月曜日 7 06, 2009

[Identity Manager Tech Tips]Identity Manager を Amazon EC2 上で動かす

こんにちは。 を書いていて、紹介するのを忘れていたのに気づいたので紹介しておきます。
Identity Managerの技術情報(Tech Tips)に、 というコンテンツを一月前くらいに書いていました。
Amazon EC2上に、Identity Managerをインストールしてデプロイしています。 (っといっても、Amazon EC2だからって他と違うところはほとんどないんですけどね。。。)
クラウドって簡単な動作確認などにはとても便利です。たまにお客様先のデモや動作説明に使っています。ここでは、インストールまでですが、bundle の方法などもまた紹介したいと思います。

_kimimasa

水曜日 6 24, 2009

GoogleAppsとAmazon EC2 上のOpenSSOのSAML連携デモ(Open Cloud Innovation Forum 6/25)

こんにちは。 先日のエントリ で紹介しましたが、明日 のようにSun主催のクラウドセミナーが開かれます。
残念ながら私は現地に行くことはできないのですが、Sunのミドルウェアチームからは、寺田さんが講演で話をして、他のメンバーがデモの展示も行ないます。
展示するデモは、GoogleAppsとAmazon EC2 上のOpenSSOのSAML連携のデモです。 で紹介しているように、外部のSaaSを利用した際に社内のウェブアプリと連携することは利便性、セキュリティ、業務効率性といった観点から非常に大事です。OpenSSOを使えば、社内ウェブアプリとGoogleAppsのようなSaaSアプリとのシングルサインオンが可能になります。

GoogleAppsとのシングルサインオンはSAMLをサポートしている時点で技術的には可能です。
去年の12月に開催されたSunTechDays でもデモをしています。 今回は去年おこなったデモに、
  • クラウドセミナーなんだから、サーバ自体もクラウドに乗せちゃおうっということでOpenSSO 自体もクラウド上に構築しています。 Amazon EC2上に乗せています。(構築と言っても、30分くらいしかかかってないですけどね。)
  • OpenSSO Express Build7 を使うことで、GoogleAppsとの連携設定が劇的に簡単になっています。
の2つの新しい内容が加わったものになります。ぜひ足をお運びください。

_kimimasa

金曜日 6 12, 2009

Google のOutlook用プラグイン(Google Apps Sync for Microsoft Outlook)から考える

こんにちは。
ちまたでは、Google Apps Sync for Microsoft Outlook の話題で持ちきりですね。(もちきりではないかな。。。)Exchange からGmailに移行した場合でも、Outlookを使い続けるためのツールですね。これはなかなか便利でしょうし、Exchangeへの対抗策として有効でしょう。

さて、メールはExchangeからGmailへ移行したとしましょう。カレンダや、アドレス帳、タスク管理もGoogel Apps に移行したとしましょう。

でも、社内Webアプリは移行できますか。できませんよね。。でも、社内のWebアプリとGoogle Apps 連携したいですよね。シングルサインオンしたいですよね。

そんなときはSAMLです。Google Apps もSAML対応しています。 Google Apps のビッグユーザとして有名な日本大学のケースでも、SAML対応がキーポイントになったようです。以下引用。
日本大学は、Google Apps Education Edition の導入を決定してから稼動まで約 2.5 ヶ月で実現した。要求仕様として個人情報保護の観点から必要以上の情報を Google 社に提供しないという機密性、そしてアカウント情報を学内各種情報システムと連携という利便性、機密性と利便性というありがちではあるものの相反する要求を実現する必要があったが Google 社が提供する Provisioning API と SAML ベースの Single Sign-On (SSO) API の利用によって実現への確証を得た。Provisioning API を用いると Google Apps のシンプルな管理機能を大学組織に合致した運用形態に作り替えることができる。SSO を用いればキャンパス内の全ての IT サービスへの展開をも可能とする。いっけん Google 社の既製品をそのまま使っただけのように思われがちだが Web 2.0 時代のオープンな API を用いることで日大色の Google Apps Education Edition に仕立てた。
Google Apps Education Edition の導入事例: 日本大学
では、SAMLを使って、Google Apps とシングルサインオン連携をしたい場合には、どうすればいいのでしょうか。そんなときの強い味方がOpenSSOです。 SAMLにはもちろん対応していますし、Google Apps との連携設定が簡単に可能なウィザードも提供されています。

