水曜日 3 12, 2008

紙一重 (thin line)

仕事をする上で、また、日々の生活の中でよく考えることのひとつに「自分の意見を貫いた方がいいのか、他の意見に聞く耳を持った方がいいのか」という逡巡があります。ほとんどのことは、これまでの経験から得ているので、新しいことにチャレンジするときにも「前はこうだった。だから、今度もこれでいってみよう」とか、「前、これで苦労した。だから、今度はやめておこう。」とか、過去の経験を軸にして舵を切っています。

でも、ときどきふと思う。「昔のことはスパッと忘れて、新しい方法にチャレンジしてみたらどうだろう」と。そのときに葛藤する相手は「不安」です。知らないことが多いと怖くなります。そんなときは、新しいことの中にも、自分に理解できて自信を持てる領域をひとつ確保するようにしています。そして、そこを拠点にがんばる、と。

なんだか抽象的な話でわからなくなりそうなので、具体的に。新しいプロジェクトが始まりました。そこでは Pootle という使ったことのないソフトウェアを使うそうです。なんだそれは !? 翻訳のソースは、全部そこで管理するという。心の声「えー、いやだよ〜。なんで変えるの〜? 今までどおりテキストファイルでやりとりすればいいのに...」。でも今更変えられそうにないので、使ってみる... ダウンロードすれば PO ファイルなんだね。オフラインで作業できるのか。PO ファイルならなんとかなりそう。。。と、ここまで理解できれば、あとはどこまで Pootle を活用できるのか実験してみようという勇気が出てきます。

ちなみに、これは OpenOffice.org 3.0 に向けての翻訳のお話です。今、翻訳者募集しています。

さて、ここで今日のタイトルに戻りますが、「信念を持つこと」と「頑固であること」は紙一重だなぁと思うのです。翻訳や翻訳プロジェクトはこう進めた方がいい、という信念を持っています。でも、それに固執していると、「頑固な人」になってしまうのよね。気をつけよう。

で、これを英語でいうと何なんだろうなぁと思っていたら、ドラマの中で出てきました。「There is a thin line between conviction and stubbornness.」これは、ドラマ 24 で大統領を諫める大統領補佐官が言っていた言葉。以前、どこかエントリに書いたんですが (探したけどわからなかった... 自分のブログなのに恥ずかしい)、「勇敢であることと馬鹿げていることは紙一重だ」という表現がありまして、それは「Braveness and stupidity are close friends」だったと思います。同じことを言うのでも、友人同士の会話とホワイトハウスでの会話では違うものですねぇ。

English:


One of the things I often think about is the question to myself "Should I stick to my thought or should I listen more to other ideas ?"

I could say, most of the decisions are made based on my experiences. For example, "It went well last time, so let's try the same thing in this release." or "I had a very bad experience with it, so I don't repeat the same this time."

At the same time, however, I wonder I may have to forget the past and try the new things by pulling together all of my courage. The one I have to fight against in that case is "fear". I often feel fear and anxiety when trying to do something new for the bigger project. To overcome the fear, I always try to find a space where I can be comfortable and reserve it as my "home" which protects me.

Let me be more specific. The new translation project starts. Project manager says "We will use Pootle for this release." Pootle is new to me. I know Pootle, but have never worked on it and never used in the real project. I was panic at the beginning "How can I use Pootle ? Should I use it for such a big project without training ? Why ? I have been comfortable with the existing method using text files." Those were in mind out of the fear. Then, I tried using Pootle and understand I can work on PO file once I download the file from Pootle. Now I find it my safe house, and can be more brave to evangelize the best usage of Pootle.

BTW, this is the real story about OpenOffice.org 3.0 translation project for Japanese. We are open to translation contributors for Online Help and Message updates!

Now, it's time to go back to the title today - thin line. Having strong will sometimes lead to be stubborn. I have a strong will and policy about how to translate or how to manage translation project, but if I stick to my thought too much, I will be just a stubborn person. I should remember this time to time...

I have been thinking what is English expression of Japanese phrase "紙一重" [kamihitoe]. It literally means "Conviction and stubbornness is opposite side of piece of paper".
A week ago, I found an answer when watching DVD of US drama "24" in conversation between President and National Security Adviser: "There is a thin line between conviction and stubbornness.".

