本日、大正製薬株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:上原 茂)が、データドリブンな市場予測と戦略的意思決定を行う目的で、海外グループ14社を対象にした経営管理基盤として「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management (EPM)」を採用したことを発表しました。今回の採用により、データ収集・分析の標準化、データ品質の向上やセキュリティの強化も実現します。発表資料はこちら。
同社は、OTC医薬品を中心にドリンク・健康食品・化粧品まで幅広いラインアップを展開するセルフメディケーション事業と医薬事業の両軸で、国内市場に加え東南アジア市場と欧州市場を中心に多国展開を行っており、持続的な成長と競争力の強化を図っています。海外事業が拡大する中で、業績管理における運用・プロセスの整備やマニュアル作業の軽減、データに基づく市場予測などの戦略立案、データ品質とセキュリティの担保等の管理レベルを一段階引き上げる検討をしていました。
「Oracle Fusion Cloud EPM」を導入することで、業績管理業務における表計算ソフトによるデータ収集を廃止しデータを一元化、優先度の高いレポート作成を自動化します。その後は、例えば各国の市販子ども用風邪薬や大人用鎮痛剤などの区分で収集した市場規模などの分析用に外部データを取り込み、各国の成長率や市場規模などのレポートを業績とともに一元管理していきます。また、「Oracle Fusion Cloud EPM」の表計算ソフト用のインターフェースであるSmart Viewを使用することで、クラウド上にデータを一元管理しながら、表計算ソフトを操作しているようにデータの表示、インポート、操作、配賦、データ共有などを行うことができ、利用者の業務効率化が図れる点も評価しています。