン・プログラムや既存業務への影響が分からず、工数の算出が難しい。」
  • 「新バージョンに適用が必要な推奨パッチの洗い出しに膨大な作業コストがかかる。」

アップグレードにおけるこれらの影響調査や推奨パッチの洗い出しは、通常ある程度の作業工数を必要とし、そのうえ、影響調査に膨大な時間を費やし たにも関わ らず、最終的には影響を正確に判断できない場合がほとんどです。

そこで、少なく見積もってもその工数を3週間程度削減できる レポートやツールを、本ブログにてご案内したいと思います。

オラクル・サポートでは、Document 269.1 Upgrade Advisor: E-Business Suite (EBS) Upgrade from 11.5.10.2 to 12.1.3 にて、EBS アップグレードを次の6つのフェーズに分けて計画、実行されることをお勧めしています。

  • 評価フェーズ
  • 計画フェーズ
  • 構成フェーズ
  • テストフェーズ
  • 構築フェーズ
  • 検収フェーズ

この中でも、工数削減に大きく貢献できるレポートやツールが特に充実しているのが、評 価フェーズ構成フェーズテストフェーズの3つのフェーズです。

これから、順にこれらのフェーズでご利用いただけるレポートやツールをご紹介します。



評価フェーズ

アップグレードの初期段階である評価フェーズでは、主に新バージョンへアップグレードの効果、影響調査、リスク・アセスメントなどを行います。ここで紹介す るレポートをご利用いただくことで、合計で3週間程度の工数を削減することが可能となります。


EBS データ・モデル比較レポート
Document 1515684.1 EBS Data Model Comparison Report Overview - Japanese

アップグレード前後におけるテーブルやビューなどの、データベース・オブジェクトの定義差分をレポートします。この評価フェーズにおいて、アドオン・プログ ラムからアクセスするデータベース・オブジェクトの変更点を把握することにより、アップグレードによるアドオン・プログラムへの影響範囲を把握し、アドオン・ プログラム改修工数の概算を見積もるのに役立ちます。




EBS ATG シードデータ比較レポート
Document 1515575.1 EBS ATG Seed Data Comparison Report - Japanese

アップグレード前後の、シードデータ(アプリケーションが出力する標準メッセージ、標準メニュー、標準の値セット、など)の定義差分をレポートします。アプリ ケーションが出力するエラー・メッセージ等の変更を確認し、ユーザーへのインパクトを把握するのに役立ちます。





EBS ファイル比較レポート
Document 1514646.1 EBS File Comparison Report [動画]

アップグレード前後におけるソースファイル・バージョンの差分や、追加、削除されたファイルをレポートします。特にアップグレード後になくなった画面や、あら たに追加された画面の確認に有効です。削除された画面を確認することによって現行業務への影響が確認でき、あらたに追加された画面を確認することで、新バー ジョンで追加される新たな画面機能を把握することができ、アップグレードした場合のメリットを評価するのに役立ちます。




構成フェーズ

構成フェーズでは、お客様環境のハードウェア構成やアップグレード手順の確立を行うフェーズです。導入する OS バージョン等の確定を行い、利用するプログラム・バージョン(パッチ・レベル)の初期段階での確定を行います。ここで紹介するレポートをご利用いただくこと で、合計で1週間程度の工数を削減することが可能となります。

E-Business Suite - Patch Wizard
KROWN:159540 [マスターノート] パッチ・ウィザードの概要、使用上の注意点について

Patch Wizard は、すでに本 ブログでも紹介しているパッチ適用時の影響調査だけではなく、オラクルが推奨するパッチのリストアップと、その中でも、システムに適用されていな いパッチを自動的にリストアップすることができます。

それによって、アップグレード後に適用する推奨パッチを迅速に確定することができ、アップグレード手順の確定を迅速かつ効率的に行うことができます。

通常、オラクルが推奨するパッチは My Oracle Support で確認することができます。しかし、My Oracle Support でリストアップされるパッチは、数個から場合によって数十個、数百個になるケースもあります。これら一つ一つのパッチに対し、お客様の EBS に適用されているかどうかを確認し、適用されていないパッチを洗い出す作業が必要になります。

Patch Wizard を使用することにより、その作業を全て自動化することができます。これによって、重要な既知の問題に対するパッチを、効率的に誤りなくリスト アップすることが可能です。

オラクル側のサイトで管理する推奨パッチのリストと、お客様の EBS 環境のパッチ適用履歴に同時にアクセスし、未適用の推奨パッチを自動的にリストアップする仕組みを利用します。

下図は、Financials 製品における推奨パッチの一覧です。"Status" 項目が "Unapplied" となっているものが、未適用の推奨パッチです。


Oracle Configuration Manager (OCM)
Document 728989.5 Oracle Configuration Manager Installation and Administration Guide

Oracle Configuration Manager (OCM) をもちいて、Patch Wizard と同じくオラクルが推奨するパッチのうち、適用されていないパッチをリストアップすることができます。

Patch Wizard との違いは、Patch Wizard が EBS のパッチ(adpatch コマンドを使用するパッチ)を確認するものであるのに対し、OCM は、Tech Stack(Database や Application Server)のパッチを確認する際に利用します。

OCM は、お客様システムで適用済みのパッチ等の情報が My Oracle Support がアップロード(定期的な自動アップロードも可能)することにより、My Oracle Support 側の分析エンジンによって未適用の推奨パッチをリストアップします。