火曜日 6 09, 2009

Sunが提供するオープンな技術に基づくクラ ウドコンピューティング環境

こんにちは。

クラウド、クラウド、クラウド。。。この言葉を聞かない日は最近ないですね。

いろんな会社がクラウドコンピューティングに取り組んでいます。もちろんサンもクラウドコンピューティングを積極的に推進していくベンダの1つです。

では、他のベンダのクラウドと、Sunのクラウドはどう違うのでしょうか? というイベントが開催されます。
  • どのベンダもクラウド、クラウドって言っているけどそれぞれどのような特徴があるの?
  • Sunのクラウドってなに?
っという疑問の解決のヒントを見つけて頂けるかもしれません。

ぜひ、足をお運びください。

_kimimasa

火曜日 4 28, 2009

OpenSSO をクラウドにのせてみた。

こんにちは。 でアナウンスされているように、OpenSSOのAmazon EC2のイメージが提供されています。 に細かい情報はありますが、早速ためしてみました。

当たり前ですが、EC2上でちゃんとOpenSSOが動いています。

_kimimasa

金曜日 4 03, 2009

クラウド時代にこそ必要なアイデンティティ管理

こんにちは。

クラウド、クラウド、クラウド、
IBMさんやSunを含む多くの企業・団体がサポートする形で、Open Cloud Manifesto.orgで、Open Cloud Manifesto が公開されています。
主旨としは、「多くの企業にとって様々なメリットが期待されるクラウドコンピューティングに関して、オープンに議論を重ねていこうよ!!(いろいろな課題や問題点も含めて)」といったことでしょうか。(あくまで私の理解ですのであらかじめご了承ください。)
で、ざっと読んでみて、「あー、わかってるねー!!」と思ったのが以下の部分です。
Security
Many organizations are uncomfortable with the idea of storing their data and applications on systems they do not control. Migrating workloads to a shared infrastructure increases the potential for unauthorized access and exposure. Consistency around authentication, identity management, compliance, and access technologies will become increasingly important. To reassure their customers, cloud providers must offer a high degree of transparency into their operations.
Open Cloud Manifesto

私の意訳 データやアプリケーションを自分たちの力(コントロール)が及ばないシステムに保存するというアイデアには多くの組織がいい思いを抱かないだろう。ワークロードを共有のインフラ(クラウドのこと)に移行することにより、不正なアクセスにさらされる可能性が増すからだ。
したがって、認証、アイデンティティ管理、コンプライアンス、アクセス制御といった要素を組み合わせて、一貫性を保ちながら利用することはクラウド環境においてはより重要になってくる。 自分たちの顧客にクラウドを安心して利用してもらうために、クラウドの提供事業者は高いレベルの透明性を持ちながらクラウドを運用していかなければらない。
考えてみれば、非常に当たり前のことではありますが、
  • SaaSを利用しているんであれば、隣ではどこかの知らない会社の業務が動いている
  • S3のようなストレージサービスを利用しているのであれば、自分のデータと同じディスク上には、知らないだれかのデータが保存されれいる
っということになります。
知らないとなりの誰かに、自分の業務やデータへのアクセスされてしまうようなことがあると非常に困ります。
そういったことが起こらないように、アカウントやユーザIDを作成して、パスワードで認証をすることで個人であったり会社を特定して、その人(その会社)へのサービスを提供することになります。
ここで使われているのが、認証、アイデンティティ管理、コンプライアンス、アクセス制御といったID管理にまつわる機能です。
このID管理の部分のシステムが不十分だったり、脆弱性があったりすると、不正アクセス,情報漏えいなどの問題が発生してしまい、一番大事な顧客からの信頼を失ってしまうことになります。
クラウドサービスの提供を考えている事業者は、顧客からの信頼を獲得・維持するために強固なID管理基盤をクラウドサービスの重要なコンポーネントとして位置づけなくてはいけないと思います。

