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Zoomが選択したOracle Cloud Infrastructure

2020年4月28日に、Zoomがコア事業であるオンライン・ミーティング・サービスにおいて、その基盤にOracle Cloud Infrastructure(OCI)を選択したことを発表しました。

どんな発表内容だったのか?

では内容を見てみましょう。

"私たちは最近、私たちのビジネスがこれまでに見た中で最も大きな成長を経験し、サービス容量の大幅な増加を必要としました。"

Zoomがあらゆる企業、教育機関、政府で利用されていることはITに関わらない方でもご存知だと思います。驚きべきはそのユーザ数の推移です。昨年12月末の約1千万人から4月時点で3億人以上と、わずか数ヶ月で30倍になっています。なお、性質は異なりますが、Facebookは1千万人から3億人になるまで3年かかっています。
ITシステムを構築・運用するという観点では、規模は大きいことはもちろん、その拡大スピードにシステムを合わせられるかが重要になります。まさにクラウドの出番ですね。

"すでに、ZoomはOracle Cloud Infrastructureを介して毎日7ペタバイト以上を処理しています。これは、93年分のHDビデオにほぼ相当します。"

動画を利用するシステムということもあり、一般的なシステムとは桁違いの処理量がOracle Cloud Infrastructure上で行われています。

"「複数のプラットフォームを調査しましたが、Oracle Cloud Infrastructureは、容量を迅速に拡張し、新しいユーザーのニーズを満たすのに役立ちました」「私たちは、業界をリードするセキュリティ、卓越したパフォーマンス、比類のないレベルのサポートを評価し、Oracle Cloud Infrastructureを選択しました」とZoom CEOのEric S. Yuanは述べています。"

直近の爆発的な規模拡大に対応するのに、Oracle Cloud Infrastructureが最適だったとコメントしていただいています。

Oracle Cloud Infrastructure(OCI)ってなんだ?

この発表は数多くのニュースサイトで取り上げられていますが、「オラクルのIaaSサービス=Oracle Cloud Infrastructure」と記載しているサイトが見受けられます。これは誤りで、「オラクルのパブリック・クラウド(PaaS/IaaS)=Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」が正解です。

オラクルは長年に渡りクラウド・サービスを提供してきましたが、業界で一般的なパブリック・クラウドの限界を超えるため、全く新しいアーキテクチャに基づくデータセンター・リージョンの展開を2016年末から新たに始めました。これを「次世代(Gen2)クラウド=Oracle Cloud Infrastructure」と呼んでいます。安定した高性能、高いコストパフォーマンス、高いセキュリティを実現した、革新的なパブリック・クラウド・サービスです。

OCIはオラクルデータベースのためだけのパブリック・クラウドではない?

Oracle Databaseを利用した基幹システムを動かすならOCIが一番いいんじゃない?というのはイメージいただきやすいかと思います。
もちろんOracle Databaseは非常に重要なシステムで使われており、それを最適に動かせるクラウド、と思っていただけることは大事なことです。
ただ、数年前に、このOCIを立ち上げた際の設計コンセプトは「あらゆるワークロードに最適なクラウド基盤=Oracle Cloud Infrastructure」です。日本でのお客様は数多くいらっしゃいますが、個人的な感覚では、半数以上はOracle Databaseを利用しないシステムでOCIを活用いただいています。例えば、マイネット様のオンラインゲーム運営基盤であったり、デンソーテクノ様のHPC基盤などがあげられ、今回のZoomもその一つになります。

じゃあOCIって何がすごいの?

OCIは、2017年末に4リージョンでしたが、約2年ほどで、世界中22リージョンまで拡張されました。2019年5月に東京リージョンを、さらに2020年2月に大阪リージョンを開設し、日本のユーザも急速に増加しています。

ではOCIは、何がすごいのか?あえてAWSを選択しない理由があるのか?を見てみましょう。

"「私たちは、業界をリードするセキュリティ、卓越したパフォーマンス、比類のないレベルのサポートを評価し、Oracle Cloud Infrastructureを選択しました」とZoom CEOのEric S. Yuanは述べています。"

Zoom CEOのコメントにも含まれますが、OCIのクラウド・プラットフォームとしての強みは次の3つです。
1. 卓越したパフォーマンス
2. 圧倒的なコストパフォーマンス
3. 業界をリードするセキュリティ

 

1. 卓越したパフォーマンス

「次世代(Gen2)クラウド」と掲げている通り、OCIはゼロからクラウド基盤を構築したことで、単なる最新技術の導入だけでなく様々な革新を実装しています(低遅延/高帯域フラット・ネットワーク、オーバーサブスクリプションなし、幅広いサービスでNVMe SSDを標準採用など)。それらにより、「安定した高性能」を実現しています。
その安定した高速な基盤を元に、業界で唯一、可用性だけでなく、性能もSLA(サービスレベル契約)の対象に加えています。

2. 圧倒的なコストパフォーマンス

「オラクルのクラウドって高そう」そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。事例一覧を見ていただくと分かるように、大企業だけでなく、中堅企業やベンチャー企業もOCIを採用しています。Zoomは非常に著名な企業になっていますが、無償ユーザや教育機関ユーザへ安定したサービスを提供するため、コストに非常に厳しいユーザではないかと、個人的には想像しています。
コストパフォーマンスのポイントです。

  • 仮想マシン/ベアメタル:同じリソースであれば概ね安価。以下のケースでは他社の約半分
  • ブロック・ストレージ:他社の標準ストレージ相当の価格で、IOPSが保証された高性能ストレージを提供
  • ネットワーク:データ転送料は10TBまで無償かつ、それ以上も他社の1/10の価格

 

動画配信はもちろん、あらゆるシステムで重要なデータ転送料が、他社の1/10の価格

3. 業界をリードするセキュリティ

各種コンプライアンス規則やガイドラインは、どのクラウドベンダーも対応していると思います。OCIも当然対応しています。
ただセキュリティはそれだけではありません。数年前OCIを設計した際、最も注力したのが、セキュリティです。OCIには様々なセキュリティ面の特徴がありますが、代表的なのは「Security by Design(セキュリティ・バイ・デザイン)」つまり、ユーザが意識することなく、クラウド基盤そのものがセキュアであるという実装です。詳細はこちらの記事をご覧ください。

 

これまで見てきたように、OCIは「Oracle Databaseを利用した基幹システム」を安定的に稼働させることはもちろん、Zoomのような巨大サービス基盤を迅速に稼働させることもできる「あらゆるワークロードに最適なクラウド基盤」です。ぜひシステムの規模や種類を問わず、その基盤としてOCIを一度検討してみてはいかがでしょうか?
より詳しい情報や無償トライアル、セミナー情報などは以下をご覧ください。
クラウドに関するご相談・お問い合わせは、Oracle Digitalまで(フリーダイヤル/フォーム/チャット)。

OCIの情報はこちら

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