つまり Patch Wizard と同じように、アップグレード手順に含める適用する推奨パッチの洗い出しを自動化することができます。

下図は、未適用の推奨パッチをリストアップしている例です。



下図は、パラメータがオラクル推奨値となっていないものをリストアップした例です。リスクや対処方法などを示しています。




テストフェーズ

テストフェーズでは、文字通りアップグレードした環境でのテストを行い、アップグレード実施の判断を行います。ここで紹介するツール (Diagnostics、および Analyzers)は、お客様がお使いのモジュールに関連する設定やトランザクション・データに対し、弊社で保持する過去の既知問題の情報と突き合わせて、解決策を自動 的に導きます。これらのツールを使用しない場合、同等の診断はほぼ不可能に近いこととなります。よってこれらの診断ツールを使うことにより、できるかぎり多く の既知問題を、弊社が保持する情報を隅から隅まで確認することなく、少ない労力で短時間で検知ことができます。

E-Business Suite - Diagnostics

Diagnostics では、EBS のシステム構成のヘルス・チェックだけではなく、Financials や Manufacturing などのファンクショナル・モジュール内の各種マスタ・データ、設定、トランザクション・データにわたり様々なシステム診断や、関連データの一括収集が可能です。

またアップグレード後のバージョンが R12 以上であれば、事前インストールや事前設定も行うことなく、すぐにご利用いただけるようになっています。

このフェーズで Diagnostics を使うことにより、レガシー・システムからのデータ移行や、新規でセッティングした設定データのシステム診断を行うことができます。

例えば、各種データの不整合や、既知問題と一致するようなデータを事前に発見し、対処方法のアドバイスを行います。

Diagnostics は、約15の製品ファミリー、60 以上のモジュールに対応しており、EBS の主要なモジュールは全てカバーしています。そのため EBS を利用するお客様の、ほぼすべてのモジュールに対応した診断プログラムを準備しています。

Diagnostics 対応モジュールの一覧を以下に記載します。

Applications Technology
Asset Lifecycle Management
Channel Revenue Management
Application Install
CRM Technical Foundation
Oracle Alert
Oracle Application Object Library
Oracle CRM Foundation
Oracle Workflow Cartridge
Pasta
Oracle Enterprise Asset Management
Oracle Install Base
Oracle Trade Management
Financial Management
Human Capital Management
Intelligence
Oracle Advanced Collections
Oracle Assets
Oracle Cash Management
Oracle E-Business Tax
Oracle Financials Common Modules
Oracle General Ledger
Oracle Payables
Oracle Property Manager
Oracle Public Sector Financials
Oracle Public Sector Financials (International)
Oracle Receivables
Oracle Treasury
Oracle Loans
Supply Chain Localizations
Oracle Advanced Benefits
Oracle Human Resources
Oracle Time and Labor
E-Business Intelligence
Oracle Balanced Scorecard
Logistics
Manufacturing
Master Data Management
Oracle Landed Cost Management Oracle Bills of Material
Oracle Cost Management
Oracle Document Management and Collaboration
Oracle Engineering
Oracle Process Manufacturing Financials
Oracle Process Manufacturing Systems
Oracle Process Manufacturing Process Execution
Oracle Work in Process
Item Master
Oracle Advanced Product Catalog
Order Management
Procurement
Projects
Oracle Advanced Pricing
Oracle Order Management
Oracle Release Management
Oracle Shipping Delivery Based
Oracle Purchasing Oracle Grants Accounting
Oracle Projects
Sales & Marketing
Service
Supply Chain
Oracle Marketing
Oracle Partner Management
Oracle Quoting
Oracle Sales Foundation
Oracle TeleSales
Oracle Email Center
Oracle Field Service
Oracle Service
Oracle Service Fulfillment Manager
Oracle Complex Maintenance, Repair & Overhaul
Oracle Spares Management
Oracle Universal Work Queue
Oracle Depot Repair
Oracle Inventory Management
Oracle Advanced Supply Chain Planning


システム診断の種類については、以下の文書に掲載があります。

Document 1083807.1 Diagnostic Test Catalog for 12.1.3 and Above


E-Business Suite Analyzers

Analyzers は、Diagnostics と目的はほぼ同じで、システム構成だけではなく Financials や Manufacturing などのファンクショナル・モジュールの、各種マスタ・データ、設定、トランザクション・データにわたるシステム診断や関連データの一括収集です。

アップグレード後の新環境へ移行、セッティングしたデータに対し、不整合や既知問題に合致するデータなどの検知が可能です。

Diagnostics が EBS の一機能であるのに対し、Analyzers は単独で実行できるスクリプトです。そのため、お客様で内容を確認したり、カスタマイズすることも容易です。また、EBS のコンカレント・プログラムとして登録することができ、スケジューリングも可能です。