もちろん、コンピューティングパワーやストレージ容量、パフォーマンス、コスト対効果っといった要素も大事だとは思いますが、セキュリティ・ID管理に関して顧客から信頼を得なければクラウドサービスを利用してもらえないのではないでしょうか。
信頼できない銀行にお金は預けないのと同様、信頼できないクラウドサービス事業者のサービスは利用しないでしょう。
顧客から信頼を得て、サービスを利用してもらうには、高いレベルのID管理基盤の構築とその基盤に対する透明性が必要です。

_kimimasa

月曜日 3 30, 2009

持ち主・管理する人・使う人 - みんなちがってみんないい - その4(データ(文書データ)の場合)


こんにちは。
の続きです。
最後に、データ(例えば文書データ)について考えましょう。
持ち主はこのケースでも私です。管理する人も、使う人も私です。
管理する人(場所)はPC上のディスク、使う人はPC上にインストールされているMS Officeだったり、StarSuiteやOpenOffice.orgです。
このような状況は非常に不便なことが多いです。(もうなれてしまって気にしていない人も多いですが。。。)
  • PC上のデータのバックアップが大変。たまに消えちゃったりするととっても困る。
    大事な情報であれば、しっかりバックアップするのが当然ですが、実際はやっていない人が多いでしょう。バックアップに取られる時間もばかになりませんし、バックアップしていない場合は最悪の場合データ消失というリスクもあります。
  • 使う環境が限定される。
    PC上にデータが保存されている以上、PCからでしかデータにアクセスすることができません。お客様先でプレゼンする場合には、NotePCを持ちあるく必要があります。
    PCを持ち運ぶのは思いですし、紛失するリスクもあります。また、企業によってはPCの持ち出しが厳しく制限されていて、複雑な持ち出し手続きが必要となり、時間を取られることも多いでしょう。
  • 使うアプリケーションが限定される。
    PC上に保存されたMS Office のファイルは、Google Appsからは読めません。(Uploadすれば読めますが。。)iPhoneからも見れません。(メールで送れば見えますが。)。
    仕事をする場所は非常に多様化しています。常に会社のデスクで仕事をしている人の割合は減ってきているでしょう。迅速かつ効率的に仕事をこなすには、自分のPC以外にも、家のPCで文書の作成・変更をしたい、iPhoneや携帯で他人が作成した文書をチェックしたいといったこともあるかと思います。(同じ文書データでも、編集がしたいので大きな画面が必要、ざっと内容だけを確認したいので携帯で十分など使うアプリケーションへ対する要件は様々でしょう。)
    残念ながら現時点では、事前にウェブ上にUploadしておく、メールで送っておくっといった一工夫が必要になってしまいます。
この不便さを解決するためには、表にあるように、管理する人として、クラウド上のストレージサービスを利用することで、持ち主(私)管理する人(クラウド上のストレージサービス),使う人(オフィス製品、GoogleAppsなどのウェブサービス、iPhone上のOfficeViewer)が分離されることです。
以下のようなメリットがあるでしょう。
  • PCのバックアップから開放される。(クラウド上にデータが保存されているのでPCのデータをバックアップする必要はありまえん。)
  • いつでも、どこでも、どこからでもデータ(文書データ)を利用できる。
    例えば、PCで作業中に「クラウドに保存」しておく、お客さん先で急に必要になったらお客さんのPC上のOpenOffice.orgを借りて、「クラウドから開く」して、お客さんのPCを使って製品の説明をする。
    なんてことも可能になるでしょう。
    また、「クラウドに保存」しておいて、iPhone上のViewerから「クラウドから開く」する、iPhoneなので画像は表示しないでテキストだけを読む。っといったこともできるのではないでしょうか?きっと。。
    PCを持ち歩く必要がなくなりますね。お客さん先に行くときも、「プロジェクタありますか?」ではなくて、「クラウドに接続できますか?」と聞くようになるでしょう。(多分。。。)
ここでも大事なのは、
  • 持ち主(私)管理する人(クラウド上のストレージサービス)使う人(文書データを開くためのアプリケーション)自由に選択できることです。
    個人データの場合には、Amazon S3やSun Cloud Storage ServiceでもOKでしょうが、コンフィデンシャルな情報であれば、企業内にあるプライベートクラウド上のストレージサービスを利用することになるかもしれません。(自由に、プライベートクラウド・パブリッククラウドを選択できなくてはなりません。)
    また、携帯を買い換えた場合や、iPhoneからG1に乗り換えて、オフィス文書のViewerアプリケーションが変わった場合でも問題なく使えないと困ります。(携帯機器を変える自由が奪われます。)
    また、パフォーマンスや保存できる容量や値段に不満があった場合には乗り換えができることも大事です。(ストレージサービス間の競争も促進されてより良いサービスとなっていきます。)
データ(例では文書データ)の場合でも、お金、ID情報と同様に、自由を得るためには、
  1. 管理する対象のフォーマットや仕様が標準化・共通化されていること。
  2. 管理する人使う人の間のやり取りが標準化・共通化されていること。
が必要です。
文書データの場合は、管理する対象のフォーマットや仕様が標準化・共通化されていること。に関しては、ODF(OpenDocumentFormat)が大きく寄与しています。OpenOffice.orgやStarSuiteのデフォルトの保存形式ですし、PowerPointでも開けます。 OpenOffice.orgに関しては、 もぜひご一読ください。
管理する人と使う人の間のやり取りが標準化・共通化されていること。に関して言えば、データをクラウドから取ってきたり、保存したりするためにWebDAVが役立つでしょう。
つまり、標準化された仕様を使って、ファイルへのアクセスを容易(簡単)にできることが大事になってくるのです。
Sun Cloud Storage Service が
Sun Cloud Storage Serviceは、ファイルアクセスが容易なWebDAVプロトコルや、Amazon S3 APIと互換性のあるオブジェクト保存APIをサポートしています。
2009.03.19 米国サン、「Open Cloud Platform」を発表
という形になっているのも、そのためです。標準的なプロトコルを使うことで、 Jonathan Schwartz's Blog: Sun's Cloud (4 of 4)でも紹介されているように、「クラウドへ保存」「クラウドから開く」といった機能をいろいろなアプリケーションが容易に備ええることができるようになり、iPhoneでも、携帯でも、GoogleAppsでも、OpenOffice.orgでも、MSオフィスでも同じ文書にアクセスすることができるようになるでしょう。(多分。。。)
すばらしい!!!

