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最近、オラクルアナリティクスが話題らしいけど、今更聞けない人のための説明書き

エンタープライズBIとセルフサービスBI

Business Intelligenceの概念が誕生してから、早いもので20年の月日が経とうとしています。
当初は、Business ObjectsやBrio、Cognosなどのツールが台頭し、デスクトップ版から始まり利用者の増加に対応するためWeb版へと進化してきました。
同時に性能やセキュリティなど様々な機能が拡充され、エンタープライズな領域でも利用できるツールとして発展してきました。
オラクルでもOracle Business Intelligence Enterprise Edition(BIEE)を提供し続けており、世界中で多くのお客様にご利用いただいています。
IT部門が、しっかりと管理をする「エンタープライズBI」の世界は、一定の成果を上げているものの、予め作成されたダッシュボードを確認し、ドリルダウンするといった
比較的、硬直的な利用が定着しました。それ以上の細かい作業を行う場合は、ダッシュボードからExcelにダウンロードして加工することがほとんどです。
しかしながら、データ分析の民主化が叫ばれる昨今、Excelでは生産性が悪いことから「セルフサービスBI」と呼ばれるツールが登場してきました。
代表的なツールとしてTableauやQlick、PowerBIなどがあげられます。オラクルでは、Oracle Data Visualization(DV)を提供しています。
分析者である業務ユーザー自身が、手持ちのデータやオープンデータを簡単にヴィジュアライゼーションできる機能がうけ、爆発的に部門単位で導入されています。
ところが昨今、自由を求める「セルフサービスBI」とガバナンスを求める「エンタープライズBI」のギャップが生じているお客様を多く見受けられます。

自由とガバナンスを両立させるOracle Analytics Cloud (OAC)

IT部門と業務部門の力関係の都合もあり、業務部門が使いやすいセルフサービスBIを全社導入したが、結局うまくいかないケースがあります。
セルフサービスBIは、チャートの表現力や操作性などの機能要件には長けているものの、非機能要件ではセキュリティや性能などの問題があげられます。
例えばセキュリティでは、認証・認可機能の社内システムとの連携や、ロール別のアクセス制御、監査のためのロギングなど、性能面では、レポート上でデータ処理するのではなくDB側に処理をうまくオフロードする仕組みやクエリ最適化、同時接続のためのキャッシュ機構などが求められます。
逆にエンタープライズBIでは、中間層としてセマンティックレイヤと呼ばれる領域を持つことで、上記の非機能要件に対応できますが、それゆえに新しいデータソースを追加したい時はIT部門の作業が不可欠であり俊敏性に劣る事は事実です。機能要件的には、基本的な部分はセルフサービスBIが優位なものの、ドット単位で調整が必要な帳票機能や、フィルタリング条件の詳細なカスタマイズなど、ITリテラシが低い業務ユーザー向けの機能がエンタープライズBIでは強化されていたります。
そこで、この両者は共存関係にあることがベストプラクティスですが、管理面、とくにユーザの追加削除や、効率的なデータマネジメントという観点では2重管理となり、安易な導入はIT/業務双方に重荷となってしまいます。

オラクルでは、後発ながらもDVに継続的な投資を行っており他のセルフサービスBIとは一線を画すツールとなっています。
単純な操作性だけではなく、データ加工や機械学習が行えるデータフロー機能などを盛り込みつつ、エンタープライズBIであるBIEEと同一基盤で稼働させることもできるため、
両者の良いとこどりをしつつ、シンプルな管理面を実現しています。
それがOracle Analytics Cloud(OAC)です。

 

Data Visualizationの3つの特徴 (DV)

誰でも簡単に操作可能

 セルフBIの必須項目といって良い操作性。誰でもお手軽に手元のExcelでもDBでも好きなところからデータを取得し、簡単に視覚化することができます。
 操作性は好みと慣れによる部分が大きいですが、様々なBIツールを操作した経験がありますが、DVはかなり分かりやすいUIであると自負できます。
 単純なドラッグ&ドロップ操作だけはなく、内蔵AIが値の意味解釈を教えてくれるため「データの理解」が圧倒的に早く進みます。

豊富な機能

 チャートの種類やドリルダウン、Pythonの組み込みなど、機能を比較する上で様々な要素がありますが、DVがもつ最も便利な機能として「データフロー」があります。
 集計や結合など、分析の8割は前処理だと言われていますが、その前処理部分までGUIで簡単に行えます。単純なレイアウト変換だけではなく、簡単な機械学習機能(分類や回帰等)
も備わっているため、ビジネスユーザとデータサイエンティスト、データエンジニアとデータで会話する基盤として最適です。

 

全社規模で使える

 本ブログの前半でも触れている通り、セルフサービスBI成功のポイントは、エンタープライズBIとの共存にあります。DVはエンタープライズBIであるBIEEのリポジトリ(エンタープライズ情報モデル)と共通化することにより、性能やセキュリティ要件など全社展開時に求められる要件に対応できます。
 また、我々はオラクルであるが故に、クエリ性能には拘りをもっています。通常セルフサービスBIは、レポート内部に独自ファイル形式でデータを保持し操作を行います。これによってExcelデータの活用が可能になる反面、スケールアップもスケールアウトも望めないというデメリットがあります。そこで、DVでは「ライブモード」という機能を有しており、レポート内部にデータを保持せずに常にDB側にクエリが発行され負荷をDB側にオフロードする機能があります。例えば、弊社のAutonomous Data Warehouse Cloud(ADWC)と組み合わせることによりDBの知識のないお客様においても簡単に性能問題を改善することできます。

Oracle Cloudでは、フリーでOACをお試しできる環境を用意しております。
もし、ご興味ある方はこちらからトライアル環境を申し込みいただき、チュートリアルを実践してみてください。
 

※参考情報
https://www.slideshare.net/oracle4engineer/201803201oracle-analytics

 

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