各種 Analyzers の対象プロダクト、対応バージョン、概要を以下に掲載します。

Workflow Analyzer
Apps Tech
11.5.10.2 以降
ワークフロー関連のシステム診断
CP Analyzer
Apps Tech
11.5.10.2 以降
コンカレント・プロセッシング関連のシステム診断
Clone Log Parser
Apps Tech
11.5.9 以降
Rapid Clone におけるログファイルの一括解析
AP Period Close Helper
Payables
12.0 以降
APクロージングの事前診断
EBTax Setup & Data Integrity Analyzer
Payables
12.0.4 以降
EBTax 関連のシステム診断
PO Approval Analyzer
Purchasing
12.0 以降
PO 承認関連のシステム診断
Internet Expenses Setup Helper
Internet Expenses
12.0 以降
iExpenes 関連のシステム診断
AutoInvoice Post-Process Report
Receivables
11.5.10 以降
自動インボイスエラー時の事後診断
ASCP Performance Analyzer
ASCP
11.5.10.2 以降
ASCPパフォーマンス関連のシステム診断
RetroPay Analyzer
Payroll
11.5.10.2 以降
差額遡及計算関連のシステム診断
DCOGS Balance Analyzer
OM / Costing
12.1.1 以降
DCOGS関連のデータ診断
SLA Unprocessed/ Invalid Records Analyzer
SLA
12.0 以降
未処理のSLAプロセスのシステム診断
ASCP Data Collections Analyzer
ASCP
11.5.10.2 以降
ASCPデータ収集関連のシステム診断
HCM Technical Analyzer
HCM
11.5.10.2 以降
HCM全般のテクニカル系システム診断
AP Trial Balance Helper
Payables
12.0 以降
AP残高試算表関連のシステム診断
IP Item Analyzer
iProcuremt
12.0 以降
iProcuremtnの品目設定診断




これら各フェーズごとのベスト・プラクティスは、各バージョンごとの Upgrade Advisor に掲載されています。アップグレードをご検討されるお客様は、ぜひドキュメントをご覧いただき、ツールを活用してみてください。

Document 269.1 Upgrade Advisor: E-Business Suite (EBS) Upgrade from 11.5.10.2 to 12.1.3

月曜日 3 24, 2014

[Get Proactive!] Oracle Shared Shell を使って調査を支援しよう!

Oracle Shared Shell とは?

Oracle Shared Shell は、オラクル・サポート・エンジニアが遠隔からインターネット経由でお客様側システムにアクセスし、システム内部を参照しながら調査を行うことを可能にするサービス・ツール です。

ご利用に際しては、お客様側にて、オラクル・サポート・エンジニア側のアクセス権を制御することができます。

ハードウェアやオペレーティング・システムの複雑な問題を調査する

サービス・リクエストの解決に向けての調査では、複雑な事象をオラクル社内で再現できなかったり、お客様が調査用に採取した大きなデータファイルをオラクル・サポートにアップロードすることが難しい場合があります。

そのような場合、Oracle Shared Shellを利用することで、オラクルのサポート・エンジニアは遠隔からインターネット経由でお客様側システムにアクセスし、同時に電話でお客様と直接やり取りをしつつ、Oracle Shared Shell経由で事象の再現や目視確認、更にはその場での調査を行うことが可能となります。

もちろん、オラクル・エンジニアからの遠隔でのアクセスは「read only」に設定できますので、オラクル・エンジニアにはシステムへ直接アクセス、操作させずに、お客様が直接コマンドを入力し、その出力をその場でオラクル・エンジニアに確認させることも可能です。

重要なのは、サービス・リクエスト上のやり取りや電話でのやり取りだけでは伝わりにくかった情報や、オラクル社内で再現できなかった事象を、その場で実際に目視確認しながら共有することで、問題そのもの見極めや理解を促進できる点です。

動作環境について

Java Runtime Environmentのバージョン1.4.2以上がインストールされていれば、どのオペレーティング・システム上でも稼動します。

追加でソフトウェアをインストールする必要はありません。

詳しくは、具体的なオペレーションについて図解したものもご覧いただける、以下のドキュメントをご覧下さい。

Oracle Shared Shell - 日本語(Doc ID 1590969.1

月曜日 2 17, 2014

[Get Proactive!] ORAchk - RACCheckが拡張されてORAchkに名称変更されました!

RACcheck 構成監査ツールは Oracle Real Application Clusters (RAC) 環境での使用のために独自に開発されました。
しかし、RACcheck の範囲は、最大可用性アーキテクチャ(MAA)、単一インスタンスの非 RAC データベース、Oracle Golden Gate、近い将来に計画された他の製品や機能をカバーするために拡張されてきました。そのため、RACcheck ツールの名前はより正確にこのツールの範囲と有効性を反映するために、ORAchk に変更されました。
詳細については次のドキュメントを参照してください。
2014/02/17現在、ORAchk v.2.2.4 (ベータ版)がリリースされています。
従来のRACcheckとスクリプトは機能的に同様ですので、raccheck コマンドを orachk コマンドに変更するだけで利用できますので、是非ご活用ください。
ORAchk(RACCheck)の活用方法についてはBlogの記事も参考にしてください。

月曜日 2 03, 2014

[Get Proactive!] CP AnalyzerでOracle E-Business Suite のコンカレント機能の健康状態を確認する

E-Business Suiteのほとんどのバッチ処理はコンカレント機能で実行されます。
そのため、このコンカレント機能を健康に保つことはE-Business Suite環境の運用において、
ユーザー様共通の重要なポイントです。

そんなコンカレント機能について、下記のようなお声を頂く事があります。
・コンカレントプログラムの実行履歴が多数あるが、削除可なものが分からない
・コンカレント機能がどのような状態であることが健康状態と言えるのかが分からない。
また、コンカレント機能の保守の工数を改善したいとお考えのお客様もいらっしゃると思います。

このような疑問の解決に、ぜひ、CP Analyzer(Concurrent Process Analyzer)の活用をご検討下さい。

CP Analyzerは、コンカレント処理をレビューするヘルスチェック用スクリプトで、現在の構成および環境の設定を分析し、
ベスト・プラクティスに関するフィードバックおよび推奨を提供します。

