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クラウド・インテグレータが語る、WebLogic Server for OCIの特徴と利点

Ryusaburo Tanaka
Business Development, Cloud Native Services

誕生から25年。商用Javaアプリケーション・サーバ製品として国内外に多くの採用実績を持つOracle WebLogic Serverは、ミッションクリティカルな大規模エンタープライズシステムを中心に様々な用途のWebアプリケーションで活用されています。
このWebLogic ServerをOracle Cloud Infrastructure(以後、OCI)上で容易にかつ迅速に利用できるようにしたサービスがWebLogic Server for OCIです。

本記事は、WebLogic Server for OCIの特徴と利点について、OCIの活用を中心としたシステムインテグレーションを提供する株式会社フルエナジー様に語っていただいたインタビュー内容で構成しています。
同社の、マルチクラウドインテグレーション部ディレクターの松本昭史様(以後、敬称略)は、OCIコミュニティのユーザー会 "OCIjp" のコアメンバーも務め、OCI活用の第一人者として知られています。
インタビュアーは、日本オラクルの田中隆三郎(テクノロジー事業戦略統括 ビジネス推進本部)。

 

日本オラクル田中:
本日はよろしくお願いいたします。
まず初めに、フルエナジーさんの事業内容や、松本様の携わられている業務について教えていただけますでしょうか?

フルエナジー松本:
弊社、株式会社フルエナジーは、Oracle Database、そしてOCIを中心としたクラウドの活用をご支援するインテグレータ企業です。
クラウド環境における設計、構築、移行、運用支援までをワンストップで提供しています。
OCIに関するお問い合わせや相談は日々増加していて、2019年5月の東京でのサービス開始以来、約30社にOCIを提供し、大阪でも既に顧客を獲得しています。
私自身は、Oracle Database、WebLogic Serverといったテクノロジーの経験の後、最近ではAutonomous DatabaseなどOCI上のサービスが好きで、特にサーバーレス分野に関心が高く、それらを活用してレガシーなWebサービスを一掃して行きたいともくろんでいます(笑)




株式会社フルエナジー マルチクラウドインテグレーション部ディレクター 松本昭史 様

 

日本オラクル田中:
Oracle DatabaseやWebLogic Serverを活用したオンプレミスでのシステムの後に、現在はOCIを中心として提案・構築されているということですね。
そんな松本様から見て、WebLogic Server for OCIの特徴はどんな点になるでしょうか?
 

フルエナジー松本:
コスト面から言うと、ライセンスに関しては、保有するWebLogic Serverのライセンス持ち込みと、その部分の課金も従量課金で支払うモデルが選択できるため、既存の資産を活かすことも、クラウドらしく柔軟な課金モデルで利用を開始することも可能です。
またクラウドなので、当然、ハードウェア費用とその保守費用、データセンター代などがかからず、初期費用を抑えられます。
OCIのコンソールの「マーケットプレース」と呼ばれるサービス選択画面から簡単に起動して使い始められるのも、初めて使うユーザーには心強く、しかもサーバ単体だけではなく、ネットワークやロードバランサーなど、構成一式がすぐに立ち上がってくれます。
つまり、初期構築の工数も、かなり削減出来るのです。
 

 

日本オラクル田中:
WebLogic ServerとOCI。双方に通じているエンジニアの松本様からみて、技術面ではどのような特徴や利点があるでしょうか?
 

フルエナジー松本:
WebLogic Serverを使ったことのあるエンジニアであれば、使い勝手が変わることはないので、特に迷うことはないと思います。
クラウドに関しては、OCI自体の考え方、および仮想マシンのComputeや仮想ネットワークのVCN(Virtual Cloud Network)など、IaaS部分の基本的なサービスの使い方さえ分かれば、恐れることはありません。
また、WebLogic Server自体の構成は、GitHub上で公開されているWebLogic Server Deploy Toolingというツールが利用できるので、アプリケーションと共に簡単に移行が実現できます。
 

GitHub上のWebLogic Server Deploy Toolingのページ

 

日本オラクル田中:
フルエナジーさんのようなクラウド・インテグレータの立場では、WebLogic Server for OCIを活用することでどのようなメリットがあるでしょうか?
 

フルエナジー松本:
先ほど述べたように、簡単に従量課金でも使い始められるので、気軽にテスト環境を準備できて、構築作業を進める上での利便性の高さは重要ですし、助かります。
また、オンプレミスで培ってきたWebLogic Serverや、Javaのスキルをそのまま活かせるので、学習コスト低く取り組めるというのも、インテグレータにとっては大きいですね。
 

日本オラクル田中:
実際にWebLogic Serverを活用するユーザー企業にとってのメリットという意味では、いかがでしょうか?
 

フルエナジー松本:
これまでの資産を最大限に活かしつつクラウドに移行することで、TCO削減が出来るということが最大のメリットでしょうか。
WebLogic Serverを使っているシステムの場合、多くの場合でDBはOracle Databaseのため、純粋な移行という意味では、OCIではDBaaS(DB as a Service)系のサービスが充実していてリーズナブルな料金で利用できるというのも、見逃せない点です。
また、まだ実感はない方も多いかもしれませんが、クラウド移行のさらにその先で、コンテナ化や運用監視の自動化の仕組みを取り入れるなどのシステムのモダナイズ( ※注)近代化)をすることもOCI上で可能なので、その前段階の措置としても、十分にメリットの出るソリューションになるのではないでしょうか。
 

日本オラクル田中:
大変分かりやすいご説明、ありがとうございました。
ところで松本様は、OCIのユーザー・コミュニティ活動もされてますよね。
 

フルエナジー松本:
はい、OCIjpというコミュニティで初心者大歓迎!のミートアップ・イベントを、月次で第3火曜日の19時からやっています( ※注)以前は対面イベントだったものを、今はオンライン開催で継続中とのこと)
実際の構築事例の共有や新サービスのアップデート、やってみた系情報や、オラクルさんのサポートサービスとのお付き合いの仕方(笑)など、回を重ねるごとに内容も面白くなってきています。
OCIに関する様々な情報を提供するような活動が出来ればと、地道に取り組んでいます。
まずは話を聞いてみるというレベルの参加から、ご自身のノウハウを共有したりと、どんな形の参加でも大丈夫なコミュニティですので、OCIに関心のある方は、お気軽に顔を出していただけると嬉しいです。
 

 

日本オラクル田中:
楽しそうな様子が伝わってきますね。
本日はインタビュー、ありがとうございました!
 

フルエナジー松本:
ありがとうございました!

 

(2021年1月25日、東京都港区のフルエナジー社オフィスと、インタビュアーの自宅をリモートで繋いで)

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