2009年11月 7日

Oracle OpenWorld 2009 San Francisco (3)

OpenWorldネタ"Oracle OpenWorld 2009 San Francisco (2)"でも書きましたが、現地でしか味わえない醍醐味が世界をまたにかけた交流ができる事。また、お祭りという雰囲気もあって打ちとけやすいところがあります。

その中で知り合ったDELL Logan McLeold氏がDELLさん自身が実施したMegagridについてでした。Megagridについては既にプレスリリースや関係資料がDELLさんのウェブサイトからダウンロードする事ができます。

特徴的だったのが、1つのOracle Clusterwareの管理化に16ノードを起き、1ノード平均10のデータベースを置いた開発環境を構築したという事でした。

これにより従来の開発環境リソースのように本番環境の何10分の1のリソースしかないので、本番相当の規模のテストを行う事はできません。という事を極力低減する事に成功したという事です。

そして、社内でのシステム開発プロジェクトが非常に多いという事もあるので、リソースの調達のリードタイムを極力抑える事ができるのもポイントという事でした。

この話ではおそらく10gあるいは11gR1の時のClusterwareを使っていたと思います。その当時から1Clusterwareで複数データベースを管理するという事は可能でしたが、どのノードでどのデータベースサービスを稼働させるかという事、サービスの上げ下げの管理にはマニュアル操作が入っていたでしょう。

そして、すべての開発プロジェクトがRACではなかったかもしれません。それに、Megagrid内においてもノードとデータベースサービスの結合度合が高かったかもしれません。

もっと、物理層と論理層の疎結合を実現したかったと思います。

Logan氏の話を聞き、そして11gR2のRAC One Nodeの話やServer Poolの話を反芻すると、このようなところからOracleの開発チームは機能強化の方向性をとらえているのだと思いました。

Logan氏もDELLのDBAとして様々なニーズに応えるため、DELLのInformation Infrastructureがどのようにあるべきか、Technologyはどのように改善されるべきか、そのような思いを多くおもちなのだと思います。

そのようなニーズと真摯な姿勢がInnovationを起こしていくのだろうと心に沁み入りました。

2009年11月 4日

Oracle OpenWorld セッションの情報をさっそく取り入れて11g R2へのアップグレードのススメ

Oracle OpenWorld 2009 San Franciscoから帰国してもう2週間以上が経ちました。

期間中と帰国後はレポート作成やフィードバック資料作成のお手伝いなどで結構忙しい日々を過ごしています。

来週からはOracle Database 11g Release2のラウンチ・イベントに当たる「Oracle Database Summit 2009」が大阪東京を皮切りに全国各地で行われます。

今回は、データベース製品開発総責任者 Andrew Mendelsohn、札幌スパークル株式会社の桑原里恵先生が、Oracle Database 11g R2により情報システムをどのように変えて行くことができるのかを語ります。

それに加え、午後のセッションでは、Oracle Database 11g R2およびExadata v2に関するテーマ毎のセッションが合計12個用意されています。

11g R2を採用されるお客様の中には新規にシステムを構築するだけではなく、新しいバージョンにより提供されるITシステム全体のTCO削減効果を活用するために、既存のシステムからのアップグレードを行い11gR2にしていく方もいらっしゃると思います。

そのようにアップグレードを検討されるお客様向けのセッションもあり、このセッションでは先日のOpenWorld 2009 San Franciscoにおけるアップグレードのポイントのセッションからの最新情報と数多くのアップグレード案件に携わっている富士通北陸システムズ 池田氏による現場における実体験や実証実験に基づく話をしていただけく予定になっています。

更に、11/24にはOracle Evening Seminarにおいてアップグレードの秘訣を技術者向けにセミナー実施。
11/26には、再度富士通北陸システムズの池田氏をお招きして、アップグレード・プロジェクトの実情についてお伝えします。

アップグレードに対する懸念をお持ちの企画の方、プロジェクト・リーダー、マネージャの方にはお奨めです。

皆様、ぜひご参加くださいませ。

2009年10月14日

Oracle OpenWorld 2009 San Francisco (2)

現地でしか味わえない、Oracle OpenWorldならではの醍醐味。

10月12日夜は、RAC Receptionに参加しました。

Oracle Real Application Clustersをご活用くださっているお客様、コンサルティング・ファーム、システム・インテグレータ、Oracle CorporationのRAC関連の開発者や社内のRACエキスパートが集うレセプションです。