これにより、これらの確認項目を画面上で確認する工数・時間を簡略化・短縮化し、お客様のコンカレント機能の状態確認を手助けします。

CP Analyzerは以下のような情報を出力致します。
E-Business Applications Concurrent Processing Analyzer の概要 FND_CONCURRENT_REQUESTS内のパージ可能なレコード数の合計
E-Business Suite のバージョン
コンカレント処理のデータベース・パラメータ設定
適用済みの ATG パッチ
ロールアップ上の既知の個別パッチ
E-Business Applications コンカレント・リクエストの分析 営業時間中に長時間実行中のレポート
コンカレント要求の履歴の経過時間
システム上で現在実行中の要求
FND_CONCURRENT_REQUESTSの合計
実行中の要求
ステータス・コード別の保留中リクエスト
保留中の定期的/不定期なスケジュール済リクエスト数
保留/日保留中のリクエスト数
スケジュール済リクエスト
実行待ちで保留中のリクエスト
実行待ちで保留中ではないリクエスト
先月の日別コンカレント要求数
保留中/スタンバイ の特定/解決
コンカレントのテーブルの表領域情報
E-Business Applications コンカレント・マネージャの分析 使用可能なコンカレント・マネージャ
稼働シフト毎のコンカレント・マネージャ・プロセス
インストール/使用されていないアプリケーションで有効なマネージャ
マネージャのプロセス数の合計(オフラインを除く)
不適切なキャッシュ・サイズのマネージャ
マネージャ毎の要求サマリ
マネージャ・キューの確認
出力後処理の構成の確認
その他 コンカレント・システムの設定、構成
コンカレントのベスト・プラクティスの確認
定期的なコンカレントのメンテナンスのためのツールを紹介
過去の出力と比較したトレンド分析

詳細につきましては、下記Noteを参照下さい。
Concurrent Processing - CP Analyzer for E-Business Suite - Japanese (Doc ID 1515727.1)

尚、本機能の出力を運用に用いるためには、出力された情報をどう用いるかが重要なポイントになります。
もしご興味のあるお客様がいらっしゃいましたら、運用に用いるためのお手伝いをさせて頂くことも可能ですので、
その際は、担当営業経由で、日本オラクルアプリケーションサポート、プロアクティブサポートチームにご連絡下さい。

また、CP Analyzerを含む、EBS環境用の様々な環境運用補助ツールを随時公開しております。
ツールの詳しい情報は、Oracle Premier Support Get Proactive! - Japanese [ID 1471735.1]から
E-Business Suite をお選びいただくだけでアクセスできるようになっています。
以前ご紹介させて頂いたPatch Wizard も含め、ご興味をもたれた方は、是非、それらの情報にも触れてみて下さい。

月曜日 1 27, 2014

[Get Proactive!] Advisor Webcast 第三弾!~Bueiness Intelligence Enterprise Edition 11.1.1.7 の新機能をご紹介します

2013年10月、11月に開催された Advisor Webcast、参加されましたか?

自席からでも出席できるので参加しやすい
と好評をいただいておりますAdvisor Webcast。2013年10月、11月は Oracle WebLogic Server を対象として開催いたしましたが、第3段として Oracle Bisuiness Intelligence Enterprise Edition (以下OBIEE) を対象とした「OBIEE 11g 新機能」を2月19日(水)16時から開催します。

Advisor Webcast とは:

お客様からのお問い合わせやトラブルの対応の最前線に立つ、現役の第一線級サポート・エンジニアが講師となり、多くのお客様が陥りがちな問題の解決方法や、トラブルシューティングをより効率的に行うためのコツなどをお伝えするWebセミナーです。 Web Conferencing形式でお伝えしますので、その場でデモをお見せしたり、セミナーの内容についてその場で講師と質疑応答(Q&A)を交わす時間も設けてあります。

2月19日「OBIEE 11g 新機能」の内容:

OBIEE 11.1.1.7 が 2013年4月にリリースされ、40超の新機能が含まれています。OBIEEをお使いのお客様に OBIEE の便利11.1.1.7 の新機能をぎゅっと凝縮し、デモも交えてご紹介します。今回ご紹介する新機能にはダッシュボードなどユーザーやビュー作成者が操作する画面に反映される機能が多く、ユーザーや作成者が触れる画面の動きをデモで実際に体感していただくことでよりイメージが掴んでいただきやすい内容となっております。

推奨可視化機能ビュー作成時、作成目的に応じて「推奨ビュー」を提示する
ブレッドクラムOracle BI コンテンツ内のナビゲートに便利なアクティブリンク
ダッシュボードの改良
  • 「カスタム印刷レイアウト」でダッシュボードを高い忠実度で印刷
  • 「列の固定」オプションでダッシュボードのスクロール範囲を制御
グラフの改良
  • 新規グラフタイプの追加。ウォーターフォール・グラフ、積上げグラフ、100%積上げグラフ
ビューの改良
  • マップ・ビューでより見やすくなる表示指定
  • null値のみの行、列も含めた表示
その他様々な機能 プロンプトの改良、ユーザ向け機能、AdministrationTollとリポジトリ関連、システム/構成関連、バンドルパッチでの追加パラメータ 等

