Solaris 10 on x86 で 6/06 以降はメモリ 512MB では足りないことがあります

Solaris 10 にて Custom JumpStart (事前設定ファイルを作成しておけば OS インストールが自動で行われる仕組み。知っている限りで Solaris 2.6 にははありました。) のテストを Ultra 20 M2 にて行っています。

Solaris のインストールは、sysid と呼ぶ、システム構成情報 (IP アドレスなど) を設定するステージと、その後の OS インストール (インストールする package を選んだり、パーティションを設定したり) するステージの大きく 2 段階に分かれます。Solaris 10 1/06 on x86 インストール虎の巻で言いますと、p.22「システム情報の設定」から p.36「情報の確認」までが前半、p.37「Solaris インストールの開始」から p.51「インストール内容の確認」までが後半です。

Custom JumpStart でもこのステージ分けは同じでして、sysidcfg による事前設定を行う前半と、プロファイルによる設定を行う後半となります。必須設定項目を事前設定していないと、その箇所だけ OS インストーラとやりとりしてその場で入力することになります。もちろんこの場合は全自動では無くなってしまいますが。

さて、Ultra 20 M2 に Solaris 10 11/06 を Custom JumpStart にてインストールしようとしたところ、GUI が起動し、どうやら sysidcfg 部分までは設定できたようなのですが、そこで先に進まなくなってしまいました。ping は通るので、sysidcfg 部分は完了しているようで、さらに GUI のウィンドウマネージャも動いていますが、右クリックから端末エミュレータを起動しようにも起動せず、インストーラも起動してきません。そのうち、画面がフリーズしてしまいました。(ping は通り続けていました)

M2 シリーズは確か 1 代前の Opteron 搭載マシンから chipset などが変わっており、ネットワークとグラフィック周りに変更があると聞いていたような気がしました。そのあたりを Ultra 20 M2 に付属の Tools and Drivers CD (ダウンロードも可能) にて解決するのかと思ったのですが、ドキュメントを読むとどうやら Solaris をインストールした後に適用するとのことで、OS インストール時にはまだ出番は無いようです。

設置マニュアルに、システムがハングした際の調査項目として Sun Type 7 キーボードとマウスを使用しているか確認するよう記載がありました。Type 7 キーボードにも出荷時期によってパーツ番号の最後 2 桁が01 のものと 02 のものがあるので、両方試してみたのですがほぼ同じ挙動でした。ついでに PC 用のキーボードもつないでみましたが同じ挙動です。キーボードをつなぐ USB ポートを変えてみても変化無しでした。

BIOS の設定で注意すべき箇所は、Installed O/S という箇所で Windows or Others で Other が選択されているかどうからしいのですが、出荷時設定が Other で変更していないので、ここも原因では無さそうです。他に、IDE の設定で DOS or Others というところがあり、出荷時設定は DOS、Unix 使用時は Others を選ぶように書いてありましたが、ここを Others にしても変化ありません。

ハードウェアの故障もあり得なくは無いですが、GUI が上がってくるのでちょっと可能性としては少ないかなと思いました。

さすがに Solaris 10 11/06 をただインストールしようとしてうまくいかないというのは、きっと社内でも誰かが体験しているに違いないと考え探してみました。すると、メモリが 512MB のシステムでは GUI ではうまくインストールができないことがあるようで、Solaris 10 6/06 のリリースノートに記載されているとのことでした。探してみると、リリースノートの記載事項のなんと先頭にありました。。

http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-6312/6n8b8p9gd?l=ja&a=view

新しいソフトウェアを使用する際はリリースノートを最初に読むようにはしているのですが、もう何度もインストールした Solaris 10 なので、油断していてリリースノートを読み忘れていました。反省。。。

さて、OS をインタラクティブにインストールする場合はリリースノートに記載されているように、Solaris Interactive Text (Console Session) を使用するようにとのことです。Custom JumpStart の場合はどうすればいいのか探したところ、GRUB でインストーラを起動するときに「- nowin」オプション (「-」と「nowin」の間にスペースが必要) を -B オプションの前につければよいとのことでした。

http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-7807/6n9nqh2ij?l=ja&a=view

まとめますと、Custom JumpStart の場合は、GRUB のメニューにて

kernel /boot/multiboot kernel/unix install <profile> -  nowin -B install_media=<media> (実際は 1 行。nowin の前にスペース)

となります。どうやらこれで GUI 無しでの Custom JumpStart が動きそうです。

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