持ち主、管理する人、使う人を分離して、それぞれを標準的な仕様でつなぐことで、みんながメリットや利益を得ることができるのです。
  • 持ち主・管理する人・使う人 - みんなちがってみんないい
_kimimasa

木曜日 3 26, 2009

持ち主・管理する人・使う人 - みんなちがってみんないい - その3(ID情報の場合)


こんにちは。
の続きです。
ID情報の場合
持ち主はです。様々なウェブサービス(たとえばSNSだったり、写真共有サービスであったり)を利用するケースを想定すると、ID情報を使って認証を行なったり、ユーザごとに個別にサービスを行なうのは、それぞれのウェブサービスになので、使う人はそれぞれのウェブサービスになります。管理する人は現時点では、ID情報を使うウェブサービス自身です。(あるウェブサービスを使う場合には、そのウェブサービスに対してユーザ登録をすることになります。)
このような状態によって、それぞれに不便な点やデメリットがあります。
  • 持ち主(私):なんといっても、複数のウェブサービスそれぞれに対してID情報を登録するのは非常に面倒で煩雑です。持ち主(私)はID情報を登録したいのではなくて、ウェブサービスで提供される機能を利用したいだけなのです。
    私(kimimasa)は、Flickr,Twitter,BrightKite,LinkedIn,mixi,gmailなど様々なサービスを使っているのでID管理やパスワード管理が非常に大変です。(しょっちゅうパスワードリセットサービスを使っています。。。。orz)
    また、使いたいウェブサービスが見つかったときに、ID登録をしなくてはいけないのは非常にテンションが下がります。今使いたいのにー!!!ってなります。
    自由ではないです。。。。
  • 管理する人、使う人:現時点では、それぞれのウェブサービスが管理する人であり、使う人になるのですが、ウェブサービスの本来の機能はそれぞれのサービスを提供することであり、ID管理ではありません。サービスを提供するときに、ID管理の機能も実装しなくてはならないので開発工数が取られます。また、個人情報の漏洩が発生しないように適切に管理するための運用コストもバカになりません。。
    また、ID登録が必要になるため、ID登録を嫌う潜在的なユーザを取り逃がすことになってしまいます。