Moscone CenterそばのNight Clubを借りて、お酒と軽食をつまみながらRACの世界事情を共有する事ができる、(心は、いまだに)エンジニア(?)としてはうれしい限りです。

昨年日本にも来たBob Thomeから、Real Application Clustersの開発責任者 Angelo PruscinoやCustomer ReferenceのVideoでよく見かけるDELLのLogan McLeodからも話を聞く事ができました。

Real WorldでRACの導入の計画・設計・システムへの導入、運用、すべてのフェーズを経験している人たちだからこその深見のある話や現実的な実装の話、そして新しいバージョンに対する期待とそれを活かした新しいプランなんかを共有してもらう事ができました。

このようなチャンスを日本で活躍されている方にも多く経験していただきたいと思います。困ったとき、誰かに相談したいとき、仲間がいる、コミュニティがある。

製品ベンダーとして製品にたいして信頼してお使いただきたいと思うのと同時に、コミュニティが広がり成熟することによる安心感。これも合わせて広げていかなければと思いました。

また、続きは今度、お伝えします。

2009年10月11日

Oracle OpenWorld 2009 San Francisco (1)

IT業界 世界最大級のプライベートイベント Oracle OpenWorld 2009がSan Franciscoで開催されます。

今年は現地にて、日本からのお客様やパートナー様を迎えるとともに、1800を超えるセッションでの興奮をお届けするために、10月10日から現地に入りました。


San FranciscoのMoscone Centerの壁にはコーポレートのキーメッセージである、
"Complete, Open, Integrated"が全面に張り出されています。

OOW_01.jpgのサムネール画像

そして、Moscone WestのExhibition Hallの壁には、Oracle OpenWorldにスポンサーとして協賛くださっているパートナー企業各社のロゴが巨大な幟として掲げられています。

OOW_02.jpgのサムネール画像

Oracle Corporationのプライベートイベントではあるものの、数多くのパートナー企業の支えがあってこそこの規模での開催が実現することを実感しています。

今回のOpenWorldでもかなり数多くの発表、テクノロジー、アプリケーションの真の価値をお届できるかと思いますが、私の最大の興味は11gR2とSun Oracle Exadata v2です。

一足先に最大のホールであるHall Dに見学に行きました。

Hall Dに降りる階段は、Exadata v2の巨大な写真で装飾されています。
明日は、この階段自体が非常に多くの人で埋め尽くされちゃうんでしょうね。

OOW_03.jpgのサムネール画像

ある意味、貴重です。

本当は、実物も展示されていたのですが、写真の公開はOpenWorldで正式発表されるまでは掲示しちゃいけないと、その場にいたProduct Management Teamかた止められています。

今しばらくお待ちくださいね。


2009年6月 7日

[DB Architect] (執筆裏話)DB管理ツール 特選Tips@DBマガジン 7月号

■ちょっぴり宣伝です
データベース・エンジニア愛読の月刊誌「DBマガジン」の7月号に小職も寄稿させていただきました。

810907_L.jpg

今回は、DB管理ツールの裏技的なTipsや実は使えるんだけどエンジニアの
認知度があがりきっていない機能などを世に広げていこうという特集です。

しかも、データベース製品4製品について掲載するという盛りだくさんなところが
さすが翔泳社さんのDBマガジンといったところでしょうか。

執筆は1年間DBマガジンに寄稿を続けた弊社コンサルティング・サービスの
加藤祥平さん、中島益次郎さんと行いました。

■ザ・編集会議
編集会議ではないですが、執筆に当たっては「僕ら、データベース・コミュニティに
対して何をしていきたいか?オラクル・コーポレーションの顔(という自負を持って)
として、製品開発に込めている思いを届けるには何が良いのか?」を徹底的に議論しました。

その議論の中でも、

「自動化が進むことでエンジニアやコンサルタントの仕事を奪ってしまうのではないか?
コミュニティとして広く受け入れられているオラクル・データベースであるが、その一つの
理由としては細かい設定や設計によってミッション・クリティカルなシステムにおける
ハードなミッションをこなせるデータベースとして受け入れられているからであろう。
自動化というメッセージを広める事によるリスクをどのように考えるか?」

