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Sun Cluster 3.2 での Java Messaging Server 6.3 のサポート

Guest Author

Sun Cluster 3.2 では、Java Messaging Server (MS) 6.3 がサポートされるようになりました。SC3.2 での Java Messaging Server の認定は、SPARC および x86 のプラットフォームで完了済みです。Java Messaging Server (MS) は、IMAP や POP3 などの電子メールプロトコルのサポートを可能にするインターネットメッセージングサーバーです。
メッセージングサーバーの Sun Cluster High Availability エージェントにより、Sun Cluster の環境でアプリケーションの可用性が高くなります。Sun Cluster エージェントは、Java Messaging Server アプリケーションを起動、停止、監視するメソッドを提供します。PMF (プロセス監視機能) に基づいて、常に MS のウォッチャープロセスを監視します。ウォッチャーが機能しなくなった場合には、ウォッチャーを再起動またはフェイルオーバーします。ウォッチャープロセスは単一障害点であるため、可用性が高くなります。
Java Messaging Server 6.3 High Availability エージェントが Sun Cluster 3.2 でサポートされるようになりました。つまり、ZFS (Zeta ファイルシステム) サポート、Solaris 10 の非大域ゾーンなど、Solaris の重要な機能の一部が、MS 6.3 HA エージェントで使用可能となっています。これらの機能は、Messaging Server のユーザー、特に ISP にとって非常に魅力的です。インターネットメッセージングサーバーには、スペースの有効利用と常に使用可能であることが必要なためです。
MS 6.3 で非大域ゾーンがサポートされるようになったということで、Solaris 10 の非大域ゾーンでの MS 6.3 HA エージェントの設定について見ていきます。
注:これは、Java Messaging Server 6.3 の完全なインストールや設定ではありません。Solaris 10 の非大域ゾーンでのエージェントの実行について、設定前および設定後の手順のみを説明しています。

HA MS の設定例は、このようになります。
Node1 および Node2 という 2 つのノードを持つクラスタで、Node1 には疎ルートゾーン Zone1、Node2 には完全ルートゾーン Zone2 がインストールされています。


必要条件:
1. Messaging Server 6.3 バイナリをすべてのクラスタノード (ここでは Node1 と Node2) にインストールします。インストールについては、http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-7560 を参照してください。
2. LDAP Server 6.1 をインストールして可用性を高くします。
3. Messaging Server HA エージェントパッケージ SUNWscims をすべてのクラスタノードにインストールします。
4. 非大域ゾーン Zone1 および Zone2 をインストールして起動します。
5. 論理ホスト名を持つフェイルオーバーリソースグループ、ノードリストに非大域ゾーンを含む ZFS の HASP リソースを作成して有効化します。
  例:# clresourcegroup create -n Node1:Zone1, Node2:Zone2 mail-rg
        # clreslogicalhostname create -g mail-rg -h loghost
        #clresource create -g mail-rg -t SUNW.HAStoragePlus -p
       Zpools =ms-zpool -p AffinityOn=TRUE
       # clresourcegroup online mail-rg
6. クラスタノードの 1 つ (この例では Node1) で「Configure」スクリプトを実行します。
7. すべての二次クラスタノード (この例では Node2) で「useconfig」および「ha_ip_config」を実行します。
  例:スクリプトのパス:/opt/SUNWmsgsr/sbin/useconfig および /opt/SUNWmsgsr/sbin/ha_ip_config
次の 2 つのセクションでは、非大域ゾーンの Java Messaging Server 6.3 の設定について説明します。
1. 疎ルートゾーン (Zone1):

    1. MS 6.3 が大域ゾーンにインストールされた場合、パッケージ (SUNWmsgsr および SUNWscims) は非大域ゾーンに継承されます。これはつまり、MS がインストールされた /opt ディレクトリがゾーンに継承されるということです。
    2. HASP リソースと論理ホストリソースを、このゾーン (Zone1) でオンラインに切り替えます。
  例:clresourcegroup switch -n Node1:Zone1 mail-rg
    3. このゾーンで「useconfig」および「ha_ip_config」を実行します。

2. 完全ルートゾーン (Zone2):

    1. 完全ルートゾーンは大域ゾーンから SUNWmsgsr パッケージを継承しないため、Messaging Server 6.3 を完全ルートゾーンにインストールする必要があります。MS 6.3 のインストール手順に従って、MS 6.3 バイナリをインストールします。インストールについては、http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-7560 を参照してください。
    2. HASP リソースと論理ホストリソースを、このゾーン (Zone2) でオンラインに切り替えます。
       例:clresourcegroup switch -n Node2:Zone2 mail-rg
    3. このゾーンで「useconfig」および「ha_ip_config」を実行します。

次の手順では、Messaging Server リソースの作成と有効化、Sun Cluster でメッセージングサーバーの高可用性がどのように保持されるかを示すテストについて説明します。
1. MS リソースを作成します。
   例:# clresource create -g mail-rg -t SUNW.ims -p IMS_serverroot=/opt/SUNWmsgsr -p
    Resource_dependencies=loghost,ms-hasp-rs
2. MS リソースを有効にします。
   例:clresource enable mail-rs
3. 「clresourcegroup status」により、非大域ゾーンの 1 つでリソースのステータスがオンラインであることが表示されます。
4. MS リソースを別のゾーンノードにフェイルオーバーします。
   例:clresourcegroup switch -n Node1:Zone1
5. ウォッチャープロセスを終了して、ウォッチャープロセスの再起動を監視します。
Sun Cluster HA Messaging Server 6.3 エージェントのインストールおよび設定の詳細については、http://www.sun.com/bigadmin/features/hub_articles/message_srvr_cluster.pdf を参照してください。
Swathi
Sun Cluster エンジニアリング

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