ファスト・スタート・フェイルオーバーは、Oracle Data Guard 10g Release 2 の機能です。この機能によって、本番データベースが消失した場合、指定された同期のスタンバイ・データベースへの迅速で確実なフェイルオーバーが自動的に行われます。手動操作なしにフェイルオーバーを開始します。さらに、ファスト・スタート・フェイルオーバーに続いて、構成へ再接続する際に、元の本番データベースが新しいスタンバイ・データベースとして自動的に再構成されます。この機能によって、Data Guard は構成内で障害保護を素早く簡単にリストアできるので、データベースはすばやく保護された状態に復帰します。このホワイト・ペーパーでは、ファスト・スタート・フェイルオーバーと、Maximum Availability Architecture (MAA) のベスト・プラクティスの使用方法を説明します。