一年前、Sun では Solaris Cluster の全プロダクトスイートをオープンソース化すると発表しました。今日、Sun は約束を 6 ヶ月前倒しして果たし、Solaris Cluster フレームワークの 2 百万行を超えるソースコードを公開します。
Sun の可用性製品ディレクター Meenakshi Kaul-Basu による公式プレスリリースおよびポッドキャストをご参照ください。
今回は 3 度目で最後のソースコード公開となります。これは最初である 2007 年 6 月の Solaris Cluster エージェントのオープンソース化、そして同年 12 月の Solaris Cluster Geographic Edition に続くものです。以前の公開と同様にソースコードは、共同開発および頒布ライセンス (Common Development and Distribution License、CDDL) に基づいて OpenSolaris.org の HA Clusters コミュニティーグループの後援で提供されています。
この Solaris Cluster オープンソース版は、Open High Availability Cluster と呼ばれています。Solaris Cluster の一部の複雑な部分はオープンソース化されてはいないものの、この公開で、十分に機能的な HA Cluster を純粋にソースから構築できるようになりました。
製品自体のソースコードに加えて、Open HA Cluster には Solaris Cluster Automated Test Environment (SCATE)、マニュアルページ、および大域化のためのソースも含まれています。
HA Cluster のコミュニティーグループへのご参加もご検討ください。
Nick Solter、Open HA Cluster テクニカルリードおよび HA Clusters コミュニティーグループ統括