I cannot find my previous entry but I know I blogged about another example of this: "Braveness and stupidity are close friends". I realize how it can be said differently depending on the persons and occasion. One in White House and another in conversation between friends on the deck of the space ship leaving for an adventure.

水曜日 11 28, 2007

平野さんにインタビュー! (Interview with KHirano!)

今日はちょっと趣向を変えて...OpenSolaris のローカリゼーション (地域化)・国際化への貢献第一号として「参加方法」と「開発プロセス」を翻訳してくだ
さった Kazunari Hirano さん (以降、Khirano さんと呼びます) に、コミュニティーの楽しさ、今後の課題などについてお話を伺ってみたので、そのときの模様を紹介します。

平野さん


事前にメールでいくつか質問をして回答してもらい、その後、会議電話を使って OpenSolaris Community Manager の Jim Grisanzio (以降 Jim) と私 (斎藤 玲子、以降 Reiko) と KHiranoさんで、英語と日本語を交えながらいろんな話をしました。


まずはメールでのやりとりから...


1. 翻訳が完成するまでのプロセス (Sun とのやりとりを含む) は、いかがでしたか ?


「CA (Contributor Agreement)」の経験があるので、問題は感じませんでした。Sun のグローバリゼーションチームのみなさんが、しっかりサポートしてくれたことも大きいです。


2. 貢献するためのプロセスを改善するには、どうすればいいと思いますか ?


私は問題を感じなかったので、具体的には...。他の人はどうなんだろう。みんなの意見を聞いてみるのがいいと思います。私としては貢献を募るには、以下のようなことを継続的に、そして繰り返し発信していく必要があると思っています。


a. 貢献できる対象は何か

b. どうやって貢献すれうばいいか

c. 何についてどのようにサポートを得られるか


この観点から、スターターキットの翻訳、特に、「参加方法」と「開発プロセス」のドキュメントが重要だと感じました。


3. コミュニティー活動の中で、どのようなことを楽しい、または、苦しいと感じますか ?


他の貢献者、開発者、メーリングリストの購読者、Sun のグローバリゼーションチームの人達から「ありがとう」と感謝してもらったり、励ましのコメントを貰えることが嬉しいです。それと、自分の翻訳が Web 上に公開されることに、やりがいを感じます。


4. OpenSolaris のコミュニティーに参加してみて、製品・コミュニティーへの印象は変わりましたか ?


いいえ、変わっていません。OpenSolaris は製品もコミュニティーもまだ始まったばかりで、これから開発・発展が進んでいくと思っています。今後も貢献をしていきたいです。

5. OpenSolaris のコミュニティー活動に参画していく上で、言葉 (言語) の問題を感じますか ?


はい、英語はバリア (障壁) だと感じます。でも、コミュニケーションの促進剤でもあります。コミュニティー活動の要はコミュニケーションです。コミュニケーションにはモチベーション (動機) が欠かせません。OpenSolarisコミュニティに参加する人のモチベーションは、すばらしいオペレーティングシステムを広めることで世の中の役に立ちたいということになるでしょうか。

英語はバリアですがモチベーションの高い人は自分で英語を勉強したり他の人に翻訳を頼んだりして、なんとかコミュニケーションをとろうとします。翻訳は英語というバリアを低くし、コミュニケーションを助けるものだと思います。
以下は、電話でのやりとりです。インタビュー形式でまとめてみました。


Jim: OpenSolaris のほかに、OpenOffice.org で活動しているということですが、活動歴は何年ぐらいですか ?


Khirano: 4 年ほどです。現在OpenOffice.orgのコミュニティーカウンシル (http://council.openoffice.org) でコミュニティー貢献者副代表 (CCR Deputy) をやっています。


Jim: ブログを教えてもらいましたが、英語で書いていますね。これは、とても興味深い。日本ではあまり見かけないのですが、英語で書いているのはどうして?


