Oracle Database UPGRADE Central 長年の経験と技術の蓄積に基づいたトータルサポートでアップグレードを成功に導く

日本電気株式会社

Oracleとの20年以上におよぶ協業実績を持つ日本電気株式会社。数多くの企業でミッションクリティカルなシステムを手がけてきた同社では、システムのライフサイクルを通じて付加価値を上げる手法のひとつとしてアップグレードに取り組んでいる。

日本電気株式会社
第三ITソフトウェア事業部
統括マネージャー
大瀧 潔 氏


NECソフト株式会社
PFシステム事業部
データベース技術エキスパート
光藤 智 氏


アセスメントと性能診断が成功のカギ
 日本電気株式会社(以下NEC)は国内ベンダとしては最初にOracleとOEM契約を結び、以来20年以上にわたる密接な協業実績を築きあげてきた。現在も1万を超えるユーザー企業に対し、保守サポートをはじめとするサービスを提供している。「その意味では、アップグレードにきちんと対応することは我々の大きな責任と捉え、使命感をもって取り組んでいる」と大瀧氏は説明する。

 NECの分析によれば、アップグレードの背景は4つに大別できるという。ひとつはハードウェアやソフトウェアのサポート終了、リースアップによるシステムリプレイス。次に障害や性能問題の発生。さらにセキュリティ強化や監査などの法令遵守。そして新しい製品の機能を活用したITコスト削減要求だ。
 「アップグレードへの期待が高まる一方で、どのような手法があるのか、どんな作業が必要なのか、業務フローや性能が変わったりしないかなど、さまざまな不安を感じているお客様が多いことも事実」と光藤氏はいう。

 NECでは豊富な実績に裏付けられた確かな方法論をオーガナイズし、「アップグレード支援サービス」として提供している。これはアップグレードを「計画→準備→移行・テスト→運用」と4つのフェーズで捉え、それぞれにマッチしたサービスを用意するというもの。

 「特に重視しているのは計画フェーズのアセスメントと準備フェーズの性能診断。
 徹底した要件ヒアリングを実施し、システムをすみずみまで把握する。さらに性能診断で稼働状況を多角的に分析し、問題箇所の特定と改善方針を打ち出す。この2点が成功の鍵だということが経験的にわかっている」(大瀧氏)とのこと。

 しかも対応するのはOracle Masterをはじめ、Oracleデータベースに熟達したエンジニアであり、「現場の泥臭い部分で、いかに性能を上げるかという苦労をした経験が実は大切」(光藤氏)ということを知り尽くした経験豊富なスタッフが担当する。

 さらに各フェーズにおける多彩なメニューを、ユーザーのコスト規模に応じて「バラ売りにも対応」(大瀧氏)しており、手厚いだけでなく、かゆいところに手の届くサービス提供を実施している。

アップグレード事例~経験が育んだ"勘"がシステムを救った
 Oracleデータベースのアップグレード成功例として、光藤氏はある企業の事務系システムを挙げた。
 リースアップに伴うハードウェア更改の際に、SQLの実行結果が変わってしまう非互換項目が見つかり、その対処を相談されたことがきっかけだったという。それはその場で解決したが、光藤氏らがアセスメントを提案し、実際に実施したところ、他の非互換項目も発覚したことから、アップグレード後の性能チューニングまでを含めたアップグレード全般を依頼される案件となった。

 光藤氏は「移行前に十分検証をしていても、評価環境と本番環境の間のデータ特性の違いなどのさまざまな要因によって、移行後に性能問題が発生する可能性がある。
 移行本番時に現場待機を依頼されることも多く、稀に移行直後に性能問題が発生することがあり、そのような緊迫した状況では、さまざまな経験を通じて養った勘を駆使しながら問題点を明らかにし、インデックスの作成やSQL文の書き換え、ヒント句の追加、オプティマイザ統計情報の手動設定、特殊パラメータの設定、といったさまざまな手法を適用し、何とか緊急事態を乗り切ったこともある」と熱く語る。このあたり、まさに経験がものをいう領域といえるだろう。
 このユーザー企業からは、システムを熟知した迅速な対応や高度なOracle技術を評価され、引き続いての支援に加え、別システムのアップグレードも要請されているという。

 大瀧氏も「アップグレードは同時にハードウェアをリプレイスするケースが多い。せっかくハードを新しくするなら、それを最大限活かせる性能改善やチューニングを提供し、システムの付加価値を可能なかぎり高めるのがバリュー。
 我々はそこを強く意識してい��」と口を揃える。

今後の取り組み~協業による技術とノウハウの積み重ねを継続
 NECとOracleは戦略的技術協業(Strategic Technology Alliance)を締結し、米国Oracle社を含めた3社による開発レベルでの技術協業を行なっている。また、NECの最新ハードウェアによる検証環境を構築し、Oracle Grid Centerとして共同検証の場を設けるなど、緊密な連携体制を維持し続けている。

 このアライアンスをバックボーンに、Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)を活用したデータベースサーバ統合ソリューションの開発や、現時点で国内最大規模となるOracle 11g R2 RACにおける16ノード拡張性検証など、さまざまな先進的な取り組みを実践し、技術レベルの向上と実戦的なノウハウの積み重ねを図っている。

 大瀧氏は、本来的にはお客様の目的をいかにITで達成するかが大事としたうえで「NECはOracle製品の供給から保守サポートや技術支援、さらにはハードウェアやソフトウェアも含めて、ワンストップで対応できる体制を整え、ITライフサイクルのすべてのフェーズでお客様に安心してお使いいただけるシステムを提供している。
 今後もアップグレードは重要課題として、日頃の技術的研鑽や人の配置なども含め、万全の体制で対応していく」と語る。光藤氏も「個人的にOracleファンというスタッフも多く、細部・深部まで突き詰めた検証や厳しい現場での経験から得た、ある種、インフォーマルなノウハウも蓄積・共有している。そういう人間が担当するのも弊社の強みであり、より多くのお客様へ安心・安全のサービスを提供していきたい」と結んだ。

Comments:

Post a Comment:
Comments are closed for this entry.
About

Twitter
Facebook

Search

Recent Posts
Archives
« 4月 2014
  
1
2
3
4
5
6
7
9
10
11
12
13
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
   
       
Today