火曜日 5 15, 2007

JavaOne 最終日

初めての JavaOne もあっという間に終わってしまい、疲れが溜まっているのですが、わたしまだ日本に帰れていません。San Francisco から Sun の Santa Clara キャンパスに移動し、もう一週間こちらに滞在する予定です。右側通行、やっと慣れてきました。

さて、JavaOne の最終日、James Gosling の General Session は多くの人の期待通りに楽しめるものだったと思います。
まず最初にわたしお詫びしないといけないのですが、JavaOne 3 日目のエントリで、Java Real-Time System 関連は基本的におもちゃなので、と書いていましたが、このロボット、おもちゃなんて言ったらいけないそうです!この ABB IRB 340 はクラス最速の産業用ロボットでした。リアルタイムの要件はミリ秒レベルで、完全に Java で制御することに成功したのはこれが初の事例で、何日も眠らずにデモを準備した二人には James からよく眠れるようにと?ワインが贈られていました。このシステムは、標準的な Sun のハードウェア、Solaris 10, Java Real-Time System 2.0 の組み合わせにより制御されています。



一連の紹介の中で一番派手だったのはステージ上にヘリコプターが登場したときです。

これはご覧のサイズのラジコンなのですが、実はヒモでつって登場させていて、飛ばしてはいません。この操縦を自分たちがやっていたら、会場に死人が何人も出ただろう、といって笑わせていました。で、どのようなデモだったかというと、壇上の二人が寝そべり、その上をヘリが通過、ヘリが上から地表を計測し、下のようにデータが得られる、というものです。James のおなかはやっぱり出ているようにみえます。

ヘリの飛行の制御ではなく、ヘリの状態 (GPS 位置情報、ロール、ピッチ、ヨー) とレーザー計測データから地表データを得るのですが、データ取得のタイミングが重要で、Real-Time を利用しているとのことでした。

このセッションを含め、General Session はウェブキャストという形で公開されています。ご興味のある方はぜひ、ご覧になってみて下さい。
午後は IBM の Globalization Architect の Charles Hornig さんのセッション、"Advanced Java Globalization" というセッションに参加しました。"Advanced" とついている割には一般的な内容だった気もしましたが、その分 Q&A に時間を多く取っていたので具体的な問題を持っている人には良かったのではないかと思います。Globalization という言葉ですが、Internationalization と Localization を含めてこう表します。それぞれ、最初と最後の文字以外は文字数で表し、G11n, I18n, L10n などと書く/言うことがありますので、ぜひ覚えておいて下さい。私の所属している部門は、Globalization という名前なのですが、これらの省略形を使うことがとても多いです。

この日、この Globalization 部門の Director 主催のパーティーに参加したため、私の初 JavaOne はこれにて終了となりました。丸 4 日間、朝早くから夜遅くまで、本当に中身の濃いカンファレンスだと思います。濃すぎてぐったりします。参加者、スピーカーのみなさん、本当におつかれさまでした!

金曜日 5 11, 2007

JavaOne 3 日目

JavaOne 3 日目、今日は Java SE 7 に入る予定の Modularity 関連 2 つ、並列プログラムのテスト、JAX-WS RI を活用したステイトフルウェブサービスなど、一度整理してからでないとブログにかけないセッションばかり参加したので、パビリオンの報告をします。このパビリオン、かなり広いスペースに様々なブースが出展されています。大渕さんおすすめの通り BOF より手軽にいろんな話を聞けたり、あと実際にものに触ったりできて、かなり楽しいです。


Java Real-Time System 関係は基本的におもちゃなので、見ていて楽しいです。スロットカープログラミングチャレンジなるものやっています。速ければ良いというのではなく、決められた時間で信号を通過してポイントを稼ぐ競技のようです。