Khirano: 世界に向かって日本でやっていることを発信したかったから。日本やアジアの文化を世界の中間に知ってもらいたかったからです。なかなか続けるのは難しくて、このごろは書いていないんですが...  元々は、日本での OpenOffice.org の活動が、あまり他の言語のコミュニティーに知られていないので、紹介するために書き始めました。


OpenOffice.org には中国語プロジェクト、韓国語プロジェクト、日本語プロジェクトが共通の問題に取り組む CJK チームというのがありますが、そのコーディネータもしています。


Jim: CJK ? それは、それぞれの頭文字をとったもの ?


Khirano: はい、そうです。Chinese の C、Japanese の J、Korean の K です。


Jim: どういう活動をするのですか ?


Khirano: 中国語、韓国語、日本語では文章を縦に書いたり、文字にマルチバイトのコードを使ったりします。ハンブルグ (ドイツ) の OpenOffice.org 開発チームに私たちが共通して抱える問題を正しく伝えるために、みんなで CJK 共通の問題をまとめ�����り、解決方法を話し合ったり、という活動をしています。


Jim: なるほど! OpenSolaris でも、そういったグループを作ると面白いかもしれません。では次に、コミュニティー一般についての質問です。コミュニティーのリーダーには、どんな人が適していると思いますか ?


Khirano: そうですね。やはりモチベーションが高い人ではないでしょうか。Jim のモチベーションはなんですか ?


Jim: 自由 ! 会社組織からの自由、表現する自由、誰かにチャンスを与える自由、自分がチャンスを生かす自由... それこそが、コミュニティーの神髄だと思う。


Khirano: Reiko さんは ?


Reiko: 私は...チームワーク。チームの中でプレーすること。チームメンバーを助けること。助けてもらうこと。誰かの役に立っていると実感できることかな。


KHirano: 私は、世界平和
(笑)。人を助けることがモチベーションです。人それぞれですが、とにかく強い動機を持っていて、自分の夢を語れる人がリーダーに向いていると思います。
それから、グループを組織する力のある人。でもその前に、いろんな場所に出かけて行って、メンバーになる人と会って、そこで信頼感を与えられる人かな。ちゃんと目を見て話して、コミュニケーションをとって。


Jim: そうなんだ! 驚き。


Reiko: えっ、どうして ?


Jim: アメリカでは、全然違うなぁ。まずはメーリングリストでコミュニケーションを始めて、その中でリーダーシップを発揮してその地位を確立するっていうのは、よくあることだよ。もちろん会ってみると、また雰囲気はぐっと変わるけどね。だから、会った方がいいけど、会わなくてもリーダーシップはとれる。


Reiko: そうなんだ...びっくり。私はやっぱり、どんな人かなって、ちょっと気になったりする。


Khirano: OpenSolarisのコミュニティーに貢献してみようって思ったのは、OpenOffice.orgのローカリゼーションの仕事で Reiko さんに会う機会があったからだし、OpenOffice.org のベルリンカンファレンス (2004年) で OpenOffice.org ローカリゼーションプロジェクトの Co-lead だった Young
Joo Son (現在は Pintask)
さんと Open Language Tools (OLT) の開発者だった Tim Foster さんに会ったから、っていうのが大きいです。会ってみてこの人なら信頼できるって思ったので、この人たちといっしょに仕事をやってみようかなと思いました。


Reiko: (光栄です〜)


Khirano: そもそもの動機という点で言えば、私が OpenSolaris コミュニティーに参加しようと思ったのは、OpenOffice.org で活動していて、新しいオープンソースプロジェクトや新しいライセンスに興味があったからです。また、日本 Sun ユーザーグループのメンバーだったころ、セミナーなど通じて Sun の方やSolarisのエキスパードの方から Solaris
のすごさを教えていただきました。OpenSolarisが発足したとき私はブログにこう書きました。「http://openoffice.exblog.jp/2021927/

      OpenSolarisがオープンした。

      私もサイトに登録した。

      CDDLを一目でわかるようにお願いしよう。

      インストーラの改善をお願いしよう。

      Knoppixのインストーラのようになったら良いとおもう。

      そうしたら多くの人がSolarisを使って"zone"のすごさを体験できる。」


Reiko: そうだったんですね。ありがとうございます。

Jim: では次の質問。日本のコミュニティーを活発にしていくには、どうすればいいと思いますか ?


