翻訳の品質

翻訳の品質をみるために、P1、P2、P3 の Priority を付けているってお話しました。これってソフトウェアバグのカウント方法に似ていますよね。間違いに Priority を付けて、その数をトラックするということなので、基本的には同じです。

しかし... こうやって悪いところをなくしていくという一方、「いいものはいい!」と褒めて評価しないと、「正確だけど読みにくい」というものができあがってしまいそう。。。と、思い始めてきました。

ここ最近、P1/P2/P3 ともに、ずいぶん下がってきています。P1/P2 がまず最初にぐーっと減って、P3 も減ってきました。そうなると、「間違いの少ない翻訳」から「読みやすい翻訳」へと目指すところを変えていきたくなってきました。

というのも、つい最近レビューしていた翻訳で、とってもいいのがあったんですよ。翻訳だということを、ほとんど感じさせないなめらかな文体で、わかりやすいのです。これはいいな〜、と見ていたら、ときどき「ぼかっ」とミスがあるのです。そのミスは「うっかり」「ケアレス」と思えるもので、ポテンシャルとしてはとてもいいものを持っているのになぁという印象でした。

とてもいいんだけど、バグの数をカウントしていくと、Level 17 で「ギリギリセーフ」です。同じ Level 17 でも、もっと読みにくいと思うものがほとんどだったので、ちょっと腑に落ちない気持ちになってしまい...

切り口が「バグの少ない翻訳」だから仕方ないのかな... いや、やっぱり納得いかん!と思ったので、FY08 は、そのへんを考えていきたいと思っています。

投稿されたコメント:

こんにちは。初めてコメントします。あくまで、一読者として。

こちらは少し前の記事ですが、これについてはずっと気になっていました。「間違いのない翻訳」と、「読みやすい、自然な翻訳」と。
たとえば、「英文に忠実に訳して」とお願いすると、「直訳すればよし」のような誤解が生まれることがあって、中にはツールにかけたような機械翻訳があがってきて面食らうこともあります。
一方で、分かりやすい日本語にしようとすると、どうしても原文の構造を組み替えたり、言葉を補ったりする必要があるわけで、(TM 的な面から) それがどの程度まで許容されるのか、という難しさがあります。
当たり前なことかもしれませんが、このバランスをうまくとっていくのが大事なのでしょうね。

ところで、
>FY08 は、そのへんを考えていきたいと思っています。
実際には、どうなるのでしょう?(たとえば、技術点と芸術点に分けるとか。。)

以上、一読者でした。

Posted by Iizuka on 7月月 30日, 2007年 at 09:37 午前 JST #

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