梅田さんとジョナサン

Blogosphere は、梅田望夫さん「ウェブ進化論」の話題で持ちきりのようです。私はまだ読み途中なのですが、SalesForce.com のオフィスで開催された、出版記念イベントでは「Web 2.0 の流れでネットが既存のメディアを凌駕するか?」という結構ベーシックな話題を中心としています。皆さんご存知だと思いますが、このイベントの模様、Podcast でも一部始終を聞けたりしますので、梅田さんの渋い声で耳元囁かれたいはどうぞ。「君たち若い人が思っているほど、Net が全ての人にとってすぐに既存のメディアの代替にならないだろう。」というコンサルタントで大人の梅田さんならでは意見は、逆に新鮮に聞こえたりします。

それに関連して、先週開催された Open Source Business Conference にて、弊社の社長の講演で「なるほど」と思ったスライドを張っておきます。


なかなか味わい深い言葉です。既存メディアが市民的な (民主的な) メディアを理解してないように、既存のテクノロジー企業も市民的なテクノロジーを理解していないと。講演の Audiocast はこちらから聴けます。

これ、ちょっといろいろ反省させられる言葉です。っていうのは、私自身が現時点で、「民主的なテクノロジー・イノベーションの本質 (っていうかビジネスにどう繋げたらいいか) を理解していない」という側面もさることながら、梅田さんの言葉を聞いたあとで考えると、「市民的なイノベーションが既存の企業のビジネスを凌駕するのは時間が掛かるし、完全にそのようにはならない」ということになるからです。IT 業界におけるエンドユーザ、ベンダー、SIer の構図が今まで通りで、引き続きレガシーな日々のビジネス・スタイルはなくならないということです。まあ、当たり前と言っちゃあ、当たり前なのですが、この二つの点 (特に後者のほう) でなんとなく反省させられたのでした。0 か 100 かなんてなく、何でもバランスが大切ってわけです。フォースにバランスをもたらすからこそ、互いの共生が成立するわけで。何事も驕ったり、否定したりしてはいけませんね。

ま、サンとしては、競合との差別化において、誰よりも早く "あちら側" にシフトチェンジして、マーケットやインダストリーを煽動しようとするのは、至極当然なんですけどね。

というなんだか言いたいことが上手く説明できないエントリでした。
投稿されたコメント:

audiocastを聞いていませんが、スライドで言っているのは"市民的なテクノロジーを理解していないテクノロジー企業は、市民的な (民主的な) メディアを理解してないメディアのようなものだ"ということで、だいぶニュアンスが違うようにかんじますが?

Posted by guest on 2月月 20日, 2006年 at 01:15 午前 JST #

コメント有難うございます。確かに直訳をするとそうですし、Jonathan が言っているのもそういうニュアンスなのですが、私としては、現在の大手と言われているベンダーで働く人たちのほとんどが、市民的テクノロジーによるイノベーションを理解していないというように取れるのです。サンは、理解している会社ですが、私も含めその本質を本当に理解して、ビジョンが浸透してるかどうかというのは、怪しいもんだと思います。自身の日々の仕事やキャリアを考えて、あちら側の動きについては、キャッチアップできるよう皆が意識を持っていく必要があるかと。もちろん強制はできませんし、それぞれ個人のポリシー次第なのですが。

Posted by shingoy on 2月月 20日, 2006年 at 08:25 午前 JST #

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