というところに全体の6割くらいの議論を費やしました。

技術的なノウハウやコンテンツは通常のコンサルティング業務の中で充分に蓄えのある
加藤さん、中島さんなので困りはしませんでしたが、このメッセージをどう伝えるか、
僕らがどのような腹積もりでこの特集を書くかが一番の肝でした。

■データベース情熱大陸!?
答えは、「これまでオラクル・データベースを使い・育ててくれているデータベース・
エンジニア・コミュニティを信じよう!多少時間は掛かるかも知れない、リスクもあるかもしれない。
しかし、僕らとしてもミッションクリティカルや大規模システムにおいても管理面における
自動化を適切に導入してもらう事で、DBMSというシステムだけではなくデータベース
(データ、情報を蓄積しているベース、基盤、基地)としての価値をより正しく、
より高く(+多角に)する事ができるだろう。それをする事がベンダーとしての責任だろう!」

という事になりました。

ご多分に漏れず21時くらいからのミーティングなので、若干(というかかなり)情熱的に
なっている状態での方向性決めでしたので、実際にDBマガジンを手にとって読まれる方は
そこら辺の事情も汲み取っていただけると幸甚です。


■で、結局のところ、何がしたいの?
簡単に言うと、「非常に数多くのお客様にご採用いただいているオラクル・データベースを
もっと有効活用するために、データベース管理という面での底上げ」
に違いありません。

ITIL_Operation_Level01.JPG

これは小職がブログという場所を借りて細々をはじめさせていただいた当初からの思いでもあり、
私がデータベース・コンサルティングの提案を実務としてさせていただいていた頃からの
思いでもあります。

僕らは何も「様々な規模の企業で、様々なサービス・レベルや重要性の中で使われている
オラクル・データベースを金太郎飴のように、全部おんなじ管理手法と管理基準や
設定値などで管理してください」
と押し付けたいわけではありません。

僕らが直接お客様と相対せる時には、お客様のコンディションをお聞きしながら、
お客様の向かおうとしている方向性と、製品として実装してきている機能とそれに
込めたIT業界の一員としての方向性をバランス良く導入していけるようなご提案
をしています。

ITIL_Operation_Level02.JPG


オラクル・データベースの多くはそれらを商材として扱って下さっているパートナー企業から
最終的なエンドユーザー様のもとに届けられ、システムの重要なパートを占める
コンポーネントして実装されています。

なので、僕らの重要な仕事はパートナー企業の皆さんとも議論を重ね、最終的なシステムを
利用される方の利益(Benefit)や利用する事の喜び(Merit)となるような提案を
作り上げるお手伝いをする事
だと思っています。

■ここからはかなり個人としての意見ですが...
もしかしたら、その実装はぱっと見「ITエクセレンス・カンパニー」とは言えないかもしれないです
(例えば、「アプリケーションの管理性、監視性を向上させる為の作り直しなどは、
結局当面、人手は減らないじゃないか」とか)。

しかし、それは長期的な視点を見たときには、アプリケーション、ミドルウェア、
ハードウェア、ファシリティの維持管理を含めたアウトソーシングや維持管理主幹と
作業者の変更、といったマクロの変更にも耐えられる素地を鍛える事になる
と思っています。

経済環境の変動や政治的な変革が、ITという大陸においても地殻変動に近い変革が起こっており、
その一つである「世界のフラット化」という事実と現実に基づき、「日本という国・産業が生き残り、
国際競争の中でも価値を見出していく、創っていく」為の変革が我々IT人に対しても迫られているのだと思います。

国を開いてから(オープンにしてから)というもの、日本という国は新しい技術や考えを柔軟に受け付け、定着させてきています。

# あたかも、データベース・バッファキャッシュに書き込まれた変更をチェックポイントで
# データベース・ファイルに書き込むのと同じように(ちょっと強引?)。

それにより、江戸時代後期の黒船来航とその後に起きた明治維新、文明開化と富国強兵による
産業強化、二度の世界大戦、高度経済成長、二度のバブル(不動産、IT)とその崩壊、
そして二度の金融ショック(山一、パリバ~リーマン・ショック)を乗り越えてきていますし、
現在の危機に対しても乗り越えようとしています。

という事で、DBマガジン 7月号の特集記事に込められた思いを綴ってみました。

現在は、別の書籍の執筆も行っているので、その背景についてもいつか紹介したいと思います。

ではでは。ドロン!