この不便さやデメリットを解決する今後のあるべき姿(今後のID管理の進む方向)は、表にもありますが、ID情報管理する人使う人が分離されることです。ID管理業者が生まれる(あるいはID管理業者を兼ねるウェブサービス提供事業者が現れる)ということになります。そのような形になることで、以下のようなメリットがあります。
  • 持ち主(私):ID登録をID管理業者に集約できるので、ID登録を何度もする必要がなくなります。パスワードの変更もID管理業者に対して行なえばよいので簡単です。
  • 管理する人(ID管理業者):ユーザのID情報をまとめて管理することで様々なビジネスチャンスが広がります。
    許可したユーザに対して、広告やメールでの営業をウェブサービス提供者と共に行なう。より高度なID管理(生体認証など)を導入してID管理業者としての付加価値を高め、手数料収入を得る。などが考えられます。
  • 使う人(ウェブサービス提供事業者):ID管理の呪縛から開放されるので、ID管理機能を実装する工数が削減でき、提供するサービス自身の機能を増やしたり、使い勝手を向上させたりすることに工数を当てることができる。
    ユーザ側のID登録負荷が軽くなるので、今までは逃していた、潜在的なユーザを獲得できる。
ここでも、大事なことは、
  • 持ち主(私)管理する人(ID管理事業者)使う人(ウェブサービス提供事業者)自由に選択できることです。
    ID管理事業者を現在大量のID情報を保持している事業者だと仮定すると、 Gmailをよく利用する人はGoogleを自分のIDの管理先として選択したいかもしれません。また、mixiをID管理事業者として使いたい人もいるでしょう。
    また、選択するID管理事業者は1つではないかもしれません。
    物を買ったりする場合に使うIDは銀行やクレジットカード会社をID管理事業者として選択して、SNSや写真共有サイトなどの金銭のやり取りが発生しないアプリケーションを使うときはGoogleやmixiを使って、携帯から利用するときはDocomo,Softbank,auを使うといったように、使うアプリケーションや使用する状況によって使うID管理事業者を変えるといった使い方もあるでしょう。(複数の銀行に口座を持っていて、給与振込み口座、クレジットカード引き落とし口座、貯金するための口座、などのように使い分けるのと一緒です。)
ここでも、「自由に選択できる」を実現するためには、お金と場合同じように
  1. 管理する対象のフォーマットや仕様が標準化・共通化されていること。
  2. 管理する人使う人の間のやり取りが標準化・共通化されていること。
が非常に大事です。
ID管理情報の場合は、SAMLやOpenIDがこの標準化に非常に大きく寄与しています。 でもSAMLに関して書いているので読んでみてください。技術的にはだいぶ習熟してきていて、ここ1,2年くらいが普及期となるでしょう。

続きはまた次回。

追記:続きを書きました。持ち主・管理する人・使う人 - みんなちがってみんないい - その4(データ(文書データ)の場合) : きみまさブログ - kimimasa's blog

_kimimasa

水曜日 3 25, 2009

持ち主・管理する人・使う人 - みんなちがってみんないい - その2(お金の場合)


こんにちは。
の続きです。
お金(預金)に関して考えてみます。
持ち主はであって、持ち主からの依頼を受けて実際にお金(預金)を管理しているのは銀行です。銀行で管理してある預金は、クレジットカード会社や、電気会社などの引き落としを行なう会社によって引き落としされます(使われます)。
このような形を取ることによって、それぞれに以下のようなメリットがあります。
  • 持ち主(私): 自分でお金を管理、保持しているのに比べて銀行に管理を任せることで、安心・安全に自分のお金を管理・保持してもらうことができます。(自分の家の金庫で管理していた時代に比べて安全でしょう。)
  • 管理する人 : 複数の持ち主(私)からお金を集めることや、複数の持ち主(私)や、使う人とのつながりを保つことで、ビジネスを行なうことができます。(お金を集めての投資・運用や、最近では、セブン銀行やイオン銀行のように、持ち主(私)とのつながりの密度を高めることで本業とのシナジー効果を狙うビジネスがあったり、ITなどで管理効率を上げることで手数料で利益を上げることも可能でしょう。)
  • 使う人 : 持ち主(私)から直接お金をもらうのではなく、管理する人(銀行)から引き落としが可能になることで、持ち主(私)の直接的なお金のやり取りをする必要がなくなるので、そこの部分のコスト削減が期待できます。(都度振込みや都度請求ではかなりコストがかかるでしょうし、不払いリスクも高まります。「つけ」での支払いが飲食店などではまだまだ多く使われているでしょうが、今のような景気状況では貸し倒れリスクが高くなるでしょうし、「つけ」を管理する手間も大きいでしょう。)

