Java ME Embedded 8を使ったM2Mアプリケーション開発 (1/3)

Java ME Embedded 8を使ったM2Mアプリケーションの開発手順をご紹介したいと思います。今回は、NetBeans 8.0を使い、エミュレータ上で簡単なサンプルアプリを動作するところまで行いたいと思います。

また、Java ME Embedded 8は、センサーデバイスや通信モジュール等の小型デバイスをターゲットとしたJavaの実行環境で、従来のもの(Java ME Embedded 3.x)と比較すると以下の特徴を備えており、開発効率がさらに上がっています。

  • 言語仕様がJava SE Embedded 8と同期しており、APIもSE 8のサブセット版を実装していることから、SEとのソースコードの共有化が可能
  • New IO, コレクションフレームワーク等、SEで利用されている便利なAPIを追加
  • モバイル通信系のAPIの拡張。また従来通りGPIO, I2C等の低レベルH/WアクセスAPIも実装


開発用PCへのJava SEのインストール

開発用PCはWindows 7を想定しています。また開発用PCにはJava SE 7もしくは8の最新版をインストールしてください。

Java ME SDK 8のインストール

下記のリンクからJava ME SDK 8をダウンロードします。ダウンロードした.exeファイルをダブルクリックし、インストールを行います。インストール先は任意の場所を選んでください。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javame/javamobile/download/sdk/index.html

NetBeans 8.0のインストール

こちら → https://netbeans.org/downloads/から、 ”JavaSE/EE/すべて”のいずれかをダウンロードしてください。

またインストール手順はこちらです。 → https://netbeans.org/community/releases/80/install_ja.html

Java ME SDK 8 Plugins for NetBeans 8のインストール

1. NetBeans向けのPluginを下記のリンクからダウンロードし、任意の場所で解凍します。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javame/javamobile/download/sdk/index.html

2. NetBeansを起動し、ツール -> プラグインメニューを開きます。

3. 古いバージョンのPluginがインストールされている場合はアンインストールを行います。 新規インストールの場合はスキップしてください。 以下はアンインストール手順となります。 

  • インストール済タブの詳細の表示にチェックを入れ、インストール済みPluginの一覧を表示します。
  • Java ME SDK ToolsJava ME SDK Demosがあれば、チェックを入れ、アンインストールボタンをクリックします。アンインストール後はNetBeansを再起動してください。

4. NetBeans再起動後、ツール -> プラグインメニューを開き、ダウンロード済タブを開きます。

5.  プラグインの追加ボタンを選択し、1でダウンロードしたPluginを解凍したフォルダを参照します。.nbmファイルをすべて選択し、開くボタンを押します。

6. ダウンロード済タブを開くと、 ダウンロードしたPlugin一覧が表示されるので、 それらをすべて選択した後、インストールボタンを押します。

7. Pluginのインストールが開始されます。 ライセンス契約条件に同意し、インストールを完了させてください。インストール完了後は、NetBeansを再起動します。

8. 再びツール -> プラグインメニューを開き、インストール済タブを開きます。Java MEがインストールされており、アクティブとなっていればインストールが正常にできています。

Java ME Embedded 8の開発用プラットフォームのインストール

1. NetBeansを起動し、ツール -> Javaプラットフォームを選択します。

2. プラットフォームの追加ボタンを押下します。

3. Javaプラットフォームの追加画面が開くので、Java ME CLDCプラットフォーム・エミュレータを選び、次>ボタンを押下します。

4. プラットフォームを検索するディレクトリを選択してください画面にて、上記手順の”Java ME SDK 8のインストール"で行った、SDKのインストールディレクトリを選択します。

5. ME SDK 8のプラットフォームが正常に選択されたことを確認し次 >ボタンをクリックし、プラットフォームが問題なく検出できれば、終了ボタンを押して追加を終了します。

サンプルアプリの起動

上記に引き続いて、 新規プロジェクトを作成しサンプルアプリを作ります。

1.  ファイル -> 新規プロジェクトを選ぶと、新規プロジェクトの作成ダイアログが表示されます。カテゴリからサンプル -> Java ME SDK 8.0を選択し、ネットワークのデモ (MEEP)を選んだ後、次>ボタンを押してください。

2. プロジェクト名とプロジェクトの場所を任意に設定し、終了ボタンを押してください。

3. プロジェクトが新規に作成されるので、プロジェクトを選択し、右クリックメニューから、消去してビルドを行った後、同じく右クリックメニューから、プロジェクトを実行してください。

4.  アプリが正常起動すると、エミュレータが自動起動し、アプリが起動できていることが確認できます。


5. NetBeansの出力画面では、アプリが標準出力へ出力した以下のメッセージが表示されます。

Waiting for connection on port 5000

上記のように、Java ME Embeddedのアプリケーションはデバイスが無くても、エミュレータにより簡単に開発ができることがご理解いただけたかと思います。さらに詳しい情報は以下をご参照下さい。

http://docs.oracle.com/javame/8.0/javame-dev-tool.htm

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