木曜日 6 07, 2012

構築事例:Oracle ASMによるデータベース設計・保守作業工数の削減

他社のシステム構成や設計時の考え方、利用した技術などは、なかなか目にする機会は無いかと思います。そこで今回は、株式会社アクアシステムズ様から、実際に関わったシステムの構築事例をご紹介いただきました。
*   *   *
 皆さん、初めまして。(株)アクアシステムズです。弊社は、データベース、特にOracle Databaseに特化した構築、運用支援、パフォーマンスチューニングのコンサルテーションを提供している会社です。今回は、弊社が設計・構築のお手伝いをさせていただいたASM(Automatic Storage Management)の構築事例を紹介していきたいと思います。

 今回紹介するシステムは、流通系MD(マーチャンダイジング)システムです。MDシステムは消費者の欲求に適合するような商品を適正な数量・価格で適切な時期・場所に供給することを求められる商品管理システムです。そのため、リアルタイム性と24時間/365日の稼働率が求められています。

 システムの概要は次の通りです。
 リアルタイム性と高い稼働率を求められるため、データベースはRACを構成しております。ストレージシステムはASMを採用しております。
  • OS:UNIX
  • Database:Oracle Database 11g Enterprise Edition 11.2.0.1
    Real Application Clusters(2ノードRAC)、Partitioning Option
 データサイズは約2.5TBあり、SAN上に下記のようなASMディスクグループを配置しています。
ディスク
グループ名
冗長性※ ストライプ
サイズ
サイズ 用途
DG01 NORMAL 4MB 5GB OCR
投票ディスク
DG02 外部冗長性 4MB 60GB 制御ファイル
REDOログ、spfile
DG03 外部冗長性 4MB 60GB 制御ファイル
REDOログ
DG04 外部冗長性 4MB 178GB 一時表領域
DG05 外部冗長性 4MB 2670GB データ表領域
※外部冗長性はRAID 0+1
ストレージシステムとデータベースサーバーを含めた構成は次の図のようになっています。
(ASM図)
aqua_asm1
 この構成は、下記の資料を参考にしています。

  http://otndnld.oracle.co.jp/products/database/oracle10g/availability/pdf/asm_best_practices0907-fujitsu_jp.pdf

 この構成の特徴は、ファイルの種類によってディスクグループを分けていることです。その目的は、バックアップおよびリストア作業の迅速化と簡素化です。夜間バッチ処理のためにバックアップに使える時間が少なく、時間を短縮するためにストレージシステムのスナップショット機能を用いています。

 制御ファイルとREDOログファイルは、もともとRAID 0+1で構成されていますが、高可用性確保のため、2つのディスクグループでミラーリングしています。一時表領域はバックアップの必要が無いため、独立したディスクグループを割り当てて、バックアップの対象から外しています。アーカイブログ領域は、同じSAN上にありますが、それぞれの片方のノードにマウントされた領域で構成されています。アーカイブログファイルは日々増加するものなので、監視しやすいようにOSコマンドで直接参照できる環境にするためです。リカバリの際には、2つの領域はリカバリを行うノードへマウントする運用になっています。

 ASMの設計で実際に必要となる作業はディスクグループの分け方と各ディスクグループのサイズを見積もることだけです。RAWデバイスを使った場合は、後からサイズの変更が難しいため、各テーブルのサイズとインデックスサイズを可能な限り精密に見積もり、サイズを決めることが必要です。しかしながら、実際にはDBのサイズを見積もる工程では、システム設計の初期フェーズであり、業務の要件も未確定で各テーブルの詳細が決まっていないケースが多々あります。その段階でサイズの見積もりはとても難しい作業になります。 ASMを使用するとディスクグループのサイズを見積もるだけで良い上に想定外にデータサイズが増えてもストレージの追加が容易に行えます。設計作業が簡素化されるだけでなく、その後の保守作業も簡素化されるわけです。今回のDB設計を担当したDBAは、このメリットだけでもASMを導入してよかったと感想を述べていました。

 現場では、このようにASMを採用することにより、設計の柔軟性や領域管理が容易になったことに対して歓迎の声がよく聞かれます。また、旧システムからの移行でRAWデバイスからの移行がしやすい、ディスクを追加・除去した際にデータの配置を自動的に行ってくれるので、ディスクの保守作業や性能管理が楽になったという声も聞いています。

