持ち主・管理する人・使う人 - みんなちがってみんないい - その4(データ(文書データ)の場合)


こんにちは。
の続きです。
最後に、データ(例えば文書データ)について考えましょう。
持ち主はこのケースでも私です。管理する人も、使う人も私です。
管理する人(場所)はPC上のディスク、使う人はPC上にインストールされているMS Officeだったり、StarSuiteやOpenOffice.orgです。
このような状況は非常に不便なことが多いです。(もうなれてしまって気にしていない人も多いですが。。。)
  • PC上のデータのバックアップが大変。たまに消えちゃったりするととっても困る。
    大事な情報であれば、しっかりバックアップするのが当然ですが、実際はやっていない人が多いでしょう。バックアップに取られる時間もばかになりませんし、バックアップしていない場合は最悪の場合データ消失というリスクもあります。
  • 使う環境が限定される。
    PC上にデータが保存されている以上、PCからでしかデータにアクセスすることができません。お客様先でプレゼンする場合には、NotePCを持ちあるく必要があります。
    PCを持ち運ぶのは思いですし、紛失するリスクもあります。また、企業によってはPCの持ち出しが厳しく制限されていて、複雑な持ち出し手続きが必要となり、時間を取られることも多いでしょう。
  • 使うアプリケーションが限定される。
    PC上に保存されたMS Office のファイルは、Google Appsからは読めません。(Uploadすれば読めますが。。)iPhoneからも見れません。(メールで送れば見えますが。)。
    仕事をする場所は非常に多様化しています。常に会社のデスクで仕事をしている人の割合は減ってきているでしょう。迅速かつ効率的に仕事をこなすには、自分のPC以外にも、家のPCで文書の作成・変更をしたい、iPhoneや携帯で他人が作成した文書をチェックしたいといったこともあるかと思います。(同じ文書データでも、編集がしたいので大きな画面が必要、ざっと内容だけを確認したいので携帯で十分など使うアプリケーションへ対する要件は様々でしょう。)
    残念ながら現時点では、事前にウェブ上にUploadしておく、メールで送っておくっといった一工夫が必要になってしまいます。
この不便さを解決するためには、表にあるように、管理する人として、クラウド上のストレージサービスを利用することで、持ち主(私)管理する人(クラウド上のストレージサービス),使う人(オフィス製品、GoogleAppsなどのウェブサービス、iPhone上のOfficeViewer)が分離されることです。
以下のようなメリットがあるでしょう。
  • PCのバックアップから開放される。(クラウド上にデータが保存されているのでPCのデータをバックアップする必要はありまえん。)
  • いつでも、どこでも、どこからでもデータ(文書データ)を利用できる。
    例えば、PCで作業中に「クラウドに保存」しておく、お客さん先で急に必要になったらお客さんのPC上のOpenOffice.orgを借りて、「クラウドから開く」して、お客さんのPCを使って製品の説明をする。
    なんてことも可能になるでしょう。
    また、「クラウドに保存」しておいて、iPhone上のViewerから「クラウドから開く」する、iPhoneなので画像は表示しないでテキストだけを読む。っといったこともできるのではないでしょうか?きっと。。
    PCを持ち歩く必要がなくなりますね。お客さん先に行くときも、「プロジェクタありますか?」ではなくて、「クラウドに接続できますか?」と聞くようになるでしょう。(多分。。。)
ここでも大事なのは、
  • 持ち主(私)管理する人(クラウド上のストレージサービス)使う人(文書データを開くためのアプリケーション)自由に選択できることです。
    個人データの場合には、Amazon S3やSun Cloud Storage ServiceでもOKでしょうが、コンフィデンシャルな情報であれば、企業内にあるプライベートクラウド上のストレージサービスを利用することになるかもしれません。(自由に、プライベートクラウド・パブリッククラウドを選択できなくてはなりません。)
    また、携帯を買い換えた場合や、iPhoneからG1に乗り換えて、オフィス文書のViewerアプリケーションが変わった場合でも問題なく使えないと困ります。(携帯機器を変える自由が奪われます。)
    また、パフォーマンスや保存できる容量や値段に不満があった場合には乗り換えができることも大事です。(ストレージサービス間の競争も促進されてより良いサービスとなっていきます。)
データ(例では文書データ)の場合でも、お金、ID情報と同様に、自由を得るためには、
  1. 管理する対象のフォーマットや仕様が標準化・共通化されていること。
  2. 管理する人使う人の間のやり取りが標準化・共通化されていること。
が必要です。
文書データの場合は、管理する対象のフォーマットや仕様が標準化・共通化されていること。に関しては、ODF(OpenDocumentFormat)が大きく寄与しています。OpenOffice.orgやStarSuiteのデフォルトの保存形式ですし、PowerPointでも開けます。 OpenOffice.orgに関しては、 もぜひご一読ください。
管理する人と使う人の間のやり取りが標準化・共通化されていること。に関して言えば、データをクラウドから取ってきたり、保存したりするためにWebDAVが役立つでしょう。
つまり、標準化された仕様を使って、ファイルへのアクセスを容易(簡単)にできることが大事になってくるのです。
Sun Cloud Storage Service が
Sun Cloud Storage Serviceは、ファイルアクセスが容易なWebDAVプロトコルや、Amazon S3 APIと互換性のあるオブジェクト保存APIをサポートしています。
2009.03.19 米国サン、「Open Cloud Platform」を発表
という形になっているのも、そのためです。標準的なプロトコルを使うことで、 Jonathan Schwartz's Blog: Sun's Cloud (4 of 4)でも紹介されているように、「クラウドへ保存」「クラウドから開く」といった機能をいろいろなアプリケーションが容易に備ええることができるようになり、iPhoneでも、携帯でも、GoogleAppsでも、OpenOffice.orgでも、MSオフィスでも同じ文書にアクセスすることができるようになるでしょう。(多分。。。)
すばらしい!!!

持ち主、管理する人、使う人を分離して、それぞれを標準的な仕様でつなぐことで、みんながメリットや利益を得ることができるのです。
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