(Open)Solaris の印刷設定 (その 2)

Solaris の印刷設定の続きです。前回は、Solaris での印刷設定はいろいろなパターンがあるので今どういう設定をしているかをクリアにするとわかりやすいと書きました。パターンがいろいろあるということさえわかっていれば、それぞれのパターンについての詳細はマニュアルに記載がある (はずな) ので、ここでは簡単な説明と全体像を理解をするための解説を書ければと思っています。

1. 誰が設定するかによる分類 (管理者か、ユーザーか)

Solaris 9 以前の Solaris を使っている人に Solaris の印刷管理といいますと、最初に思い浮かぶのは admintool(1M) かと思いますが、このツールは Solaris 10 には入っていません。Solaris 8 から Solaris Print Manager (日本語環境で起動すると Solaris 印刷マネージャという名前です) という GUI ツールが Solaris に入っており、このツールで設定を行うのがわかりやすいかと思います。lp コマンド群でも設定できる (というか実はできることが多い) のですが、自分では覚えていなく、必要に応じてマニュアルを参照することにしています。

この、admintool、Solaris Print Manger、lp コマンド群によって設定を行うのが、システム管理者による設定となり、その Solaris ホストから利用可能なプリンタをシステムに登録する作業となります。

ホストから利用可能なプリンタ名とその設定内容は、printers マップによって参照可能です。すなわち、ネームサービススイッチ /etc/nsswitch.conf の内容に応じて、参照するプリンタデータベースが切り替わります。printers マップの場合、files のデータベースは /etc/printers.conf ファイルとなります。Solaris Print Manger では printers マップの参照先が NIS や NIS+ や LDAP である場合もプリンタの登録を行うことが可能となっています。確か Solaris 9 以前のメディアキットに入っていた Solstice AdminSuite でも NIS/NIS+ での設定ができたと思いますが、admintool ではできなかったような覚えがあります。

Solaris Print Manager は Java Desktop System (Solaris 10 の標準デスクトップ GUI) では「起動 → 設定 → システムの設定 → プリンタの追加/削除」にて起動可能です。

JDS Printer Setting

コマンドラインからは /usr/sadm/admin/bin/printmgr です (Solaris 10 では /usr/sbin/printmgr でも起動可能です)。起動には印刷サービスの管理者権限が必要となります。

Solaris Print Manager 

さて、Solaris 9 以降、printers マップのデータベースとして「user」を設定できるようになりました。個々のユーザーが ~/.printers というファイルを作っておき、そのファイルによってそのユーザーが使用できるプリンタと、そのユーザーのデフォルトプリンタを設定できるようにするものです。これは、管理者がシステムに設定したデフォルトプリンタと、個々のユーザーがデフォルトで使用したいプリンタが異なる場合や、プリンタが多すぎてユーザーがどのプリンタを使えばよいのかわかりにくい場合などへの対応策となります。

このユーザーごとの使用プリンタ選択設定は、.printers ファイルをテキストエディタで書いてもよいのですが、Java Desktop System では「起動メニュー → 設定 → 印刷マネージャ」で GUI が起動します。

JDS Print Manager 

システム全体の設定が「Solaris 印刷マネージャ」で、ユーザーごとの設定が「印刷マネージャ」と、名称がややこしいです。CDE (Solaris 9 までの標準デスクトップ GUI) でも GUI から印刷設定が可能です。

CDE Print settings

フロントパネルにあるプリンタフォルダの中にある「プリンタ管理」がシステム全体の設定、「印刷マネージャ」がユーザーごとの設定となります。

ユーザーごとの設定 GUI では GUI 画面に表示する/しないプリンタと、ユーザーのデフォルトプリンタを設定できます。この設定内容は ~/.printers ファイルに格納されるわけですが、ファイル内容は非常に簡単でして、以下のようになっています。 

_default printer1
_all printer1,printer2,printer2

この例では、プリンタ名 printer1 がユーザーのデフォルトプリンタ、ユーザーが (ユーザーごとの) 印刷マネージャを起動したときに表示されるプリンタ名が printer1, printer2, printer3 となります。

続きは次回にて。多分、接続形態による分類について書きます。

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