KHirano: うーん、難しい質問ですね。


Reiko: 日本の文化なのかもしれないけど、まったく新しいものを自分で始めて冒険していくっていうことより、まず何か形があってそれを元に、どんどん活動を推し進めてオリジナリティーを出していくっていうのが、日本人は得意のような気がする。 誰もやったことのない新しいことを始めるのって、勇気がいるよね。


KHirano: そうですね。でもきっと、興味のある人はいっぱいいると思います。これまでは自分だけでその興味あるものを楽しんできたから、グループで何かをすることに不慣れなだけじゃないかな。そういう人たちが経験を経て、活動範囲を広げていって、コミュニティーに参加するんじゃないかと思います。コミュニティーのメンバーとしては、そういう人たちに対する受け入れ体制もしっかりしておかないといけないなって思います。


Reiko: やり方を教えてあげるっていうこと ?


Khirano: そうです。OpenSolaris で何ができるか。どうすれば OpenSolaris に参加できるか。OpenSolarisはどんなサポートをしてくれるか。そういう情報がないと、参加をためらうでしょう。


Jim: そういう人たちは、どうやったら集まってくれるかな。たとえば、Linux や Ruby
のコミュニティーみたいに、英語あり日本語ありで活発にディスカッションがされていて...という雰囲気にするには、どうすればいいんだろう。


Khirano: 人が集まるイベントを作るといいと思う。また、大学生など若い世代に声をかけていくことも重要ですよね。社会人は忙しいから、なかなかまとまった時間がとれないし、活動範囲も決まってくるけど、学生のうちは自由度が高いから。Google Summer of Code に OpenSolaris が参加する、あるいはOpenSolaris でそんなイベントをやってみるのは、どうですか?


Jim/Reiko: ふむふむ..


Reiko: 私ね、ときどき思うんだけど、Sun
の社員がコミュニティーに対して、または、その中で活動するのは、どんな印象なんだろうって。お金儲けのためにやってるんだろうって、白い目で見られるのかしら...と思ったり。


Khirano: 確かに、会社の名前がメールアドレスにあると目立ちますね。ちゃんと説明してわかってもらうように努力する必要はあると思う。でも、とりあえず何か活動をするには、発信する人が必要だから、Sun の人でも誰でも、何でもいいから、先頭にたって発言していって欲しいという気持ちもあります。


Jim: 英語でコミュニケーションをとることについては、どうだろう。


Khirano/Reiko: やっぱり、最初は勇気がいりますね。


Khirano: でも、言いたいことがある人はいっぱいいると思うから、そういう人たちに「きっかけ」を与える意味でも、Sun の人が英語でもたくさん発言して、問いかけをして、コミュニケーションもして、取り組む姿勢を見せていくというのが大事なんじゃないかな。だって聞いてみないことには、やろうと思えば英語でも発言しますよっていう人がいるのかどうかも、わからないですよね。


Jim/Reiko: そうですね、何か工夫が必要ですよね。


Jim: IRC ミーティングって、どうですか。そこで英語で発言するっていうのは。


Khirano: それは、嫌でしょうね。


Reiko: あら、ばっさり。キーボードで英語を入力するのが嫌なのかな ?


Khirano: そうですね。次々と流れる英語を読むのもたいへんですが、それに対して自分の意見を英語で打ち込むのは、とっても疲れます(笑)。


Jim: じゃあ日本語でっていうのは?


Khirano: それなら、いいかも。


Jim: 僕は英語で書くけど、みんなは日本語で話して、翻訳できる人がいたらしてくれたり... いろんな言葉で話してみるのって、どうかな。



Khirano/Reiko: そうですね。一度やってみてもいいかもしれない。


Jim: オーケー、企画してみよう。


Khirano: OpenSolarisのドキュメントに翻訳で貢献して、それに対してコメントをもらったり、感謝をいただいたりするのは、とても楽しい。いろいろな方とのチームワークでより良いものを作っていくのは本当にエキサイティングです。そんなことも含め、開発最前線の話などをIRCで話せるといいですね。


Reiko: KHirano さん、ありがとうございました。コミュニティーを立ち上げたり活性化させたりするために必要なことが、おぼろげながら、わかってきたように思います。まずは率先して発言・行動ですね。色々と機会を作っていきますので、これからも、どうぞよろしくお願いします。

English: This time, I will not translate my blog, but place link to Jim's blog writing about the same topic later. Let's see what he finds interesting...