上表に記載していない機能も含め、40を超える新機能について時間の許す限りデモも交えてご紹介させていただきます。

開催要項は次の通りです。
こちらのリンクから受講登録を行っていただくか、My Oracle Support から Doc 1614008.1 にアクセスし受講登録を行って下さい。

Advisor Webcast: OBIEE 11g 新機能

日時:

2/19(水) 16時 ~17時

内容:

  • ダッシュボード、ビュー、グラフ、プロンプトに関する機能強化
  • お勧めの視覚化機能
  • 新しい BI デスクトップツール
  • そのほか様々な機能強化
  • 11.1.1.7.1 の新機能
  • (デモ、QAの時間も予定しています)

参加方法:

こちらのページから受講登録(My Oracle Support へのログインが必要です)


(本 Advisor Webcast は、2013年7月に先行して英語で開催された「OBIEE 11g New Features(英語版Webセミナーの再生資料のダウンロード)」を、日本のお客様向けに、内容を更に洗練、補強したものとなっております。 )

是非この機会をご利用し、OBIEE 11.1.1.7.x の新機能について理解を深めていただければと思います。

火曜日 12 24, 2013

[Get Proactive!] RACcheck でトラブルを未然防止しよう!

RACシステムを構築した際に、Database周り、Cluster周り、OS周りの設定に不備・漏れがないか不安があると思います。
RAC 構成において重要な設定項目の監査を行うことが可能なRACcheckをご紹介します。

RACcheck とは?

RACcheckは、 お客様のRACシステムにおいて、問題の発生を未然(proactive)に防ぐためのヘルス・チェック(状態の診断)を、セルフ・サービスで行えるよう開発されたツールです。RACcheckツールのダウンロード、使用方法については以下のNOTEを参照してください。

NOTE:1545832.1 RACcheck - RAC構成監査ツール

RACcheckの主な特徴は以下の通りです。

     
  • 実行方法は非常に簡単。ダウンロードして適切なディレクトリに配置、展開した後、コマンドの実行権限を設定して実行するだけです。
  • お客様のRACシステムに対して、以下の観点からの検証とそれぞれのシステム毎に適合したフィードバックを提供します:
    • 構成関連の問題(お客様のRACシステムに影響を与え得るものがある場合)
    • Best PracticesとSuccess Factors(お客様のRACシステムにおいて遵守されていないものがある場合)
    • それぞれのチェック項目に関連するナレッジ文書へのリンク
  • Best PracticesとSuccess Factorsは、全世界中のOracle RACをご利用のお客様の実際の事例から導き出されています
  • 数百のチェック項目からなり、四半期に一度、追加、更新されています
    • 製品の開発・運用されていく中でベストプラクティスは進化していきます
  • 監査される多くの項目は、NOTEで詳細情報が公開されています(以下、例)
    • NOTE:1544360.1 RAC と Oracle Clusterware のベストプラクティスとスターター・キット (プラットフォーム共通)
    • NOTE:1589581.1 RAC と Oracle Clusterware ベスト・プラクティスとスターター・キット (Linux)
    • NOTE:1591042.1 RACクラスタ環境を安定さるために行う上位11事項
  • ソフトウェア周りのチェックを行います(OS、Clusterware、ASM、RAC)
  • 構成に関するBest Practicesを提示します(OS、Clusterware、ASM、RAC)
  • 収集されたそれぞれのデータ項目に対し、PASS、WARNING、FAILそしてINFOの評価が下されます
  • 診断された状態を点数化した、HTMLのレポートが出力されます
  • MAA(Maximum Availability Architecture)のBest Practice遵守状況が、HTMLレポート内のMAA Scorecardに出力されます
  • PSR11.2.0.4 にバンドルされています。$ORACLE_HOME/suptools/raccheck/raccheck

RACcheck レポート画面1(例)

検出された項目の数によって Health Scoreが算出されます

RACcheck レポート画面2(例)

検出された項目がリスト表示され、Viewボタンをクリックすると詳細情報を確認することができます

RACcheck 利用時の注意点と活用方法

RACcheck利用時の注意点

RACcheckのHTMLレポートでは、収集されたそれぞれのデータ項目に対し、PASS、WARNING、FAILそしてINFOの評価が下されますが、検出されたWARNINGやFAILの項目全てに対して必ず設定変更が必要ということではありません。あくまで、ベストプラクティスとの乖離が検出されていると捉えて、各項目の詳細情報にあるBenefitやRiskの情報を元に設定変更の必要があるかどうかをチェックしてください。

RACcheckツールの実行に関しては以下の点に注意してください。
  • 常にNOTE:1545832.1から最新バージョンのRACcheckをダウンロードしお使い下さい
    • ドライバ・ファイルに含まれるBest PracticesやSuccess Factorsの情報は60-90日で更新されるため
    • RACcheckはPSUの推奨パッチ適用状況も一緒にチェックするため、最新のPSU情報を反映したRACcheckをお使いいただきたいため
    • 参考までに、PSR11.2.0.4 にバンドルされているRACcheckのバージョンは2.2.2_20130530 で、最新バージョンは2.2.3.2_20131213 (2013/12/24現在)
  • RACcheckは、DatabaseソフトウェアのownerのOSユーザにて実行して下さい
  • RACcheckはクラスタ・ファイルシステムではなく、ローカルのファイルシステムに展開し、実行して下さい
  • RACcheckの実行は、クラスタ上のシングル・ノードから実行して下さい
    • リモートのノードのデータの収集はSSHにて行われます
  • rootにてアクセスしないと収集できないデータ要素が一部ありますが、次の方法にて、その作業の容易化(ないしは無効化)が図られています:
    • sudo を利用するよう設定(この場合rootのパスワード入力は必要なし)
    • プロンプトが表示された時に、手動でrootのパスワードを入力
    • root権限が必要なデータ収集を省略

