企業を支援するオラクルのサプライチェーンの継続的なイノベーション

May 17, 2021 | 1 minute read
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著:オラクル・コーポレーション アプリケーション担当シニア・バイスプレジデント リック・ジュエル

 

この1年は、グローバル・サプライチェーンの寸断が生じ、サプライチェーン・システムの再構築やデジタル・トランスフォーメーションの重要性が浮き彫りになりました。オラクルは、強力かつ包括的で実績のあるクラウド・プラットフォームをベースとした「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & ManufacturingOracle Cloud SCM」のアップデートを行い、継続的なイノベーションを提供し続けています。

Oracle Cloud SCM」のこれらの新機能は、お客様が変化に向けて先を見越して対応し、フリクションレス・オペレーションを構築し、持続的なビジネス成長を促進する上で役立ちます。

四半期ベースの継続的なイノベーションを行っており、21Aおよび(予定されている)21Bリリースに含まれる最新アップデートの詳細は次のとおりです。

フリクションレス・オーケストレーション

企業が製品やサービスを迅速かつ確実に提供できるように、複数のチャネルに跨るプロセスを合理化するための新機能を追加しました。最新の主なアップデートは次のとおりです。

  • 新しい生産スケジューリング機能:組立型製造業の工場スループットとリソースの稼働率を最大化します。ドラッグ&ドロップ機能やスケジュールのパフォーマンスをモニタリングすることによるリアルタイム分析、さらに「Oracle Manufacturing」とリアルタイムに同期することで、お客様の生産スケジュール管理を支援します。
  • 新しい受注管理機能:大量の注文をバックグラウンドで処理している間に、別のタスクに移れるようすることで、「Oracle Order Management」ユーザーの生産性とユーザー・エクスペリエンスを向上します。また、安全かつ迅速なクレジットカード支払をサポートします。
  • 新しい調達管理機能:サプライヤーの交渉準備のための新しい事前入札機能、契約情報の精度向上のためのマスター契約変数、仕入先とのより効率的なコラボレーションに役立つ発注書配布機能などによって調達プロセスを合理化します。
  • Oracle Help Deskを介したメンテナンス作業要求:従業員が施設や資産に関する保守情報の矛盾点を迅速、かつ容易にレポートでき、資産管理を強化します。
  • ロットの分割、マージ、振替と外部サービス:ロットを小さな単位に分割したり、小さなロットを1つの大きなロットに統合したり、ユニットを新しいロットに振替るといった処理をRSETFBDI (File-based data import) 機能により行えます。
  • 新しいOracle IoT Asset Monitoring & IoT Production Monitoring機能:IoTデバイスを利用し、資産の主要な特性を監視し、生産ラインのアウトプットの全体像を把握できるようにします。

パーフェクト・デリバリー

顧客の期待に応え、サプライチェーンの変動により適応した計画を実行できる新しいロジスティクス機能も追加されました。

  • 新しい「Oracle Transportation ManagementOTM)」の機械学習機能:物流リードタイムを正確に予測し、予期せぬ遅延によるコストを削減し、より効率的なロジスティクスを推進します。
  • 新しい「Oracle IoT Fleet Monitoring」の機械学習機能: OTMのデータにFeature-basedの機械学習を行うことで、予定されている出荷リードタイムを予測し、精度を向上し、コストを削減します。さらに、ドライバーは新しい「Oracle IoT Fleet Monitoring」モバイル・アプリを使って出荷完了報告が行えます。
  • IoTでデジタル化されたロジスティクス:OTMと「Oracle IoT Intelligent Apps」を統合することで、お客様はIoTセンサーのモニタリングを使用した機器、トレーラー、パレットの追跡や、輸送中の貨物の在庫状態を監視したりすることで、コスト削減と配送の合理化を図ることができます。
  • 貿易協定向けの製品認定:この機能により、ユーザーは国際貿易協定に照らして製品を認定し、顧客からの受注プロセスと社内の搬送指示プロセスをサポートできることで、収益性と競争力を向上できます。

継続的なイノベーション

製品ライフサイクル管理(PLM)と製造オペレーションを強化する新機能とイノベーション

  • 新しいPLM機能:Oracle Product Lifecycle ManagementPLM)」の新機能は、製品やサービスの開発と管理に関連するプロセスを合理化します。これには、履歴追跡と承認管理の改善、保留中の改訂や製品カタログに関する分析とレポートの向上、動的なセキュリティ適用と構成のセットアップが含まれます。

混迷の1年を経て、今こそサプライチェーンを再考し、最新化を図るべきだと多くの企業が考えています。「Oracle Cloud SCM」の最新のアップデートは、変化対応力のあるサプライチェーンの構築をサポートすることで、企業が継続的なイノベーションを取り込み、持続可能な成長と成功を行えるようにします。

本ブログ記事はOracle Helps Customers Embrace Continuous Supply Chain Innovationを抄訳しています。

atsuko saito


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