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クラウドへ移行する際にデータが最優先される理由とは

オラクルは、エンタープライズのワークロードに適したパフォーマンス、セキュリティを低コストで利用できるように設計した第二世代の「Oracle Cloud Infrastructure」を発表しました。ある研究機関によると、全世界でクラウドに移行されたエンタープライズのワークロードは未だ15~30%と言われており、本格的な移行はまだこれからという見方もあります。エンタープライズにおけるクラウドへの移行を考える際に、自社の機密性の高いデータをどのように扱うかの議論が必要となります。

このブログでは、オラクル・コーポレーション、Oracle Cloud Infrastructure プロダクト・マネジメント担当バイスプレジデントを務めるカイル・ヨーク(Kyle York)が執筆した、クラウドの検討になぜデータの議論が優先されるべきなのかを解説する記事「Why your data should be priority one as you build your cloud computing plan」を日本語で紹介します。

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クラウドへ移行する際にデータが最優先される理由とは

オラクル・コーポレーション

カイル・ヨーク

最も重要なビジネス・アセットは何かとCIOに尋ねれば、企業データという回答が最も多くなるはずです。

結局のところこれは、企業がどのような素材や製品を誰からどのような条件で購入するかに関する情報です。掴みどころのない「データ」という用語には、販売した製品とサービス、販売先、雇用する従業員、顧客とパートナーに関する情報も含まれます。これらが組み合わされたデータが組織の活力の元となります。

一部のデータは、外部の規制団体による規則の対象となります。その多くは、企業内の特定グループの占有情報であり、細心の注意を払って取り扱う必要があります。「データは新たな石油だ」という主張は最近非難を浴びてしまっていますが、組織が生成する組織に関するデータこそがビジネスを前進させる推進力であると言っても過言ではありません。

データは後から考えることではなく最初の仕事

これから述べるすべての理由により、データ(およびそのデータに対して実行されるアプリケーション)をクラウドへ移行する判断は、何よりもまず、データの議論から始める必要があります。

クラウド・コンピューティングを取り巻く環境は、初期の頃とは大きく様変わりしました。10年ほど前、大企業内のスタートアップや小規模な開発チームはクラウドに殺到しました。ソフトウェアで新たな開発・テストを実施するためのコンピューティングとストレージ・リソースを第三者のデータセンタ(クラウド)に「スピンアップ」するためです。リソースを必要時に利用し、終わったらシャットダウンする従量の課金モデルは(多くが個人クレジット・カードまたは小口現金で支払われていました)、新しいソフトウェアのプロトタイプを短時間で作成したいチームにとって魅力的でした。

こうした活動は通常、CIOやその他のITリーダーの管轄外で、大量のデータを第三者のインフラストラクチャに移行することなく行われていました。

今ではこの状況は大きく変わりました。大企業やそのITリーダーたちは、既存の重要なアプリケーションやデータでさえもクラウド・インフラストラクチャ(オンプレミスであれ、パブリック・クラウドであれ)に移行する必要があることを認識しています。

楽しさやゲームを超えたクラウドの大きな可能性

ビデオゲームの「Angry Birds」を実行するのと同じタイプのインフラストラクチャに企業データを委ねることは、CIOの理にかなっているのでしょうか。「Angry Birds」やそれを実行するクラウドを軽視するわけではありませんが、ユースケースは大きく異なります。

ゲーム中に動作が停止したり、不安定になったりすると、人はイライラしますが、誰もがすぐに落ち着きを取り戻します。しかし、メーカー、銀行、医療機関が、在庫を追跡できない、取引を記録できない、処方薬を揃えられないとなると、その影響はかなり深刻です。

CIOと他の最高責任者は、データベースを含むクラウド・システムからネットワークの末端に至るまで、候補となっているクラウド・インフラストラクチャにセキュリティ保護が組み込まれていることを確認する必要があります。さらに、重要なオペレーションに使用されるデータベースが、新しいホームで効率的かつ安全に実行されることを確認する必要があります。

新しいクラウドのセキュリティ機能がデータベース・ソフトウェアの自律的な更新とパッチ適用にも対応しているのであれば、それは魅力的であり、さらに、インターネットやネットワークの末端でシステムの変動を監視する早期警告システムも用意されているのであれば、より魅力的かつ強力になります。

クラウド移行に関する誇大広告にもかかわらず、ほとんどの大企業が重要なデータベースと連携したエンタープライズ・アプリケーションをまだクラウドに移行していないことは明白です。ある研究機関の推定によれば、これまでに移行されたエンタープライズ・ワークロードは全体の15~30%に過ぎません。つまり、仕事はまだ山のように残っています。

しかし、実際に移行する前に、重要な自社データを扱うのに最も適したクラウド・インフラストラクチャを企業が慎重に検討することには当然のことと言えます。データ処理を合理化し、保護するための人工知能、機械学習、アナリティクスが注意深く組み込まれたインフラストラクチャは、将来の成功の確率を大幅に向上することができるでしょう。

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