春一番!日本たばこ産業IFRS適用を発表

つい、こないだ、新年を迎えたばかりだと思っていたら2月も終わって3月です。

雪どけ、春はもうすぐです。

昨年6月の自見大臣発言以降、日本でのIFRSの議論も冬が訪れていました。

しかし、4年に一度しかない2月29日に春一番が吹きました。

日本たばこが2012年3月期有価証券報告書からIFRSで作成することを発表しました。

日本たばこ産業(2914)は29日、2012年3月期決算から連結財務諸表の作成を従来の日本基準から国際会計基準(IFRS)に変更すると発表した。国内外で事業展開を進める中、財務情報の国際的な比較可能性を向上させ、資金調達手段の多様化を図る。法定提出資料はIFRSに一本化する。
 あわせて新基準での業績予想の試算値も公表した。売上高は2兆330億円(日本基準では前年比4%増の2兆5400億円)に、純利益は2860億円(同30%増の1890億円)になる。売上高は、子会社のたばこ配送業務の売り上げ計上が納品時の商品単価ではなく配送手数料のみになることが響き、目減りする。一方で、IFRSでは買収先の価値が下がっていなければのれん代の償却を計上せずに済むため、07年に買収した英たばこ大手のギャラハー社ののれん代償却がなくなり、純利益は押し上げられる。〔日経QUICKニュース〕

Webメディアでも、とりあげられています。

IFRSフォーラム 「営業利益、当期純利益にプラスの差異JTが2012年3月期からのIFRS適用を正式発表、差異額を明らかに」

ITPro「JTがIFRS任意適用へ、比較可能性と資金調達の多様化目指す」

実は、2月29日はIFRSの適用を議論する金融庁の企業会計審議会総会・企画調整部会合同会議も開催されていました。

IFRSフォーラム 「原則主義における訴訟問題を指摘する意見も IFRS強制適用の是非、範囲が焦点に――金融庁企業会計審議会」

偶然か?、日本たばこさんが狙ったか?それは皆さんのご想像にお任せしますが、春が近づいているような気がします。

雪どけは見えないところから始まります。見えないところで、着々と対応を進めてJTさんに続く企業がでてくることを期待せざるえません。

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About

桜本 利幸(さくらもと としゆき)

日本オラクル株式会社 アプリケーション事業統括本部 担当ディレクター

ITコーディネータ、公認システム監査人、法政大学大学院兼任講師、日本CFO協会主任研究員、IFRSコンソーシアムアドバイザー

sakuramoto

都市銀行にて企業金融や商品開発に従事後、1998年、日本オラクルへ。会計、財務、経営管理、内部統制、IFRSへ対するERPやEPMなど会計関連ITソリューションのスペシャリスト。講演、寄稿、著書多数。

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