 Oracle Database 11gR2からは、ASMとClusterwareがGRID Infrastructureとして統合されました。その結果、投票ディスクとOCR(Oracle Cluster Registry)もASM上で管理できるようになり、さらに管理性の向上や管理コストの削減も進められています。このようにASMは性能面だけでなく、DBAの作業観点でみても設計・保守作業工数を減らしてくれるというメリットが確認できました。

月曜日 6 04, 2012

【セミナー動画/資料】スケーラブルでハイパフォーマンスなファイルシステム - Oracle ASM Cluster File System(ACFS)徹底解説!

資料の概要

  • 日付:2012/01/23
  • 種別:セミナー動画/資料

Oracle Database の統合ストレージ基盤として開発された ASM の技術と Oracle Clusterware の技術が融合して誕生した Oracle ASM Cluster File System(ACFS)。クラウド時代に必要なスケーラブル且つハイパフォーマンスなストレージ基盤を 実現する ACFS のその実力を徹底解説致します。

  • クラウド時代に必要なストレージ基盤
    / Cloud File System とは、Demonstration
  • ASM Cluster File System(ACFS) の特徴
    / アーキテクチャ、スケールアウト検証結果、ACFS 実装方法
  • まとめ
  • Appendix

資料のダウンロード

こちらより、資料をご覧いただけます
http://otndnld.oracle.co.jp/ondemand/otn-seminar/movie/111216_F-12_ACFS.wmv
http://otndnld.oracle.co.jp/ondemand/otn-seminar/movie/mp4/111216_F-12_ACFS.mp4
http://www.oracle.com/technetwork/jp/ondemand/db-technique/f-12-acfs-1448411-ja.pdf

【セミナー動画/資料】Oracle ASMとOracle Clusterwareによる可用性と運用管理

資料の概要

  • 日付:2012/01/23
  • 種別:セミナー動画/資料

Oracle Database 11g Release 2 の Oracle Clusterware や Oracle Automatic Storage Management(ASM) により提供される高い可用性と運用管理の容易さについて RAC・ASM・Clusterware を中心に解説します。

  • Oracle Clusterware と Oracle ASM
  • 可用性
    / Oracle Clusterware によるリソースの監視、Oracle ASM による整合性と冗長構成の担保
  • 運用管理
    / Oracle Clusterware によるサーバー管理、Oracle ASM によるディスク構成の管理
  • まとめ

資料のダウンロード

こちらより、資料をご覧いただけます
http://otndnld.oracle.co.jp/ondemand/otn-seminar/movie/111202_C-14_ASMClusterware.wmv
http://otndnld.oracle.co.jp/ondemand/otn-seminar/movie/mp4/111202_C-14_ASMClusterware.mp4
http://www.oracle.com/technetwork/jp/ondemand/db-technique/c-14-asmclusterware-1448430-ja.pdf

【セミナー動画/資料】Oracle Database Core Tech Seminar
Oracle Real Application Clusters,Oracle Clusterware,Oracle Automatic Storage Management

資料の概要

  • 日付:2012/05/14
  • 種別:セミナー動画/資料

Oracle Databaseの最新の製品技術情報をお届けするCore Tech Seminar。 数ある新機能のなかでも、Oracle Database 11g Release 2でもっとも進化した機能 Oracle RAC、Oracle Clusterware、Oracle ASMを中心に、アーキテクチャ・動作をご説明します。

  • Oracle Grid のアーキテクチャと進化
  • 11g R2 新機能
    /Oracle RAC、Oracle ASM、Oracle Clusterware
  • まとめ
  • Q&A

資料のダウンロード

こちらより、資料をご覧いただけます
http://otndnld.oracle.co.jp/ondemand/otn-seminar/movie/D3-02.wmv
http://otndnld.oracle.co.jp/ondemand/otn-seminar/movie/mp4/D3-02.mp4
http://www.oracle.com/technetwork/jp/ondemand/database/db-new/d3-02-dl-1626597-ja.pdf

木曜日 3 29, 2012

短期集中セミナーパック!仮想化・統合編

“短期集中セミナーパック!”シリーズ

“短期集中セミナーパック!”シリーズは、データベース・システムの運用開発現場でよくある問題に対して、必要な知識やスキルを効率よく習得していただくためのおすすめコンテンツ集です。
わずか数時間で問題対策のポイントを押さえる事ができる短期集中セミナーパック、ぜひご利用ください!