Now, here Jim's one -- Contributor Interview with Kazunari Hirano

木曜日 11 22, 2007

Help Wanted for OO.o 2nd Update!

OpenOffice.org 2.4 に向けての Update ラウンド 2 が始まります。翻訳に参加してくれる方、大募集〜!

ワードカウントは UI (User Interface) メッセージが 1300 words、オンラインヘルプが 13800 words で、スケジュールは 11/29 - 12/20 です。翻訳やってみよう、という方は translate メーリングリストを購読して、「500 ワードぐらい、やってみたいです。」のように参加表明してください。だいたい A4 1 ページで 300 - 400 words ぐらいです。

まずはコミュニティーで翻訳できそうなワード数をふまえて、残りをサンで翻訳するという手法をとるとのことなので、来週の月曜日 (11/26) までに、希望する方は手を挙げてください。

ちなみに、l10n-dev への呼びかけはこちら (Japanese Community も参加、とリストされていて嬉かった !)。前回の記録はこちら:

2.3 では査読に参加

http://wiki.services.openoffice.org/wiki/2.3_Japanese_Translation_and_Checking

2.4 翻訳第 1 ラウンドでは 4 人が翻訳に参加

http://wiki.services.openoffice.org/wiki/2.4_Japanese_Translation_and_Checking

よろしくお願いします。

English

Update translation for OpenOffice.org 2.4 - Round2 will start soon! Now we are open to volunteers to join the translation/review efforts.

Word count estimated is 1300 words for User Interface messages, and 13800 words for Online Help. Schedule is 11/29 - 12/20. You don't have to translate all for yourself. For example, you can say "Yes, I think I can handle 500 words or so". If you are interested, please subscribe to translate mailing list and raise your hand. FYI. you can say 300 - 400 words for a A4-size document.

We want to have estimated word count that Community can handle, and may go to our translation vendor for the rest. So, it is very important to know how many people is interested in this effort by next Monday, 11/26. If you are interested, please let us know by 11/26!

Original email is here (I am proud to see Japanese Community is listed as the participants!). Previous efforts are recorded as follows:

2.3 - Review

http://wiki.services.openoffice.org/wiki/2.3_Japanese_Translation_and_Checking

2.4 - Translation (four participants)

http://wiki.services.openoffice.org/wiki/2.4_Japanese_Translation_and_Checking

I am waiting for your participation!

水曜日 11 21, 2007

subscription はどう訳す ? (How to translate "subscription"?)

久しぶりに、最近困った翻訳の話です。それは subscription! 英語だと色々使えて便利なんだけど、その分、日本語にするのは難しいんです。


Subscription to this mailing list is mandatory.

この場合は、メーリングリストを「購読する」
これは、いいですよね。問題ないです。


For example, following is the reference of the event requesting
the subscription to the event "NewMsg":
enp://127.0.0.1/store?evtType=NewMsg&mailboxName=blim

んー、これもがんばって「購読」で... いってみます。ちょっと苦しいけど。「〜に対して登録」というふうに訳してもいいかもしれません。


We will offer subscription-based cost model.

これは「購読」では無理です〜。「契約」か「加入」ですが、対象が何かによって異なります。ソフトウェアなどのサービスサポート契約であれば「契約」で、「加入」ではかえって違和感があります。一方、保険契約やケーブル TV などの場合は、「ご加入」という言葉が多く使われるので、「契約」では違和感が...

