海水浴と湖水浴 (What's difference between 海水浴 and 湖水浴)

先日のブログは英語だけ書いて力尽きてしまったので、今日は日本語から。。。お盆休みの前に夏休みをいただいて旅行してきました。実家の大阪と琵琶湖です。琵琶湖の湖畔の宿に泊まって、琵琶湖で泳いできました。湖で泳ぐことを「湖水浴」というそうですね。海で泳ぐことは海水浴だから、そうなんでしょうが... なんだか、湖の水を浴びて楽しむ... という印象が。森林浴という言葉からの連想かしら。海水浴なら迷わず「海で泳ぐことやんかー」と思えるのに。言葉の印象って不思議。

だから、新しく登場した英語の用語に、新しい日本語の呼び名 (用語) を決めるとき、これでいいのかと迷うのだろうな... すでに定着している用語の場合は、言葉自体とその意味に乖離があっても気にならないのに、新しく作るときは、できるだけその意味を反映した言葉にしたくなる。。。そして、長すぎて困る。。。というジレンマ。困った例が Solaris の preemptive self-healing でした。

自分で問題を予測して自分で修正するという機能なので、日本語で正確に訳せば「予測的自己修復機能」です。でも、「長い! 漢字多い! 言いにくい!」というのが正直な感想でした。セルフヒーリングとカタカナにした方が、イメージが伝わりやすいんじゃないかしら、と思ったのですが、当時はまだ「ヒーリング」という言葉が浸透しているかどうか確信が持てず、漢字案で行くことに... あぁ、しかし今となってはヒーリングにしたいです! 読んでわかりやすいかもしれないけど、言いにくいし、やっぱり漢字の連続は読みにくいです。「名が体を表す」のはいいことですが、「表す」のは、すべてを忠実に表現することではなく、その内容のエッセンスを短い言葉の中に埋め込んで、キーワードとして機能するようにすることじゃないかと思うのです。だから、全部言い尽くさなくても、言葉として定着すればいいのだと思います。

これまでは用語の変更は、リリースの忙しい時期に出現箇所を特定して影響を考えて... ということがあったので慎重にしていましたが、今後は翻訳メモリー (TM) をリリース間でも編集できるようになったので、より積極的に進めていこうと思っています。

... あ、夏休みの話を書く「つれづれ」ブログにしたかったのに、また仕事の話になってしまった。タイトルも「エネルギーは貯めるより作る」だったのに、もうスペースないので、この件は次回に。。。

English:
I gave up writing the last entry in Japanese - sorry for Japanese readers. So, this time, I started with Japanese. I have just been back from my summer vacation - my vacation was a little earlier than most of Japanese people who will have one in this week. I've been to Osaka, my home town, and Lake Biwa in Shiga prefecture. After staying my parents' house, we stayed at the lake-side hotel and enjoyed swimming in Lake Biwa. I did not know swimming in the lake is called 湖水浴 [ko-sui-yoku, meaning "Lake Water Bathing"] which means "enjoying the lake water" literally. It sounds odd to me... I don't know why. Maybe because the term "森林浴" [shin-rin-yoku, meaning Woods Bushes Bathing] is popular now in Japan which means "enjoy staying in the woods and bathing the fresh air generated by trees and leaves". Considering the same expression, 湖水浴 sounds like "enjoy staying in/by the lake and bathing the lake water". It is different from what 海水浴 implies to me. 海水浴 [kai-sui-yoku, meaning Sea Water Bathing] means "playing in and by the sea" to me. In a word, 海水浴 has been used for long time, and now I don't think what it means. It is more like a keyword, but 湖水浴 is new, and I have to assume it's meaning from the word itself.

This reminds me of the repeated struggle when we are determining the new translation for the new English term. Since the term itself is new, we want to explain as much and precise as possible in the translation of the term. Unfortunately, it often results in the long and complicated expression. I remember the term "preemptive self-healing" for Solaris.

It is the function that Solaris finds the possible problem by itself and fix automatically. The suggested and determined translation was 予測的自己修復機能 meaning 予測的 = preemptive, 自己 = self, 修復 = healing, and 機能 = function. Yes, it perfectly represents what it is. But, now I regret why I had approved this term. This is long, too many Kanji (high density), and hard to call it verbally. I should have chosen Katakana "セルフヒーリング" (reading is almost the same as self-healing). However, I was not sure the term ヒーリング (healing) was popular in Japan at that time. What I learned from this is "the term is not always the full explanation of the meaning, but should work as a keyword". The importance of keyword is, in addition to the preciseness, "easy to call and remember".

We used to be very careful and conservative to change the term which is once used in the products, but now our infrastructure is changing and uses Translation Memory more pro-actively. Now it is possible to change terms between releases without affecting the schedule. I will make full of this advantage, going forward.

Oops, I wanted to write a happy blog about my vacation but now here I am... talking about translation again. I have to change title from "Energy to be generated, not to be saved".
Let me talk about it the next time!

投稿されたコメント:

はじめまして。

琵琶湖の近くに住んでおりますが、「湖水浴」という言葉は地元住民でもあまり馴染みが無いように思います。仰るとおり、その言葉からは「湖の水を浴びて楽しむ」といった印象を受けますね。
ちなみに琵琶湖の遊泳可能な砂浜の表記は「○○湖水浴場」ではなく「○○水泳場」となっています。

Posted by nishibori kiyotaka on 8月月 11日, 2008年 at 04:20 午後 JST #

nishibori さん、琵琶湖の近くにお住まいなんですね。琵琶湖は静かで雄大ですねぇ。安土桃山文化の香りもするし、いいところだなぁと思っていました。また行きたいです。

湖水浴って言わないんですか! びっくり。ガイドブックに書いてあったから、てっきり琵琶湖で泳ぐのは湖水浴かと思っていました。

そっか、「水泳場」なんですね。興味深いです、近くに琵琶湖のある生活。教えてくださってありがとうございます。

Posted by Reiko Saito on 8月月 13日, 2008年 at 03:10 午前 JST #

括弧書きの副題がすてきですね。("沐浴はどうするっ" と、つっこむ)

A4 1ページに収まるようにまとめた配布資料を作成したときに、タイトルを「イメージと言語について (ちょっとまとめてみました。)」としたことが
あります。(この一文でも、"てにをは" を間違えると大変です。日本語はつくづく難しい言語と思います。文章を短くすれば良いのですが。。。)

「ヒーリング」についても同感です。用語、言葉も市民権(?)を持つまでは、大変です。

区切り文字1つとっても、フォルダ(ディレクトリ)の場合は「\\」、「\」。ウエブでは「/」。
・・んで、データを保存した場合、「データは、次のアドレスに入れてあります。」とメールで周知しています。
"アドレス" という言い方は、ファイルサーバでも、ウエブサーバにでも使えるので重宝しています。

また、文章では、"周知" との言葉を使用していますが、話し言葉では、「その件は、アナウンスしている?」とか、
「その件の、アナウンスメントは、あった?」と使っています。

最近のことですが、「この設定が、"デフォルト" です。」と説明したときに、「"デフォルト" ってどういう意味ですか?」との質問を受けました。
他の若い人から、「"初期値" という意味ですよねっ」と...(初期値、既定値、標準値もあるっと、私。。。)
「いろいろな言い方があるので、わざわざ訳さなくても "デフォルト" として覚えてください。生活用語ではないので。」と回答しました。

カタカナ語は、先入観で「漢字にして覚えないと...」と思っている方もみえます。
「気がついてよっ。」とも言えず。。。難しいです。

Posted by susumu honda on 8月月 17日, 2008年 at 01:14 午後 JST #

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