RACcheckの活用方法

RACcheck で監査される項目は定期的に追加、更新されているため、以下のように定期的に実行することをお奨めします!
  1. 初回のレポートを元に、ベストプラクティスとの乖離を確認する
    • 必要に応じて設定の変更を検討する
  2. RACcheck を定期的に実行する
    • Oracle RACシステムを初めて設置した後
    • システムの変更前、変更後 (メンテナンスの前後)
    • 3ヶ月に一回
  3. RACcheck のDiffチェック機能の活用
    • 2つのレポートの差分をレポート化することが可能なため、初回のレポートの精査が完了していれば、2回目以降は差分だけをチェックする
      (option) -diff <Old Report> <New Report> [-outfile <Output HTML>]

月曜日 12 02, 2013

[Get Proactive!] Advisor Webcast レコーディング&資料公開! ~ WebLogic Serverサポート・エンジニアが教える WLS起動時エラー および OutOfMemoryError のトラブルシューティング手法

おかげさまで、10月と11月の2回に渡り開催した 日本語による Advisor Webcast は、好評のうちに終了いたしました。
ご参加下さったお客様には、改めてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
皆様からいただいたフィードバックは、次回以降のAdvisor Webcast に、是非活かしていきたいと思います。

さて、それぞれの Advisor Webcast のレコーディングと資料のダウンロードの準備が整いましたので、ここにご案内させていただきます。
あいにく当日ご参加できなかった方々や、もう一度 Advisor Webcast を視聴し直したい方々は、是非この機会をご利用いただければと思います。

WebLogic Server 起動時における問題とその調査方法』(10/22 開催)

  • Advisor Webcast のレコーディングの再生(71分): Doc ID 1456204.1から。下記を参照ください。
  • Advisor Webcast の資料のダウンロード

WebLogic Server におけるメモリリークのトラブルシューティング』(11/26 開催)

  • Advisor Webcast のレコーディングの再生(64分): Doc ID 1456204.1から。下記を参照ください。
  • Advisor Webcast の資料の ダウンロード

上記資料のダウンロードリンクの他、Oracle Fusion Middleware Advisor Webcast Schedule and Archived Recordings (Doc ID 1456204.1) の Archived 2013 タブから、レコーディングの再生 (Recording) および 資料 (.pdf) のダウンロード用リンクにアクセスできるようになっています。
この Archived 2013 タブ では、人気の高いトラブルシューティング関連の Advisor Webcast を他にも多数公開しています。

今回の10月、11月に開催されたAdvisor Webcast では、「集合研修への参加が難しいので、自席で受講できる Advisor Webcast は非常に助かる」との声をいただきました。

しかし、実際には、レコーディングを視聴していただくことで、自席で、しかも、お好きなタイミングで、何度でも繰り返してご利用いただけるのが、Advisor Webcast の更なる利点でもあります。
是非、今回公開されたレコーディングをご活用いただき、トラブルシューティングのTipsを余すところなく吸収していただけたらかと思います。

また、今後も、新しいトピックの日本語Advisor Webcastを企画しておりますので、是非ご期待いただければと思います。

月曜日 11 11, 2013

[Get Proactive!] Advisor Webcast 第二弾! ~ WebLogic Serverサポート・エンジニアが教える OutOfMemoryError のトラブルシューティング手法

WebLogic Server稼働中にOutOfMemoryError が発生し、その発生原因の特定で苦労されたことはありませんか?

OutOfMemoryError の発生では、それが実行中のアプリケーションの過大な負荷によって生じたものなのか、それともメモリリークによるものなのかで、その後のトラブルシューティングの手法が自ずと異なってきます。

例えば、Java ヒープのメモリ使用量が、以下の図にあるような推移を示している時、(1) ~ (3) のどのタイミングにおけるメモリ使用量に着目すべきでしょうか?

  1. メモリ使用量が最も多いとき
  2. メモリ使用状況が最大、最小のほぼ真ん中にあるタイミング
  3. メモリ使用量が最も少ないとき

その上で、具体的にどのような調査手法を用いて調査を進めるべきなのでしょうか?

また、そもそも、OutOfMemoryError は、なぜ発生するのでしょうか?

このように、OutOfMemoryError のトラブルシューティングでは、エラー発生のメカニズムを理解し、エラー発生の仮説を立て、適切な調査手法を選んだ上で、適切なツールを使って調査を進めなければなりません。

そんな OutOfMemoryError のトラブルシューティングでお悩みの方に、Advisor Webcast 『WebLogic Server におけるメモリリークのトラブルシューティング』 をご案内したいと思います。

これは、前回10月に開催し、非常に多くの参加者の方々からご好評をいただいた、WebLogic Server関連のAdvisor Webcastの第二弾として企画されたものです。

今回の 『WebLogic Server におけるメモリリークのトラブルシューティング』 では、JavaVMでのメモリ管理のアーキテクチャを再確認しつつ、OutOfMemoryError エラーの解決方法はもとより、OutOfMemoryError の発生原因としてメモリリークが疑われる際の的確な調査方法、およびその調査で使用すべきツール等、 OutOfMemoryError のトラブルシューティングで必要とされる知識や情報を体系的にご案内いたします。