ここで大事なことがあります。
  • 持ち主(私)管理する人(銀行)使う人(ここではサービスや商品の提供者)自由に選ぶことができると言うことです。
    自由でオープンであることが大事です。購入するサービスや商品によって使える銀行 が制限されていたらとても不便でしょう。また、使う銀行によって購入できないサービスや商品があったら困ってしまいます。(現実としては、まだそのようなケースもありますが、お金に関して言えば、どこの銀行を使えって、引き落としには大抵の場合対応してもらえるでしょう。)
    自由に選ぶことができるには、自由に変更することができると言うことも含まれます。
    管理する人(銀行)使う人(ここではサービスや商品の提供者)に囲いこまれて離れられなくなってはいけません。ある銀行のサービスが悪かったら他の銀行に切り替えるとか、あるサービスより魅力的なサービスがあったら乗り換えるといったことができなくてはなりません。囲いこみが発生すると、競争原理が働きにくくなるので、結果としてサービスレベルが低下することになります。

自由に選ぶことができる」を実現するために大事なことが2つあります。
  1. 管理する対象のフォーマットや仕様が標準化・共通化されていること。
  2. 管理する人使う人の間のやり取りが標準化・共通化されていること。
お金の場合では、通貨単位により標準化がされています。どこであったも1円は1円です。
また、管理する人使う人のやり取りに関しては私は詳しくないのでよくわかりませんが、自動引き落としの際に記入する情報は大体同じなので、標準化されているといえると思います。

お金の場合は上記のように、管理するフレームワークがある程度完成されているといっていいと思います。
では、ID情報データ(例えば文書データ)の場合はどうでしょうか?
残念ながら現時点ではまだ管理するフレームワークがまだまだ不十分と言えるでしょう。考察していきます。

続きはまた次回

追記:続きを書きました。持ち主・管理する人・使う人 - みんなちがってみんないい - その3(ID情報の場合) : きみまさブログ - kimimasa's blog

_kimimasa

火曜日 3 24, 2009

持ち主・管理する人・使う人 - みんなちがってみんないい - その1(クラウドの方向性を考えよう)

こんにちは。

NYへ出張の目的は、17日に開催されたOpenSSO Community Day - NYC - March 17 2009 と、18・19日に開催されたCommunityOne Eastへの参加でした。
OpenSSO Community Day - NYC - March 17 2009についてはブログしているので参加した感は出ていますが、CommunityOne Eastについてなにも書かないと「ほんとに参加したの??」ってことになりかねないので書きます。

CommunityDay Eastでの大きな話題はなんと言っても、Open Cloud Platform の発表です。
発表自体は様々なメディアでも取り上げられていますので、私は自分なりの視点でこの発表に関する考えをまとめたいと思います。(あくまで個人的な考えなのであらかじめご了承ください。)

Sun Cloudの中核であり、この夏から提供を開始する予定のSun Cloud Storage Serviceとは以下のようなものです。
Sun Cloud Storage Serviceは、ファイルアクセスが容易なWebDAVプロトコルや、Amazon S3 APIと互換性のあるオブジェクト保存APIをサポートしています。
2009.03.19 米国サン、「Open Cloud Platform」を発表
ITへの知識がある方であれば、「なんだWebDAVとAmazon S3もどきか!!(あまり革新的ではないね)」っと思うかもしれません。
その通りです。接続プロトコルは新しくも革新的でもありません。
新しくも革新的でもないところに価値があるのです。
なぜなら、ファイルへのアクセスを容易(簡単)にできることが大事だからです。

では、なぜファイルへのアクセスを容易(簡単)にできることが大事なのでしょう?