2009年5月29日

[DB Architect] 雲の中でも安全運転なアプリ運用 - その2 -

前回に続き、同じタイトルを使って行きたいと思います。

「監視しやすいアプリを構築するTips」という言葉は長ったらしいので、
略して「Module列の活用」とさせていただきます("省略"じゃなくて、"言い換え"ですが...)。

この「Module列」の活用って、実は結構古くからある機能なんです。
少なくとも、Oracle8iの時からありますし、私のお客様でもOracle8i (8.1.7.4)でも
ご活用いただいていました。

で、これって結局何?といわれると、V$SESSIONビューのモジュール列に反映されるものです。

SQL*Plusから実行するなら、こんな感じです。




SQL> SET APPINFO <任意の文字列>
例:
SQL> SET APPINFO myappl

DBAが稼動状況監視の時や万が一の障害発生時に最初に良く見る
V$SESSIONやDB Controlでは以下の様に反映されるのです。

image01.JPG

これは内部的には、DBMS_APPLICATION_INFOというPL/SQLパッケージの
SET_MODULEというプロシージャが実行されているのです。

image02.JPG

ということは?

もう、お分かりですね。

DBMS_APPLICATION_INFOパッケージを使えば、様々なアプリケーションからでも
このModule列に対してアプリケーション情報を設定できるのです。


アプリケーションを開発する時に、そのアプリケーションが運用において、
数十という種類のサービス、アプリケーション、そして実際には
数百~数千というデータベース・セッションの中に埋もれてしまうという
事を意識して開発する人は限られているのでは無いでしょうか?

障害の時、エラーが発生している時、その発生している状況を迅速かつ
正確に情報を収集できるかが早期解決の鍵になります。

データベース・インスタンス・レベルでの情報収集は自動ワークロード・
リポジトリ(Automatic Workload Repository:AWR)によって実施されています。

そこから、更に掘り下げたい場合には、SQLトレースを取得する事などが考えられます。

更に効率化を狙う時には、


・SQLチューニング・セットを作成する
・SQLチューニングアドバイザを実行する
・SQLアクセスアドバイザを実行する

などにより、まずはOracleデータベースが出してくるアドバイスを確認してみてください。

その結果を見ながら、それ以外の施策を取りうるのか、システムの特性、
業務の特性を理解した上での可能性を探る事が常套策でしょう。

そのようにしてはじき出した施策を実際に、いつ、どのようにして本番環境へ
適用するかまでの実行計画に時間を費やすことができるようになります。


いかに、クラウド化、仮想化、統合化が進んだとしても、そのような環境を
運用する側は、的確に現状を把握でき、万が一のトラブルの時にも
その環境に適した手法を持って診断や分析を行う事ができる術を身近に
利用可能にしておく必要があると思います。

そして、そのような環境に対してアプリケーションを展開していく開発者は、
監視がしやすいアプリケーションを作る事が望まれますし、監視を行いやすい
アプリケーションが開発・実行できるインフラストラクチャを選択する事が重要になります。

そんな想いから「雲の中でも安全運転なアプリ運用」というタイトルでお届けしました。

2009年5月27日

[DBArchitect] 雲の中でも安全運転なアプリ運用

世はまさにクラウドまっさかり。

クラウド化するのはハードウェア・コンピューティング・リソースだけではなく、
アプリケーション実行環境(いわゆるミドルウェア。データベースや
アプリケーション・サーバー)なんかもクラウド化しちゃうんですよね。

とは言うものの、それを具現的に管理する方はリソースの配分であるとか
もしもの時の問題の切り分けについても具現的に考えなければならないですよね。

クラウドです。といっているのは、Amazonさんだったりですが、国産の
データセンターサービス事業者の方などもクラウド的なPlatform As A Service
やInfrastructure As A Serviceなども提供してくると思います。

サービス提供者の視点で考えると、1つのアプリケーション実行環境に
複数のお客様のアプリケーションが稼動する事になります(マルチテナント・
ホスティングという事です)。

マルチテナント・ホスティングにおけるアプリケーション実行環境あるいは
それよりも更に小さな単位だとテナントに提供するワークスペースやそこで
実行されいるアプリケーションを切り出して監視する事やもしものときの
分析ができる事が重要になってきます。