こうして見ていくと、その対象をどのように捉えているかで訳が違ってきます。ある程度定型のものがパッケージとして用意されていて、それに対して「入る」「入らない」という意識のものだと「加入」がいいですが、そうでない場合、つまり、個別に対応が必要なものだと「契約」になるのかな...。

最近はカタカナで「サブスクリプション」という使い方もされていますね。

カタカナ... 元々概念として存在しなかったものをそのまま取り入れて、呼び名を響きのとおりに使う、という手法は、便利ですが意味不明の言葉を増やしてしまいがち。国立国語研究所に叱られそう... かといって、漢字だらけになって黒っぽーいページになってもねえ... と、迷います。要はバランスなんですけどね。おっと、ちょっと脱線。

subscription については、契約の呼び名に使われている場合は、カタカナを使うこともありますが、説明する部分では、できるだけカタカナは避けて説明しようとしています。そのときに、購読か、契約か、登録か、加入か、サブスクリプションかー、といつも悩んでいます。

English

Oh, I realize now I have to explain Japanese translation in English...let me try. "Subscription" is the common term used in the documents. It is handy since it covers various meaning in one term, but it tortures the translator.


Subscription to this mailing list is mandatory.

Japanese translation will be 購読 which means to register yourself to read the mailing list. This is not a problem.


For example, following is the reference of the event requesting
the subscription to the event "NewMsg":
enp://127.0.0.1/store?evtType=NewMsg&mailboxName=blim

Humm... it can be the same translation "購読"... but I don't feel comfortable. The event does not read anything, but just setting up to listen to or refer to. Maybe "登録" is better.


We will offer subscription-based cost model.

This cannot be 購読. This is to make a contract to purchase something, and the translation will be 加入 or 契約, which depends on what the subject is.

If it is the software service support, 契約 sounds better. If Cable TV package or life/health insurance, 加入 is better.

What is the difference between them ? I think if the object is less customizable and prepared as a set-up package, we prefer 加入. While, we use 契約 if the object can be modified depending on the needs or more "cost" oriented... I don't know.

Lately, we often use Katakana like「サブスクリプション

Katakana... we use it to take the original idea which we have not known ever, and emulate the accents in English. It is very convenient because we name the new idea in a word or two, but we should use Katakana carefully not to increase too many unfamiliar terms which are just the repetition of the English terms in accents. I know I have to learn more from 国立国語研究所. Oh, I have come down to this end ... let me get back to Subscription.

I use Katakana when call the specific contract/service name including subscription, but try to use "Japanese" (Kanji and Hiragana) to explain what it means. That is why I am often wondering - is this 購読 ? 契約 ? 登録 ? or サブスクリプション ??

金曜日 11 16, 2007

査読コメント for OpenSolaris (Review comments for OpenSolaris)

OpenSolaris の開発プロセスに初めて査読コメントをもらいました。ありがとうございます!「コンソリデーション」の意味がわかりませんというのがあって、「わたしもそうだったんです!」と共感しました。consolidation は単語としての意味は「統合」などですが、ドキュメントには OpenSolaris consolidations という言葉がしょっちゅう出てきます。訳は「コンソリデーション」を使っているのですが、それでも意味がわかりません。

社内のエンジニアに確認してみたところ、
FAQ にあるように、


\^1 訳注: コンソリデーションは、ある程度の機能のまとまりを意味します。
Operating System/Networking (ON) の他に、X Window System (X11)、Java
Desktop (JDS)、Documentation (Docs)、 Globalization Support (G11N)などの
コンソリデーションがあります。詳細は、OpenSolaris Consolidation
Information(英語)
を参照して下さい。

だそうです。この訳注を、開発プロセスにも入れようかと思っています。


English

Yea! We have the first review comment on
OpenSolaris Development Process. Thank you so much, Shimomura san. One of his comments "What is consolidation?" made me relieved that I am not the only one who does not understand that term. Consolidation means "integrated base" literally, but used so frequently in the OpenSolaris documents and I wondered what exactly it means here.

So, I asked one of Sun Solaris engineer. He kindly pointed the footnotes which he added to the English contents actually:

FAQ says:


\^1 Footnote: Consolidation means the core including key features.
There are
Operating System/Networking (ON) consolidations, X Window System (X11), Java
Desktop (JDS), Documentation (Docs), Globalization Support (G11N).
For detail, see OpenSolaris Consolidation
Information(English)

I am going to add this footnote to Development Process as well...

