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「Choose To Challenge 挑戦を選ぼう」国際女性デーにちなみ、ジェンダー平等や女性活躍推進を共に考える社内オンラインイベントを開催

38日は国際女性デー。オラクルでは、2006年に発足し、女性リーダーシップの育成や女性活躍推進のイニシアチブを担うOracle Women’s Leadership(OWL)が中心となり、世界各国でこの日を祝うとともに、女性活躍推進について全社的に考える機会となるイベントや活動を行っている。今年も日本オラクルのOWLメンバーと人事部が中心となり、38日、9日の2日間にわたりオンラインで社内イベントが開催された。今年のテーマは「Choose To Challenge 挑戦を選ぼう」。ひとりひとりが胸に手をあて、挑戦を心に誓う、熱い願いがこもった2日間のイベントの様子をレポートする。

ひとりひとりの挑戦が変革をもたらす

初日の冒頭で行われた日本オラクル 取締役 執行役 副社長 最高執行責任者の湊宏司のスピーチでは、「見てすぐわかる違いを許容するのは基本問題、見ただけではわからない違いの許容が応用問題、しかし日本では基本問題でさえ出来ておらず、世界経済フォーラムのジェンダーギャップでは153カ国中121位という現実があること」、「コロナ禍で実質的に失業した割合は、女性が男性の倍という現実がある」と語った上で、「今日だけでなく、毎日ジェンダーニュートラルの実現に向けて挑戦していかなくてはならない」とメッセージを送った。

多様性のあるインクルーシブな会社

続いて執行役 社長の三澤智光が登壇し、「いろいろな人が集まっているインクルーシブな組織」である日本オラクルの会社風土について、さまざまなジェンダーがあり、性別だけでなく、たとえば、どのプロ野球が好きだとか、焼き物に詳しいとかコンピュータに精通しているなど趣味・嗜好が異なるいろいろな人が集まることで、興味深いアイデアが出てディスカッションができ、元気があると思う。そして日本オラクルには昔からそうした企業風土があり、今後もさらに多様性のあるインクルーシブな会社を作っていきたい」と語った。

続けて、国際女性デーにちなみ、日本オラクルで今年度リーダーシップを発揮している4人の女性たちを「社会に貢献する活動を行う素晴らしさ、その経験をオラクルに還元することを期待している」と具体的な活動とともに紹介した。

女性のリーダーシップとホスピタリティマネジメント

二日目は、BCS認定プロフェッショナル・ビジネス・コーチである加地照子さんがゲストスピーカーとして登壇し、「コロナ禍における次世代女性リーダーが活躍するための要諦を共有する」をテーマに講演した。加地さんはホスピタリティマネジメントを軸に女性の活躍支援を行っており、イベントでは奥深い内容をコンパクトにまとめて説明した。

加地 照子/ビジネスコーチ株式会社 パートナーエグゼクティブコーチ/ Worldwide Association of Business Coaches(WABC)正会員

冒頭、加地さんはすさまじいスピードで変化する世の中で、共感と寛容の精神を失いつつある、というジャック・アタリ氏の言葉を引用した。これは初日の湊がスピーチで触れた「違いを許容することができていない」という指摘とも通じるものがある。

また女性のキャリアを阻害する12の癖(サリー・ヘルゲセン「コーチングの神様が教える『できる女』の法則」)を紹介し、「自分の実績をきちんと言わない」、「あなたの仕事ぶりを他の人が自然に気づいてくれると期待する」、「喜ばせたい病」といった癖を読み上げて、改めてそれぞれが意識することを提言した。

独自の講義として非常に高い評価を得ている、ホスピタリティマネジメントの内容では、サービスとホスピタリティの違いは非常に興味深いものだった。

例として顧客と係員をあげ、最初は顧客と係員には上下の関係があり、顧客から問い合わせや相談があった時、言われたとおりに行うのが当たり前のサービスであるとし、もしそれ以上の対応をすれば、顧客は感激し、係員のファンになる。すると係員の立ち位置が上がり、顧客と係員は上下ではなく、対等に向き合えるようになる、顧客と対等となるにふさわしい相関関係が築けるといった具体例を挙げて解説した。予想以上の対応はサービスをこえたホスピタリティで、相手が熱烈なファンになり得る。ビジネスに置き換えれば、いわゆる顧客満足度もあがると考えられ「ホスピタリティは未来に向かっての経営戦略である」という加地さんの言葉には説得力がある。