今回も、前回同様Web Conferencing形式でお伝えしますので、その場でデモをお見せしたり、セミナーの内容やそれに関連する内容について、その場で講師と質疑応答(Q&A)を交わす時間も用意されています。

開催要項は次の通りです。

Advisor Webcast: WebLogic Server におけるメモリリークのトラブルシューティング

日時:

11/26(火) 16時~17時

内容:

  • OutOfMemoryError に対処するための基礎知識
  • ヒープ使用量を監視するためのオプション、ツール
  • ツールを使った OutOfMemoryError の調査
  • (デモ、Q&Aの時間も予定しています)

参加方法:

こちらの ページ から受講登録を行って下さい

(本 Advisor Webcast は、今年5月に先行して英語で開催された「Oracle WebLogic Server - Troubleshooting Memory Leaks(英語版Webセミナーの再生資料のダウンロード)」を、日本のお客様向けに、内容を更に洗練、補強したものとなっております。 )

是非この機会をご利用し、WebLogic Server環境でのOutOfMemoryErrorのトラブルシューティングを自信を持って行えるようになっていただければと思います。

金曜日 11 01, 2013

[Get Proactive!] Oracle Service Tools Bundle (STB) を利用しハードウェア製品のトラブルシューティングの効率を上げる

「ハードウェア障害に起因するシステム・リセットが発生した」
「オペレーティング・システムが不整合を検出したために、システム・パニックが発生した」
「オペレーティング・システムの資源が足りなくなったために、システム・ハングが発生した」

もし、Solarisオペレーティング・システムが、これらの種類に該当する障害を検出した場合、最悪の場合、システム停止にまで至ります。

ハードウェア障害の復旧では、先ず最初に、そのエラーの種類から、どのコンポーネントで障害が発生したか、または、オレンジ色に点灯している LED があるかどうか、などの情報が必要となります。 ところが、不幸にしてファームウェアにLED を不正に点灯させるバグが存在していたりすると、状況を正しく把握することすら難しくなってしまいます。

また、LEDが正常に機能していたとしても、複数のコンポーネント間で複合的に障害が発生している場合、全体の状況を正しく把握するだけでなく、根本原因を特定するために、個々のコンポーネント毎の情報も正確かつ漏れなく収集しなければなりません。
全体状況の把握と、個々のコンポーネント毎の詳細な情報の収集無くしては、短時間での解決が困難になるだけでなく、障害の根本原因の特定も難しくなるため、結果として修理そのものが部分的な改善にとどまってしまう恐れがあります。

そこで、オラクル・サポートは、全体の状況の把握と、個々のコンポーネント毎の情報の収集を同時に遂行できるだけでなく、障害の初期診断を行う機能も兼ね備えたツールとして、Oracle Service Tools Bundle (STB) のご利用を強くお勧めしたいと思います。

このパッケージには、以下のツール群が含まれています。

  • Oracle Explorer Data Collector
  • Oracle Remote Diagnostic Agent (RDA)
  • Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT)

 

Oracle Explorer Data Collector - ハードウェア製品およびSolarisオペレーティング・システムの障害調査に必要な情報を収集

Oracle Explorer Data Collectorは、診断データ収集ツールです。 このツールは、ハードウェア、ストレージ、ネットワーク、オペレーティング・システム、システム構成に関するデータを収集すると共に、障害の診断においても最も重要なログ・ファイルとエラー・メッセージのデータを収集します。

初期調査段階において、十分な情報が揃っているか否かは、サービス・リクエスト解決までの時間を大きく左右します。 是非、サービス・リクエストをオープンする際に、収集されたデータの出力ファイルをご送付下さい。

ツールの インストールやデータ採取の方法は、以下のドキュメントに書かれていますので、これらを参考に、今すぐご利用を開始して下さい。

Oracle Services Tools Bundle (STB) - RDA/Explorer, SNEEP, ACT - 日本語 (Doc ID 1496381.1)

Oracle Explorer Data Collectorの実装のベスト・プラクティス (Doc ID 1571154.1)

注意: このソフトウェアはオペレーティング・システムが起動している間にデータ採取しますので、ハングした状態やパニック・ダウンした後に再起動しなかった場合には採取でき ません。そのような場合は、オラクル・サポートのエンジニアの提案に従って、別の方法で必要な情報を採取します。

 

Oracle Remote Diagnostic Agent (RDA) - Solaris 以外のオペレーティング・システムでの診断情報を収集

MacOS、UNIX、VMS、Windowsにおいては、Oracle Remote Diagnostic Agent (RDA) ソフトウェアを用いて診断を行う事ができます。 Oracle Remote Diagnostic Agent (RDA)は、perlプログラム言語で記述された診断ツールですので、Perlが対応するプラットフォームであれば、どのプラットフォームでもご利用いただけます。

Oracle Remote Diagnostic Agent (RDA) については、詳しくは以下のドキュメントをご覧下さい。

Remote Diagnostic Agent (RDA) - Getting Started (Doc ID 314422.1)

なお、Solaris オペレーティング・システムでは、RDAではなく、Oracle Explorer Data Collectorをご利用下さい。

 

Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT) - kernel core dump を読み取りそのサマリを自動生成

システム・パニックやシステム・ハングの場合は、オラクル・サポートに知らせてどのようにシステムを立ち上げるか問い合わせを行います。 その際、kernel coreの採取を依頼されることがあります。