なぜファイルへのアクセスを容易(簡単)にできることが大事なのかを理解するためには、クラウドがどのような方向に進むのか(進むべきなのか)を説明する必要があると思います。

ここでは、以下の表を用いて考えて見ます。せっかくなので、私の専門分野の1つである、ID情報の今後についても考察します。 この表では管理する対象として、お金、ID情報、データ(例えば文書データ)を取り上げます。データは理解しやすいように文書データを例として取り上げます。
横軸には持ち主、管理する人、使う人を取ります。

長くなってきたので、続きは次回へ
追記:続きを書きました。持ち主・管理する人・使う人 - みんなちがってみんないい - その2(お金の場合) : きみまさブログ - kimimasa's blog

_kimimasa

火曜日 1 20, 2009

世界は5台のコンピュータ(雲)しか必要としない。

こんばんは。 で、お知らせしたとおり1月17日(土曜日)はマイクロソフトさんのセミナーにパネルディスカッションのパネラーとして参加してきました。
セミナーの様子やILM2の内容は で紹介されると思います。
私がしゃべったことは参加されなかった方のためと自分自身の備忘録として、このブログでも紹介したいと思います。
  • 自己紹介
  • 分散ID管理で失敗しないためにはどうすればいいか?
  • 分散ID管理の先にあるものは、ID統合?ID連携?それとも?
  • クラウド時代のID管理、認証とは?
という流れのなかで一番最後はクラウドの話になりました。 会場の皆様は今クラウドに取り組んでいたり、クラウドに興味がありますか?という問いに対して、意外なことに手があがりませんでした。
世間ではクラウドへの関心はうすいのでしょうか?ちょっと残念っというかびっくりだったので、コメントをしました。

サンのCTOのグレッグパパドポラスは、「世界には5つのコンピュータしかいらない。」っと言っています。これは、世界でコンピュータを持つのは、5つのクラウドサービスを提供する会社だけになるという意味です。Google,Amazon,SalesForce,Microsoft,Yahooなどがそうなる可能性を持っています。
残念なことに、日本の企業はありません。(グレッグのブログを確認したら、5つの1つは中国の企業になるだろうと言っていました。) クラウドなんて普及しないといって、なにもしないで、油断していたら、全部もってかれちゃいますよ!!! 流れとして、クラウドの方向に向かっているのは間違いないので、ぜひ関心を持っていただいて、クラウドに対してなんらかの取り組みをしてください。
もし、取り組む気になったら、サンに相談してください。
(最後は宣伝かい!っ的な笑い少し。。)
クラウドというと、なんかバズワード的で胡散くさい感じを受ける方もいると思います。(私も正直クラウドという言葉は、「雲をつかむような話」を連想してしまって良いイメージはないです。)
でも、大きな流れとして、SaaS,IaaS,PaaSへの方向性は現実に存在しますので、それを見ないふりをするのもよくないと思います。
まずは、バズワードの裏側にある、技術だったり、ビジネスモデルだったりをしっかりと検討してみることが必要ではないかと思っています。
サンはというと、 徹さんが紹介しているように、クラウドコンピューティング実現のためのソフトウェアを作っている会社を買収しました。
また、「The Network is The Computer」というクラウド時代の到来をいいあらわしているともいえる、サンの理念・ビジョンは変わることはありません。
「The Network is The Computer」はサンの創業当時から使われていた、サンのビジョンを最も端的に表すフレーズです。ネットワークこそがコンピュータであり、ネットワークに接続されていないコンピュータには価値がない。今日であれば、この理念に賛同されない方はいらっしゃらないでしょうが、20年以上も前から「The Network is The Computer」と言い続けていたところにサンの先見性があります。
会社概要 - サンの企業理念、使命、戦略

クラウドに真剣に取り組んでいます。
クラウドを考える際になにかアドバイスさせていただくこともできるかもしれませんので、ぜひお声をおかけください。

_kimimasa
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