「ホスピタリティはまた、上司と部下という関係でも大きな役割を果たす」と加地さんは続ける。上司がメンバーに対して「ありがとう」と感謝するのは当たり前であり、加えて「素晴らしい、あなたの仕事は最高だ」と褒めることで、相手はよし、やるぞと思う、いわば動機付けとなる。組織を運営するには、動機付けが大切であり、感謝(サービス)と褒める(ホスピタリティ)をパッケージにすることで効果が増す、加地さんは「これは魔法の杖」と画面越しのひとりひとりに向けるように語った。

加地さんの経営戦略的ホスピタリティ・リーダーシップ・コーチング・ユニット(HLC Unit)についての解説はごく短い時間で語るには残念なほど濃い内容だった。個人にはコーチングやティーチング力、組織ではリーダーシップやマネジメントスキルが必要であり、経営的な視点においてはホスピタリティとサービスの概念が役に立つと説き、ホスピタリティ・リーダーシップ・コーチングを総合的に持つことで相乗的な効果を及ぼす〝HLC UNIT〟は、リーダーとして行動する際の物差しとなり、有効な考え方であるとした。

さらに、加地さんから「3つのお願い」が提示された。

  1. 真のリーダーは行動要素として男女双方の特性を備えている。それらに加えて、あなた独自の個性(強み)をブレンドし、「そびえたつ個性ある真のリーダー」を目指す。
  2. リーダーで活躍するためには相手から信頼され、縁を結ぶ必要がある。それには相手と「対等となるにふさわしい相関関係」を築き、相互に理解し協働し、発展していく。
  3. 自分をさらに磨き活躍していくために「経営戦略的ホスピタリティ・リーダーシップ・コーチング・ユニット(HLC Unit)」の考え方を活かし、仲間全体で共有する。

加地さんは最後に「私は『あなたと対等となるにふさわしい関係』を築くよう最善を尽くしているでしょうか」と自分自身に問いかけてほしい、とメッセージを送った。その「あなた」とは顧客の場合もあれば、同僚の場合もある。そして加地さんは、「あなた」を、人だけでなく、自然や地球に置き換えて考えてみてほしい、とスピーチを締めくくった。

次にスピーチをしたオラクルのエンプロイー・サクセス・シニア・ディレクターであるキャサリン・バーネットも加地さんの専門知識の共有に感謝の意を示した。

OWLは真の意味でのグローバルな会社をめざし活動していく

キャサリン・バーネットは、OWLの歴史やバックグラウンドについて、OWL2006年に将来のオラクル女性リーダーの育成を掲げ発足し、2011年から日本オラクルでの活動がスタートしたこと。活動はボランティアであり、現在では世界中にOWLの活動が広がり、さまざまなイベントに多くの人が参加していること。ジェンダーの平等を通し、より良いビジネス、より良い世界が広がり、真の意味でグローバルな会社を作ることを目指していると語りかけ、彼女は「男性が入らなければ真の平等は実現できない」と、この国際女性デーをひとつのきっかけとして、女性だけでなく男性に向けてもOWLへの参画を呼びかけた。

宣言 「平等を加速化していくチャレンジをする」

最後にOWL日本のリーダーであるクラウド・システム事業統括 事業統括本部長 の斉藤 千春は、OWLが会社にとっても価値のあるグループになるための活動を継続し、今後もさまざまなイベントを通じて、ジェンダー平等や女性活躍を推進することを伝え、「平等を加速化していくチャレンジをする」と宣言した。そして世界女性デーは活躍する女性を祝福する日ではあるが、女性だけのための日ととらえることに疑問を投げかける。キャサリン・バーネットと同じく、男性をいろいろな形で巻きこみ参加してもらうことも重要と語った。

女性が仕事をしながら家庭を守る際に、男性も重要な役割を果たしてほしい同時に彼女は、男性が役割を果たすことに対して、それを当然と受け止める自分がいることに言及し、性別関係なく、感謝の気持ちを言葉にしてきちんと毎日伝えるように決めた、と発言した。

決めただけでなく、行動に移すことが大切であり、加地さんの「わたしはあなたと対等となるにふさわしい関係を築くよう最善を尽くしているか」の問いかけと共に常に自分に言い聞かせていくつもりだと、セッションを締めくくった。

さぁ挑戦することを選ぼう あなたの誓いに挑戦しよう。

たとえどんな小さなことであっても、挑戦することが重要である。今回のイベントでは、片手を挙げ「宣誓」するポーズで、それぞれのチャレンジ、挑戦を示した。

最後に三澤の宣誓を紹介する。

「組織のジェンダーバランス改善を目指し、ジェンダー間の不平等や偏見に立ち向かい、データを活用し、さらなる女性の成長と躍進をサポートすることを誓います。」

宣言したことを行動に移そう。ひとりひとりの小さな挑戦が大きな変化をもたらすはずです。

さぁ、挑戦することを選ぼう。Choose to Challenge

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