オラクルでは「Culture starts with you」という、組織も個人も自律的に活動するという文化があります。ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)についても同じ関心や特性を持つ社員が集まり、自主的に運営する従業員リソースグループ(ERG)として活動を牽引しています。そのERGの1つがOracle Diverse Ability Network(ODAN)です。ODAN Japanは、社員やその家族、目に見える障害や目に見えない障害も含め、困難な状況にある人達にとって働きやすくインクルーシブな職場環境作りを推進するコミュニティです。名前が示すようにDisability(障害)に着目するのではなく、Diverse Ability(多彩な才能)という観点で活動をしています。
そんなODAN Japanが結成から1年を迎えました。
1周年を迎えたODAN Japanと、10月11日の国際カミングアウト・デーを祝うOracle Pride Employee Network (ERGの1つでOPEN-LGBTQ+とアライの社員コミュニティ)の共催イベントとして、「インターセクショナリティーを学ぶ」をテーマに掲げたイベントを開催しました。最近、米国などで行われるD&Iのイベントに参加すると、 “インターセクショナリティー”という単語を耳にすることが増えました。インターセクショナリティーとは、 “交差性”とも訳され、人種、国籍、ジェンダー、セクシュアリティ、障害の有無など様々な社会的なカテゴリーの交差するところで生きる人がより生きづらさを感じることを指しています。2つのERGがイベントを共催することで、より「インクルーシブな職場」についての理解を深めることを目指しました。
今回のイベントではろう者で、トランスジェンダーの当事者である「モンキー&れん」のお2人をゲストに男女ペアの夫婦漫才を披露いただきました。手話と手話通訳による同じシチュエーションで聴者とろう者の違いを面白おかしく表現されたショーを拝見し、笑いながらも学びを深める時間を持つことができました。ろう者の豊かな手話表現を間近に見たことで、手話が代替の言葉でなく独自の文化を持った別の言語であることを深く理解しました。多様な文化の人々と相互理解を深めることで、よりインクルーシブな社会を作ることができると実感できるイベントとなりました。
オラクルでは引き続き、多様性を尊重し、誰もがその人らしく働けるインクルーシブな職場作りを目指していきます。