右上は Java SE の組込み。下の 2 つは今回の JavaOne で話題の JRubyJavaFX Script のブースです。常に盛況です。


最後に、パビリオン関係ないですが、月曜の NetBeans Day で配っていたスペシャル T シャツです。> 片貝さん

JavaOne 2 日目

JavaOne 2 日目、朝一番で SunSpot ハンズオンラボに何とか紛れ込もうと思っていたのですが入れず、親切な係の人から CD だけもらいました。中を確認すると練習課題がどんなことかはわかるのですが、やはり SunSpot がないと話になりません。。寂しく CD をしまい、気を取り直して Real-Time Java のセッションに向かいました。
ところで、JavaOne のサイトにて昨日いろいろ発表のあった General Session の Webcast を見ることができます。テクニカルセッションに関しても 2 週間後くらい後には公開されるはずですのでご興味ある方はぜひチェックしてみて下さい。

初日、Sun Java Real-Time System 2.0 が発表されましたが、これは JDK 5 をベースとしていて、最初 Solaris 10 をサポート、Linux に関しては Real-Time の機能がディストリビューションに入ってゆけばサポートするつもりだと言っていました。証券取引を例にとったデモでは通常の Java と Real-Time のもので、遅延がばらつく/つかない、という様子を見ることができたのですが、そのプログラムが JavaFX Script で作られていました!やはり今年の JavaOne はこのネタがホットです。片貝さんも既に試した様子をブログに書いてくれています。

午後は趣の異なる UI 系テーマのテクニカルセッション 3 連発で開始してみました。
  • Google Web Toolkit
  • Extreme GUI Makeover 2007
  • JavaFX Script
三者三様のやり方でユーザー体験をリッチに、自然に実現しようとしているので連続して参加するととても面白かったです。
Google Web Toolkit はブラウザ/HTTP の制約の中でユーザにとって使いやすい UI を実現する AJAX がテーマです。開発者は Java を書けばツールが javascript を生成してくれるので、ブラウザ毎の方言を意識して javascript を書くことが不要、また最小限のコードが得られる、というのがメリットです。
2 つめの Extreme 〜 は、Swing でどれだけ視覚的にかっこいいアプリが作れるか、というテーマです。とにかく参加者を笑わせよう、というスタンスなので、見ていてとても楽しいのですが、アプリ起動時の Splash ScreenTiming Framework によるアニメーションの使い方の例としては結構刺激を受けました。昨年のデモはここにある様ですので、ご興味ある方はぜひお試しを。
最後の JavaFX Script はひっぱりだこの Chris Oliver さんが話してくれたのですが、忙しいのか結構お疲れの模様。彼がこれを作ることになったモチベーションは Java に限らず GTK なども GUI の作成が非効率、 Java アプリは醜いというステレオタイプ、Java 2D API を使えば Java でも Flash の様にかっこいい GUI が作れるが開発者にとって複雑、などだったとのことです。デモで使っていたチュートリアルプログラムはプロジェクトページから tar.gz もしは gz ファイルをダウンロードし、trunk/demos/tutorial 下にある tutorial.sh もしくは tutorial.bat を実行すると簡単に試すことができます。 JDK に入っているデモプログラムの様なものですが、エディタと一体になっているので、コードを書き換えるとどう描画がかわるのかがとてもよくわかります。今年の JavaOne で話題の技術をお手軽に試せますので、ご興味ある方はぜひ。


この日の晩は GlassFish の BOF にお邪魔しました。内容的にはAquarium で GlassFish 関係のニュースを頻繁に更新してくれている Eduardo さんが GlassFish v1, v2, v3 でそれぞれどのようなことを達成したか、取り組んでいるかを総括するのに加え、初日で発表された Ericsson の貢献について説明されました。正体は SailFin というプロジェクトでした。JSR-116 の実装で、今後 JSR-289: SIP Servlet v1.1 に取り組むとのことですが私はこの分野全く理解していません。。プレゼンが終わった後で、GlassFish のプロジェクトページ翻訳の仕事をしたときにやり取りした 2 人と Eduardo も含めて話ができて、来週また会おうということになりました。やった!

水曜日 5 09, 2007

JavaOne 1 日目、いよいよ開幕!

