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AWR(Automatic Workload Repository/自動ワークロード・リポジトリ)の使い方~レポート、見方、ライセンス

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Oracle Cloud Infrastructure/Autonomous Database/Database Cloud

 

AWRとは

Oracle Databaseの稼働統計とワークロード情報のスナップショットを自動的に収集/管理する機能です。AWRの情報を分析することにより、様々なアドバイザ機能やアラート機能が実現されます。

AWRの情報は、MMONプロセスによってSGA(システム・グローバル領域)から直接、定期的(11gのデフォルトは60分毎)に取得され、データベース内に一定期間(11gのデフォルトは8日間)保存されます。

 
AWR取得図

AWRはOracle Database 10gより提供された新機能です。8iから提供されているStatspackツールが取得していたデータに加え、稼働統計やワークロード情報のスナップショットなどOracle Database 10gの実際の使用履歴そのものを自動的に取得し、リポジトリに格納しています。

AWRのインストールについて

Statspackツールはデータベース作成時にインストールする必要がありましたが、AWRはデータベース作成時に既にインストールされているため、使用にあたって余計な作業が不要です。AWRはSYSAUX表領域に作成されています。取得のタイミングや保存期間の内容確認、変更にはOracle Enterprise Manager(EM)が利用できるため、初心者の方でも簡単に使うことができます。

AWRの収集レベルについて

AWRの収集レベルはSTATISTICS_LEVEL 初期化パラメータで設定します。デフォルトはTYPICALです。より低いレベルのBASIC、より高いレベルのALLへの設定変更も可能ですが、通常の分析であればTYPICALで十分です。Statspackのi_snap_level 7相当の情報が取得されます。

AWRレポートについて

AWRレポートとは、任意の2時点で取得したスナップショットに基づき、データベースパフォーマンスに関連した統計をレポート形式で出力したものです。データベース全体のアクティビティやアプリケーションの傾向、待機イベントの発生状況などの負荷状況をチェックし、チューニングするのに非常に役立つデータを取得できます。

AWR取得例

AWRのレポート出力機能を使用する場合は、Oracle Database Enterprise Editionの有償オプションであるOracle Diagnostics Packが必要となります。
1. EMによるレポート作成

AWRレポートもEMによるGUI操作で作成することができます。ウィザードに従ってスナップショットの開始、終了IDを指定すると、画面上にAWRレポートがHTML形式で表示されます。「ファイルに保存」ボタンによりファイル出力も可能です。

2. コマンドラインによるレポート作成
コマンドラインでレポートを作成する場合はSYSTEMユーザやSYSDBA権限のユーザでawrrpt.sqlを実行することで作成可能です。
 

SQL> conn / as sysdba

SQL> @$ORACLE_HOME/rdbms/admin/awrrpt.sql

report_typeに値を入力して下さい: text ->text形式かhtml形式

num_daysに値を入力して下さい: 1 ->スナップショットIDをリストする日数

begin_snapに値を入力して下さい: 150 ->リスト内の開始スナップショットID

end_snapに値を入力して下さい: 160 ->リスト内の終了スナップショットID

report_nameに値を入力して下さい: awrrpt_1_150_160 ->出力ファイル名
 

AWRについては、マニュアル「Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド 11gリリース2(11.2) - 5.2 自動ワークロード・リポジトリの概要」をご参考ください。

また、OTNセミナーオンデマンドにも、AWRおよびAWRを利用したパフォーマンス・チューニングに関するコンテンツが数多くございます。是非ご聴講ください。

【セミナー動画/資料】ここまでできる!Oracle Databaseの管理ツール

【セミナー動画/資料】実践!! Oracle Enterprise Managerを使用したOracle Databaseの簡単チューニング

【セミナー動画/資料】サポートエンジニアが語る!パフォーマンス問題の原因調査とチューニング

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