1つの実装例として、Oracle Application Express (通称 APEX)があります。
これは1つの実行環境であるAPEX上に複数のワークスペースを作成する事ができ、
そのワークスペースの中に複数のアプリケーションを構築する事ができます。

apex11.JPG


APEX自体の実装はOracle Database上に実装されておりますので(HTTPの
リクエスト受ける口としては、HTTP Serverを外だしにする事もできますし、
Oracle DBにEmbeddedされたサーバーを口とする事もできます)、Oracle Databaseの持つ
セッション特定のTipsが活用されています。

このTipsは前回のエントリでお話した「5/23開催のOracle Weekendセミナー」の中でもお伝えした安定稼動の為のTips」の活用事例でもあります。

例えば....
こんな画面から作ったアプリケーション(Application 103)というものは(画像はポップアップします)、、

apex10.JPG


こんな画面になります(画像はポップアップします)、。

apex08.JPG

これを私の大好きなDatabase Controlで見てみると(画像はポップアップします)、

apex09.JPG

「モジュール」という列で、「APEX:APPLICATION 103」というに見えます。

これは単に見えるからうれしいということではなく、仮に性能が悪くなったとしても、
この「モジュール」単位でチューニングを実施する事ができるのです。

「APEX:APPLICATION 103」だけをチューニングする事もできるという事です。

しかも、これはAPEXでアプリケーションを構築する際に何にも意識しなくても、
この「モジュール」名を付与してくれるので開発者がデータベースを詳しく
分からなくても監視しやすいアプリケーションが作れるという利点があるわけですね。

私自身、APEXの開発生産性の高さは分かっていたものの、この
「監視しやすいアプリケーションを構築するTips」を使って実装されていたとは
つい最近まで知りませんでした。

そんなきめ細かい設計をしてくれたAPEX設計者に感謝したくなる思いです。

この「モジュール」という列を活用する事は何もAPEXだけでなくとも、
他の開発言語やアプリケーション実行環境を使っていても使えるので、
雲の中でも安全運転できるアプリを開発する時には是非活用してみてください。

次回は、この「モジュール」という列を活用する方法について少しまとめて見たいと思います。


2009年5月24日

[DBArchitect] 新型インフルにも負けないOracleエンジニアの心意気に感動

ついに東京でも新型インフルエンザ感染者が出て、週末の外出は控るように
というコメントがテレビでも流れた土曜。
60名を超えるオラクル・エンジニアが3時間のセミナー「Oracle Weekendセミナー」に参加してくれました。

テーマは「Oracle DB Controlでやってみるチューニング入門」。

週末に3時間も外苑前まで足を運んでくれるなんて、そんな志の高さに
講師としても俄然テンションがあがります。

今回は、3時間という長丁場ということもあって、現役エンジニアの澤井ちゃん
(Oracle Open World Tokyo2009でも『データベース運用管理を徹底比較 -
検証からわかる業務改善とコスト低減』で、300人会場を沸かせたDB大好きっ子)と
一緒に講師を勤めさせていただきました。

4つのテーマでチューニングに関する心構えから、Oracle Databaseに携わる人たちの
キャリアパスに対する期待なんかも込めて、そしてその時に必須となるチューニングを
効率的に実施する為の手法・技法をみっちりお話させていただきました。

  • チューニングに入る前に

  • Oracleデータベースのチューニングに関する基礎知識

  • Oracle Enterprise Manager DB Controlでやってみるチューニング

  • Oracleを安定稼動させる為のTips

  • このセミナーは、Oracle Eveningとして3月23日と5月18日の夕方7時から開催した
    セミナーのWeekend拡大版という事で実施させていただきました。

    3月の時には、内容をちょっと詰め込みすぎたので、「Oracle Weekendセミナーで
    開催して欲しい」というリクエストを頂き、週末の開催に至りました。

    今回、足を運んでくださった方の中には、つい先日のEveningセミナーから
    連続でいらして下さった方や、新卒研修でEveningには来れないからWeekendに
    足を運んでくださった方もいらっしゃいました。

    このセミナーのアジェンダおよびコンテンツを決める中で「2つ相対する事を1つにまとめてお伝えしよう」というチャレンジを試みて見ました。

    1. パフォーマンス・チューニングに関する大局的な理解を深めていただきたい
    2. 明日から使えるTips、プロジェクト標準を強化する為にすぐに始められるアクションを伝える