JavaOne 1 日目が終了しました。JavaOne は一日がとても長い。今日は結局 8:30 から 22:00 まで Java 漬けで、JavaOne は体力勝負というのは聞いていましたが本当でした。
さて、朝一のジェネラルセッションでは、JavaFX, OpenJDK オープンソース化完了、などたくさんの新しい発表がありました。既に多くのメディアで取り上げられているので詳細はそちらをご覧頂くとして、私が個人的に面白いと感じたことを何点かだけご紹介します。
  • JavaFX は SavaJe Technologies という会社の技術がベースなのですが、これ、わたし実は「サバジェー」と頭の中で発音していましたが間違っていました。英語の「savage」と同じように発音するみたいです。
  • JavaFX Script の発表の際、デモを見せてくれた開発者の chris さんのブログ、少しかっこいいと思ったFlash チックなものは片っ端からこれで書かないと気が済まないみたいです。
  • Rich Green が OpenJDK のオープンソース化完了をアナウンスします、というメールを壇上で openjdk のメールリスト宛に出す、という演出があったのですが、そのメール、実際に見てみると簡単すぎるためか、これいきなり見た人は信憑性に?を感じてしまう気がするのは私だけでしょうか。。しかも続いてメールを出してる人がいないのも寂しいです。とにかくいいニュースなことにはかわりないです!
続いて午後の最初の 1 時間半のジェネラルセッションを除き、怒濤のテクニカルセッションと BOF が続きます。私は昨日、予定外に SunSpot や JRuby に多く出てしまった反動か、今日おもに Java SE のセッションに参加しました。嬉しく感じたのは、昨日まではどちらかというと JRuby や SunSpot に話題が集まっていた感があったのですが、JavaOne 始まってしまえば、Java 大盛り上がりですね、当たり前ですが。

Swing Application Framework (JSR-296) のセッションに関しては昨年の JavaOne 資料からほとんどアップデートされてなかったかもです。ただ、NetBeans を使ってデモされててこれはわかりやすく良かったです。全般的にとても多くのデモで NetBeans が使われています。

Windows 環境での JRE 配備に関してのセッションでは、インストーラ、ブラウザからの配備、コールドスタートにかかる時間を改善する Java Startup Service, ライブラリが分割され必要なものだけダウンロードされる Java kernel の 4 点について解説してくれました。私は仕事で配備はいくつかテストしているのですが、会場に普段メール(もしくはバグ追跡ツール)でしかやり取りしたことのないエンジニアに直接会うことができて収穫でした。

BOF には 2 つ参加しましたが、内容というか BOF の開き方がとても対照的でした。というのは、最初、"Meet the Swing, AWT, and I18N Teams" というものにお邪魔したのですが、こちらは壇上に 10 人 Sun の人間がいて、参加者の質問にどんどん答えてゆくというもの。途中で、壇上の人が即答できなかいことを別の質問者が答えたりと、かなり和気あいあいという雰囲気でした。一方、"GlassFish V3 Architecture Review" という BOF は一人の発表者が淡々とプレゼンを進める、というものでした。写真を並べてみますが、雰囲気なかなか伝えるの難しいです。

Meet the Swing, AWT, I18N people. 国際化チームの奥津さん、佐藤さんがいらっしゃるのですが、写真で判別できなくて申し訳ないです GlassFish v3 Architecture Review. 私の前の人、おちてました。。
確かに前者は既に多くの人が利用している API に関してなので、あのような BOF ができるのに対し、GlassFish は現在 v1 が出ていて、v2 が開発中、v3 まだドキュメントもあまりなく preview 版がつい先日ダウンロードできるようになったばかりのものなので、いきなり質問という構成は無理かもです。内容は GlassFish v3 の基盤となる HK2 (Hundred KB Kernel から命名) を外観するよいものだったのですが、 夜も 10:00 近くになって、淡々としゃべられると結構つらいかもしれません。。スピーカーの Jerome さんゴメンなさい、ブログHK2 プロジェクトページで復習します。

# ところで、わたし、カメラを紛失しました、ガーン。なので、今日一日分写真がないのですが、夕方、Sun で同僚の Michael Fang (Java SE localization チームの engineering lead) からカメラを借りられたので、BOF の写真だけある、という始末です。もともとボロカメラだったので、JavaOne 中でなければ問題なかったのですが、困った。サンキューマイケル。
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