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数分で“ゼロからクラウド”! Oracle Solaris 11.2の新機能

Oracle Solaris 11.2がフル・リリース(いわゆる「一般提供」)されました。これにより、さらに多くの優れた機能を利用できます。4月の発表イベント以来、多くの情報が提供されていますが、ここでもう一度、その特長をまとめておきましょう。

※本記事は、Oracle Solaris製品開発チームが運営する公式ブログ「Oracle Solaris」の記事の抄訳です。原文はこちら



数分で“ゼロからクラウド”


今回のリリースに関する報道の多くは、OpenStackに関するものです。では、OpenStackはお客様に対して実際にどのようなメリットを提供するのでしょうか。

第一に、OpenStack自体がいくつかの非常に魅力的な機能を備えています。これにより、オープンで相互運用可能な方法によって、単一の管理画面からコンピューティング、ネットワーク、ストレージ・リソースをデプロイし、管理できるようになり、これだけでOracle Solarisの機能が大幅に拡張されます。

しかし、Oracle SolarisとOpenStack(具体的には"Havana"リリース)の組合せがその真価を発揮するのは、3つの方向での緊密な統合、すなわち、「Oracle Solarisの既存の基盤機能および新しい基盤機能との統合」、「Oracleスタックとの統合」、「同様にOpenStackプロジェクトに参画している他の文字どおり何百社という企業の製品との統合」においてです。

このような統合により、新機能の一部をOracle Solaris 11.2に導入するとともに、それらを調和させることができます。

統合アーカイブ

Oracle Solaris 11.2によって、Solaris 10以降では最大の進歩と考えられてきた領域(プロビジョニング、インストール、ソフトウェア・メンテナンス)に新たな項目が追加されると考えています。それは、一言で言えば“ソフトウェア・ライフ・サイクル“です。

IPS、AI、および完全統合ブート環境により、Oracle Solaris 11.2は、前のバージョンのSolarisに比べて大きく前進しただけでなく、サービス環境のエンド・ツー・エンドの提供と維持を簡素化し、迅速化することによって、他社の製品を大きくリードしています。

統合アーカイブは、このようなOracle Solarisの優れた機能拡張です。この機能により、ネットワーク経由でのインストールやローカルでの起動が可能になり、物理環境または仮想環境のいずれにもインストールできる、単一のシステム・アーカイブを作成できます。

この機能はすべて、Glance(OpenStackのイメージ・サービス)と緊密に統合されます。つまりOpenStackユーザーは、他のプラットフォームで使用されるものと同一の標準化された管理ツールとAPIを使用して、Oracle Solarisが提供するもっとも洗練された機能の多くに即座にアクセスできます。

カーネル・ゾーン

Oracle Solarisの組込み仮想化機能は、柔軟性が向上しました。ゾーンによって提供される非常に大きなスケーラビリティ上のメリットを犠牲にすることなく、個々のゾーンを基盤となるグローバル環境からさらに分離できるようになりました。

カーネル・ゾーンによって、ゾーンは独自の個別のカーネル・インスタンスを持つことができます。これにより、それらのゾーンを、大域ゾーンまたはその他のゾーンと異なるバージョン・レベルで個別に更新し、実行できます。この機能により、将来、さらなるメリットを得ることができます。この点については、後ほど詳しく説明します。

OpenStackのコンピューティング・スケジューラ(Nova)は、Oracle Solarisに組み込まれている仮想化機能を活用して、ベア・メタルでのプロビジョニングおよび更新やさまざまな仮想化オプションを実行できます。

SDN - Elastic Virtual Switch

ソフトウェア定義ネットワーク(SDN)は、Oracle Solaris 11の誕生以来、継続的に機能が強化されてきましたが、Oracle Solaris 11.2では、物理システムまたは仮想システムのコレクション全体にわたってSDNの機能を拡張するElastic Virtual Switchが導入されました。この機能は、OpenStackのNeutronコンポーネントを介して管理することもでき、Oracle Solaris Zonesに完全に統合されます。

また、さらなるメリットとして、より高いレベルのアプリケーション層と結合されます。Oracle DatabaseおよびJavaアプリケーションは、ネットワークの使用方法を定義し、クラウド環境の全体にわたってサービス・レベルを定義することが可能になります。これによりネットワーク構成が簡素化されるだけでなく、管理要件とハードウェア要件も簡素化されるため、サービス・デプロイメントのライフ・サイクル全体にわたって導入コストとサポート・コストの両方が削減されます。

セキュリティとコンプライアンス

Oracle Solarisは、セキュリティに関して高い評価が確立されており、それは正当な評価ですが、コンプライアンス・フレームワークをOSの基本部分として追加するというOracleが数年前に実施した"様式"に関する重要な選択により、機能がさらに豊富になっています。

Oracle Solaris 11.2では、SCAP標準およびプロトコル・スイートに基づいて、コンプライアンス・コマンドが導入されていますこれにより、セキュリティおよびコンプライアンス・ベンチマークに基づいて、事前に構成された評価を実行できます。また、PCI-DSSおよびOracle独自の内部推奨標準に基づく事前構成されたベンチマークも追加されています。これらは、環境に合わせてカスタマイズできます。

“不変ゾーン“の概念に関する新しい拡張も注目に値します。不変ゾーンは、ゾーンに読取り専用ルート環境を付与する機能であり、本質的な“改ざん防止“を実現します。Oracle Solaris 11.2では、この概念が大域ゾーンに拡張されます。

もちろん、この機能はすべて、OpenStackによって活用できるように設計され、統合されています。

その他

もちろん、これらがすべてではありません。OpenStackとZFSテクノロジーとの統合により、クラウド・データ管理の簡素化、信頼性の向上、および非常に優れたスケーラビリティが実現されています。PuppetやChefなど、さらに多くの標準管理機能も追加されています。これらに加えて、まだ紹介していませんでしたが、Oracle Solaris Cluster 4.2も提供されます。

Oracle Solaris 11.2の新機能を確認したい方は、今すぐOTNサイトから試用版をダウンロードできます。
>>ダウンロードはこちらから

※現在、Solaris 11.2の日本語版ドキュメント鋭意作成中です。今しばらくお待ち下さい。


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