Solaris[TM]オペレーティング・システム: x86またはx64システムでカーネル・コア・ダンプを強制的に出力する方法 (Doc ID 1515734.1)

オラクル・サポートによる障害解析では、kernel core dumpそのものが役立ちますが、お客様がkernel core dumpの中身を読み解くことは難しく、また、ファイル・サイズ自体も非常に大きくなりがちです。 そのため、kernel core dumpに吐き出された情報自動的に読み取り、そのサマリを文字情報として出力するためのツールとして、 Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT) が Services Tools Bundle (STB) にバンドルされています。

お客様は、その出力されたサマリをご確認いただくことで、障害の初期診断を行えるだけでなく、サマリのファイル・サイズが比較的小さい利点を活かし、kernel core dump のオラクル・サポートへのアップロードに先立ち、Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT) の出力をオラクル・サポートへお送りいただくことも可能です。

Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT)についは、詳しくは、

Oracle Autonomous Crashdump Tool (ACT) - 日本語 (Doc ID 1596529.1)

をご覧下さい。

水曜日 10 16, 2013

[Get Proactive!] Patch Wizard で Oracle E-Business Suite へのパッチ適用の影響範囲を正確に把握する

サポートからの解決策として、既に存在しているパッチの適用を打診された時、お客様からの反応として

 「パッチ適用によって変更されるファイルの確認にコストと時間がかかる」

という声を、よく耳にします。
確かに、パッチの適用にあたっては、適用前にその影響分析を行う必要があります。
しかし、だからといって、それらの作業全てを手作業で行う必要ありません。

ORACLE MAGAZINE 日本語版 8月号(Vol.17) でもご紹介いたしましたように、

パッチ適用における影響分析はPatch Wizard を使って自動化していただく

これこそが、我々オラクル・サポートが、お客様に強くお薦めする手法です。

そして、

Patch Wizard は既にお使いの EBS 環境にインストールされています

ので、ESB 11.5.10 ~ 12.1 をお使いのお客様であれば、何の事前インストールや事前設定も行うことなく、今すぐご利用いただけるようになっています。

  1. System Administrator 職責 にてログインします
  2. Oracle Applicaton Manager にて Dashboard オプションを選びます(または OAM のメニューから Patching and Utilities オプションを選びます)
  3. 右上のドロップ・ダウンのリストから Patch Wizard を選び Go をクリックするだけです

例えば、オラクル・サポートから、パッチ番号 17015507 のパッチの適用を解決策として打診されたとします。
この Patch 17015507 の影響分析は、次の3つのステップを実行していただくだけです。

ステップ1

Patch Wizard のメイン画面から、Recommend/Analyze Patches タスクを新たに作成します。

ステップ2

オプションを選択し、パッチ番号「17015507」を入力し、

実行スケジュール(Schedule)と繰り返しの頻度(Recurrence)を設定し、

実行します。

ステップ3

影響分析が終了すると、Patch Wizard のメイン画面の Recommend Patches Results セクションに結果が表示されますので、Details からその詳細を表示し、

Impact から

具体的な影響を参照します。また、パッチ適用による間接的な影響についても、Indirect Impact Summary のセクションから 、 例えば Menu Navigation Tree への影響をご確認いただくと、

影響を受ける Menu Navigation の情報が一覧できるようになっています。

このように、Patch Wizard は、

これら 3つのステップ を実行していただくだけ

で、

  • 影響を受けるアプリケーション(Applications Patched)
  • インストールされるファイルのタイプ(File Types Installed)
  • 新たにインストールされるファイルのタイプ(New Files Introduced)
  • 変更される既存ファイル(Existing Files Changed)
  • 変更されるカスタマイズのファイル(Flagged Files Changed)
  • 変更されない既存のファイル(Existing Files Unchanged)
  • 合わせて適用が必要な言語パッチ(Non-US Language Patches Required)
  • 変更されないファイルへの影響(Unchanged Files Affected)
  • メニューのナビゲーション・ツリーへの影響(Menu Navigation Trees Affected)

が、自動的に分析され、その結果をご覧いただけるようになります。
よって、ここから先は、分析結果を元に、実際のパッチ適用作業の計画を立ていただき、適用作業を実施していただくだけとなります。
もちろん、複数のパッチを指定し、同時に影響分析を行うこともできます。

また、Patch Wizard では、適用するすべてのパッチを選択し、Downloadボタンをクリックすると、それら複数のパッチを、マージしてダウンロードできるようにもなっています。

そして、当然ながら、ダウンロードに際しては、Language および Platform も指定できるようになっています。

いかがでしょうか?

Patch Wizard については、より詳しく、分かりやすい説明を次のナレッジ・ドキュメントから公開しておりますので、是非ご覧下さい。

Patch Wizard Utility - Japanese (ドキュメントID 1513967.1)
KROWN:159540 [マスターノート] パッチ・ ウィザードの概要、使用上の注意点について

また、今後、別の運用支援のツールも、本ブログ や ORACLE MAGAZINE 日本語版 を通してご紹介いたします。

それらのツールの詳しい情報は、 Oracle Premier Support Get Proactive! - Japanese [ID 1471735.1] から E-Business Suite をお選びいただくだけでアクセスできるようになっています。
Patch Wizard に限らずご興味をもたれた方は、是非、それらの情報にも触れてみて下さい。

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日本オラクル カスタマ・サポートのエンジニアがお勧めのサポート情報を紹介します。


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