金曜日 11 09, 2007

Sun Tech Days 終了! (Festival is over)

3 日間にわたる Sun Tech Days が終了しました。来てくださったみなさん、ありがとうございました。

三日目も私たちのブース「オープンソースの日本語化に参加者募集!」には、たくさんの方々が訪れてくれました。まだ最終的に集計はしていないのですが、多かった質問は、


  • 各プロジェクトへの要望 : どう進めていくのかビジョンが見たい
  • 日本語化への興味: 参加してみたいが、どうすればいいか ?
  • 翻訳支援ツールへの興味: 翻訳メモリーって、なに ?

だという印象を受けました。私たちからもっと働きかけていかないといけないなぁと実感。今日はオフィスを不在にしていた三日間の業務で (ひとりで) 大騒ぎしていますが、来週からは、次の一歩を踏み出すべく、がんばっていこうと思っています。

Jim が一日目の写真とレポートをアップしていますね。わたしは OpenSolaris のオープニングで 2 分だけ時間をもらって、日本語化の活動を紹介しました。
宣伝中「ただいま宣伝中」

こちらはお隣の NetBeans ブースから 片貝さんが撮ってくれたものです。説明しようとしてたんだけど、目当てのサイトにたどり着けなくて慌てているところ...うーん...困った顔のアップ...「誰かー、助けてくれー」

English


Thank you very much for visiting our pod (exhibition booth). Three days of our Sun Tech Days are over and I am so happy that I could talk to many people about localization/translation!

Just like the second day, many people came to talk to us on the third day. Our pod title was "Help wanted! Let's localize open-sourced software together". I have not looked into the records of our talk yet, but I guess the top three of the comments and questions are as follows:


  • Request to each project: Want to know Sun's vision
  • Interest in localization: Want to join, but not sure how
  • Interest in translation tools: What is Translation memory ?

They made me realize again how important it is to send more messages more effectively to those who are interested in the open source software. I promise I will work on them as soon as I finish the emails piled up in my mailbox ... next week!

Jim posted Sun Tech Days report and photos for the 1st day. I made 2-minute speech at the OpenSolaris Opening and introduced what Japanese community is doing.
Join us!"Join us!"

Here's a photo taken by Masaki Katakai hosting the NetBeans pod located next to our's. I am in a trouble accessing the site that I wanted to show them...Hummmm....Zoom in to check how I am stuck...「Anybody, he---lp!」

水曜日 11 07, 2007

Sun Tech Days ただいま休憩中 (I am in a coffee break)

今、控え室から更新しています。想像したよりたくさんの人が来てくれて、とてもとても嬉しい...

最初は緊張して、顔はこわばるし不安は渦巻くし、どどど、どうしよう...という気持ちだったんですが、午前の基調講演が終わると、少しずつ、そして続々とポッドに来てくれてほっとしました。特にランチブレイクの間は大盛況で、説明する人手が足りなくなるほどでした。

翻訳ツールは OmegaT、OLT、Pootle、SunGloss を紹介しています。また、ポッドに来ていただいた記念にボールペンと名刺大のコミュニティーサイト一覧をお渡しています。

直接お話できるのが、こういったイベントの最大の魅力です。そうそう、OpenOffice.org 2.4 の翻訳で一緒に翻訳をした方とお会いでいて、嬉しかったー。初めてお会いしたんだけど、メールでの印象の通り、とてもいい方でした。

English

Now I am in a coffee break and updating my blog from staff room in Sun Tech Days. I am so happy that more people came to talk to us than I thought.

When the Pod opened, I was so nervous and not sure if I could smile "appropriately"...., but after the Key Note Speech is over, many people visited our pod and we really enjoyed friendly conversation about community engagement, translation, technologies, etc... During the lunch time especially, we are running out of resources to show them around.

We're introducing OmegaT, OLT, Pootle, SunGloss and other translation technologies in our Pod. Please stop by!

One of the biggest fan is that I can meet members of the community in person. This time, one of our valuable contributor to OpenOffice.org 2.4 update has come to talk to us! I am so pleased. He was so nice as I expected from his emails. Looking forward to meeting more!

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