今回は、仮想化・統合編

コスト削減を目的としたITインフラの統合に取り組む企業が増加していると言われて久しい昨今ですが、その方法については規模や目的よって多様化がますます進んでいます。コスト削減は勿論のこと、変化への柔軟性、拡張性と可用性、コントロールの強化等、最新統合基盤に求められる多くの要件を実現するにはどうしたらよいのでしょうか?

本パックでは、ハードウェアからソフトウェアまで、全てを一貫して提供するオラクルだからこそご提案できる、効率的・効果的な仮想化/統合ソリューションに関するセミナーをピックアップしました。各システムにおいて最適な統合計画を立案するヒントがココにあります!

ポイント
セミナー名
コンテンツ
データベース統合の
コンセプト/手法/考え方
ここから始めるデータベース統合 PDF
動画(WMV)
動画(MP4)
データベース統合実現のための
具体的な機能/技術
ケーススタディで理解するデータベース統合 PDF
動画(WMV)
動画(MP4)
事例や検証結果に基づく
仮想化統合の実際
サーバー仮想化入門~メリット/デメリットの実際~ PDF
動画(WMV)
動画(MP4)
統合ストレージ基盤を実現する
新機能の実力
スケーラブルでハイパフォーマンスなファイルシステム
- Oracle ASM Cluster File System (ACFS)徹底解説!
PDF
動画(WMV)
動画(MP4)
統合システム管理製品へと革新を遂げた
EM最新版情報
統合運用管理製品 Oracle Enterprise Manager 12c の概要 PDF
動画(WMV)
動画(MP4)
SPARCサーバにおける
Solaris仮想環境構築
SPARC 仮想化入門 ~ OVM を使ってみよう! PDF
動画(WMV)
動画(MP4)

参考資料

水曜日 11 16, 2011

【セミナー動画/資料】DBAの"仕事が楽になる" これからの物理設計と領域管理

[Read More]

火曜日 10 25, 2011

【セミナー動画/資料】パフォーマンス、運用の問題解決!データベース・ストレージ管理

[Read More]

日曜日 10 23, 2011

【検証資料】Automatic Storage Managementの自動リバランスによるストレージ・マイグレーション

[Read More]

【チュートリアル】Oracle Database 11gR2 RAC インストレーション・ガイド ASM 版 Microsoft Windows x86-64

資料の概要

  • 日付:2010/06/28
  • 種別:チュートリアル

Real Application Clusters(RAC)は、Oracle9i より提供されている Oracle Database のオプションです(Standard Edition では、Oracle Database 10g から標準機能)。RAC は、あらゆる種類のアプリケーションを変更することなく、クラスタ化された一連のサーバー上での実行を可能にし、高い可用性とスケーラビリティを提供します。

本ガイドは、Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0.1) for Microsoft Windows x86-64 を用いてストレージ管理に Oracle Automatic Storage Management(ASM)を利用した2ノードの RAC 環境を構築する為の手順を記載しています。

  • はじめに
  • 概要
    / 11g Release 2(11gR2) 新機能、インストール
  • インストール環境と事前準備
    / ハードウェア要件、ネットワーク要件、ソフトウェア要件、ストレージ要件、システム時刻の同期、ユーザー・アカウント、ドメイン・コントローラ
  • インストール
    / Oracle Grid Infrastructure のインストールと構成、RAC データベースの作成、インストール後の確認

資料のダウンロード

こちらより、資料をご覧いただけます
http://www.oracle.com/technetwork/jp/content/db11gr2-19-157567-ja.pdf
About

Oracleエンジニアの方がスキルアップしていただくために、厳選した情報をお届けしています

Search

Archives
« 3月 2015
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
    
       
Today
Bookmarks
関連サイト
ランキング:カテゴリ
ランキング:技術資料
ランキング:技術コラム