さくら咲く(半分だけ)

SCSA (Sun Certified System Administrator for Solaris 10) の試験を受けてきました。この試験にはPart IとPart IIがありますが、今回はPart Iの方に合格しました。

まずは、なぜSunの社員がSolarisの試験を受けるのかについて説明しなければなりません。タクシーの運転手が普通免許の試験を受けるようなもので、受かって当たり前、受からないと少し問題かも?という感じがあるかもしれません。しかし、実際は、そうでもないのです。社員にはそれぞれ担当分野があり、それ以外ではたとえSolarisの機能でも知らないことがあります。日常の業務に追われれば追われるほど、知識に偏りが生じます。また、Solarisは日々進化しています。定期的に勉強しなければ得た知識はすぐに古くなってしまいます。

私はと言えば、Solarisは、それ以前のSunOSの頃から使っていますし、開発や移植のターゲットには必ずSolarisが含まれていました。多くの場合、開発のプラットフォーム自体がSolarisでした。システム管理者として働いたことはありませんが、自分のワークステーションは自分で管理するという意味ではシステム管理もしています。ですから、『Solarisを知っているか?』と聞かれたら、『良く知っています』と答えるはずです。そのため試験にも自信がありました。

試験の準備のために、翔泳社から出版されている『SUN教科書 Solaris 10』という本を買いました。「サン・マイクロシステムズ監修!」と背表紙に大きく書かれているので良い本に違いありません。本を読み始めると、ずいぶん知らないことが試験範囲に含まれていることに驚きました。これだとかなり勉強しないと受かりそうにありません。特にプリンタの設定は今までやったことがありません。また、バックアップとリカバリに関してもかなり知識があやふやです。その反面、セキュリティやアクセス制御に関しては、自分の担当分野に近いこともあり問題なさそうなことも分かりました。

心を入れ替えて勉強をしました。上記の教科書を良く読んで、主要な手順は実際にやってみました。SolarisのインストールについてはSPARCとx86について何種類かのパターンを試しました。いつも使っているOSが、突然、最新版のSolaris 10になったのでびっくりした同僚もいるかもしれません。 ―― これから文句がくるかも? ―― また、バックアップ、リカバリについても実際にやってみました。しかし、プリンタの設定に関しては、設定可能なプリンタがなかったのでやっていません。MANページやオンラインドキュメントを読んでオプション等を確認しました。1ヶ月くらい勉強しましたが、実際には20日(祝日:春分の日)と土、日を合わせた「三夜漬け」です。

試験を受けるまでは自信がなかったのですが、結果は思ったよりも良く、59問中、55問正解しました。Sunの社員ならもっと出来て当然という考えもあるかもしれませんが、内容はかなり難しいと思いました。逆に言えば受かることに意味があります。時間のあるときに受験してみては如何でしょうか。


 


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About

岩片 靖

PKCS#11、認証局、SET、SSL、S/MIME、オンライン・バンキング、Liberty、Identrusをはじめとする各種セキュリティ・システムの実装、実証実験に参加、現在はIdentity ManagerおよびAccess Managerを担当しています。これまでの経験をもとにアイデンティティの管理全般にわたる情報を提供します。 Ph.D.(組合せ論専攻)でもあるので、暗号の仕組みや、パズルなど面白い話題も提供できたらと考えています。

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