Oracle Database 10g Release 2 では、データベースのストアドプロシージャ/ファンクション(以下、ストアドプロシージャ)を .NET 準拠言語である VB.NET や C# で作成できます。これらの .NET 準拠言語で作成されたストアドプロシージャを「.NET ストアドプロシージャ」と呼びます。そして、これを実現するのが Oracle Database Extensions for .NET(以下、ODE.NET)です。通常、Oracle のストアドプロシージャは PL/SQL という言語で記述する必要がありますが、ODE.NET を利用すると、PL/SQL を利用したことのない開発者でも、VB や C# といった言語で Oracle のストアドプロシージャを作成できます。今回は、ODE.NET を利用して .NET ストアドプロシージャを記述してみましょう。