火曜日 11 06, 2007

ダイエットの誤解

カタカナ英語は、その元となった英語とは異なった意味で理解され、使われることが少なくありません。そのひとつが、「ダイエット」です。日本では「痩せること」という意味に理解している人が多いように感じます。私の周りでは、「痩せるための努力」と誤解しているのでは、と思われる人さえ見受けられます。

"diet"には「痩せる」という意味はありません。もともと食べ物や食事という意味ですが、規則に従って用意された美味しくないものという印象があります。"diet"が痩せることと幾分でも関連して使われるのは、食事制限の意味においてです。食べ物の量や質をコントロールすることにより、減量を図るという意味で使われることがあります。英語の表現で言えば"go on a diet"等がこれにあたります。商品名ですが"Diet Coke"も分りやすい例でしょう。日本語の使用例では、「りんごダイエット」とか「黒酢ダイエット」はまだ良いのですが、「ジョギング・ダイエット」とか「二の腕ダイエット」とかになると、わけが分らなくなってきます。

 今回のJonathanのブログで問題になったのは、次の表現です。

It's one thing for waist-conscious consumers to avoid high carb diets.

翻訳のドラフトでは『ウエスト・サイズが気になる消費者が高炭水化物ダイエッ トを避けることと、。。。』となっていましたが、これだと意味がとおりません。『ダイエットを避ける』ともっと太るのではないでしょうか。翻訳では"diets"を『ダイエット』とカタカナ表記にしているだけなので、間違いとまでは言えませんが、そもそも『ダイエット』の意味を誤解している日本の読者には分り難い表現です。そこで『高炭水化物食品を避けること』というように直しました。 『食品』という漢字を用いることにより誤解の余地はなくなったと思います。翻訳としては正しいにも関わらず、日本の読者には誤って理解される例として面白いと思いました。

今回のブログは、最新のNiagara 2 のチップが如何にエネルギー効率が良いかという話です。黒酢ダイエットや二の腕ダイエットとかとはあまり関係ありません。

About

岩片 靖

PKCS#11、認証局、SET、SSL、S/MIME、オンライン・バンキング、Liberty、Identrusをはじめとする各種セキュリティ・システムの実装、実証実験に参加、現在はIdentity ManagerおよびAccess Managerを担当しています。これまでの経験をもとにアイデンティティの管理全般にわたる情報を提供します。 Ph.D.(組合せ論専攻)でもあるので、暗号の仕組みや、パズルなど面白い話題も提供できたらと考えています。

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