これからのDWHの姿と現在の課題 第1回:情報活用の課題

img_exadata_101130_03.jpg日本オラクル株式会社
テクノロジー製品事業統括本部
データベースビジネス推進本部
製品推進部
担当シニアマネジャー 安池 俊博


企業を取り巻く外部環境の最近の変化は今まで誰も経験したことのないことが次々と起こるほど大きく、広い範囲で変化しています。円高は日本人が経験したことのない領域に近づいていますし、新興国の台頭により販売市場は新興国に移ることはもちろん、顧客の求めるものも多様化し高性能追求一辺倒から各国の事情に合わせた製品と販売戦略を必要とされてきています。このため積極的なグローバル化を進めていき、変化対応力と価格競争力を確保する企業も多いのです。
このようなめまぐるしく変わる世界でも、企業が行うことは基本的に変わりません。スポットライトの当たっている場所(顧客の動向や為替、気候などの外I部要因、内部要因の変化)をいかに素早く見つけ出し、役者(製品、サービス)をタイムリーに提供していくことです。しかしながら、今までとの違いは「変化を見つけ出す」→「タイムリーに提供する」というサイクルが加速度的に速くなっている、これに対応できるかできないかが大きな差を生むのです。


経営者は広い舞台の中(グローバル)でスポットライト(必要な情報)を適切につかみ、素早く役者(リソース)を投入し、観客を満足させる。そして大きな拍手を手に入れます。
これを実現するための道具としてITが利用されています。過去10年はどちらかといえば役者の投入を迅速かつ効率的に行うこと、すなわちERPに代表される業務プロセスの効率化に重きが置かれていたように思います。しかしながら、スポットライトの当たる場所が目まぐるしく変わる現在、いかにこの情報を誰よりも先に手に入れるか、すなわち企業戦略、戦術を決定するための情報をいかに集めて活用するかが今後の企業成長を左右するようになると思います。
この記事シリーズでは企業情報を集めて活用するための道具であるDWHを中心に現在の課題とそれを解決する考え方とオラクルのソリューションをお話しいたします。


情報活用の課題

企業活動の拡大、M&A、活用すべき情報の拡大など早まるビジネススピードと経営管理の高度化が求められる中で、必要な情報も爆発的に増大しています。しかしながらDWHについて下記のような課題をお持ちであることが多いのではないでしょうか。

・増大するデータ と早まるスピードに対して所定時間内に処理を完了させることが極めて難しくなっている
・ユーザ増大でレスポンスが悪化している
・経営者や業務部門の要求する情報を出せない、出すのに時間がかかる
・そもそも必要なデータがどこにあるのかわからない。


このような課題は一体どこからうまれるのでしょう。DWHの中身を分解していくとその課題が見えてきます。こんな複雑な情報系を構築してはいないでしょうか。こうして分解してみると大きく4つの課題にまとめられます。


img_exadata_20101130_01.gif


1.データ収集の課題
・複雑かつ遅いデータ連携により使いたいデータを集められない
・ソースが新しくなるたびに情報連携費用がかかる

2.データ処理の課題
・大量ユーザーの要求に追いつかない 
・データマート作成に膨大な時間 
・見たいデータごとにデータマートが増える
・データマートを作るのにDWHデータマートの双方で膨大なリソースを必要とする 
・明細情報を活用はパフォーマンスと費用の面でできずにいる 

3.情報分析処理の課題
・高度な分析には耐えられない 
・新しい分析手法が使えない
・複数のBIサーバとデータマートの複雑な連携により、データの整合性が取れない 
・データマートの性能制限によりユーザーやりたい分析は制限される

4.可視化の課題
・定型レポートしか見えない 
・見えるのはサマリー情報のみ 
・経営・ミドルマネジメントが意思決定を行うために必要な情報の収集に時間がかかる 



さて、次回はこの4つの観点+αそれぞれをもう少しご説明するとともにオラクルの製品やソリューションのご紹介をいたします。


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