    現場で日々Oracle Databaseのチューニングと向き合っている人の中には、
    今すぐ使えるTipsや裏技があれば満足という方もいると思います。あるいは
    職人としてのOracle Databaseチューニングを極める事を求め、実践している人も
    いらっしゃると思います。

    そんな生粋のOracle Databaseエンジニアの方には、より俯瞰的にDBを見つめ
    自分の手足として使える機能領域を増やしていって欲しいと思います。
    言ってみるとより多くの末端まで神経を行き渡らせる事で、今まで踊っていた
    ステップの完成度を上げていくような事です。

    アプリケーション開発の1つの道具、データの箱としてOracle Databaseと
    向き合っているエンジニアの方に対しては、機能だけではなくパフォーマンス
    (非機能要件)を満たす事に対する喜びや、パフォーマンス・チューニングに対する
    アートへの気づきとそこへ第一歩を踏み出して頂きたい。

    そんな思いを込めた3時間でした。

    自動化や管理性の向上を実装するその意味は、Oracle Databaseという
    DBMSを使ったシステム開発に携わる方々がより多くの判断を的確にかつ迅速に行い、
    システムのアーキテクチャ、ひいてはビジネスのアーキテクチャに貢献できるように
    する為の底上げをしていきたいと考えているのです。


    インフルエンザにも負けないエンジニアの力で、この日本をもっと元気にしていきましょう!

    2009年5月16日

    データもやっぱり「とりあえず生で」

    現在はまさに不確定な時代である。
    (物理を専攻していた私とってとても耳なじみのある心地のよい響ききでもある。)

    経営者はもちろんのこと、事業部や部、課の単位でも多角的な事業パフォーマンスの
    分析による戦略の立案、戦術の遂行、そして定期的なレビューによるアクション・プラン
    の微調整が必要になります。

    このような時代企業のトップが行う判断は非常に重要であり、その判断には企業全体の
    パフォーマンスを事業セグメント毎や事業がターゲットとしている顧客セグメントなど
    複数の軸で分析した情報を元に判断を行っていくでしょう。

    最近は、業務上どうようの分析を行いながら様々企画の立案などのチームで行っています。

    そこで感じた事は、「分析には生データがある事が重要。それも過去データを含めて」という事でした。

    例えば、「過去5年間の製品別の売り上げの推移」であったり、「特定の対象顧客の
    セグメントにおける経年での購買特性の変化」などを観点にして分析を行うことがあるとします。

    製品というカテゴリに着目しても、新製品をリリースしていく、カテゴリが変更になるなどの
    イベントが毎年発生します。

    20090516_BI_v1.JPG

    過去データとの比較する時に、昨年の製品カテゴリをベースに集計されたデータと
    今年の製品カテゴリで集計されたデータを用いて比較や分析では、事実を正しく
    読み取れない可能性があります。

    分析に必要な軸をそろえて過去データまでさかのぼって反映させる事で、
    軸のそろったデータ分析を行う事ができるようになります。

    マネジメント層は、自分のスタッフの行った分析に対して信頼を置いているでしょう。
    しかし、そのデータが特定のセグメントのデータを元として作った分析であったとすると、
    見逃している事もあるのではないかと思います。

    「ちゃんと分析したのか?」ではなくて、「ちゃんとしたデータを利用して分析をしているのか?」が重要になると思います。

    その為には必然的に膨大の量のデータを扱いつつも、リアルタイムで分析の軸を
    変えていけるようにする事が非常に重要になるのだと思います。

    不確定な時代であるからこそ、地に足のデータを元にしたシャープな分析が必要なのです。

    2009年4月 7日

    変化の春。スタートの春。学びたい人の為のOracle Open World Tokyo 2009

    2009年度がはじまりましたね。外資系の日本オラクルにも30名を超える
    新社員を迎えました。これまで大学生だった彼ら/彼女らも、心もネクタイも
    引き締めて過ごされていることでしょう。

    それはさておき、4月は何かと異動などが多いものです。私がお付き合い
    させていただいている企業の方々も部署異動などにより、これまでと異なる
    職務やアサインメントに付かれている方もいらっしゃいます。

    プロジェクト・リーダーだった昨日が懐かしく、今日からプロジェクト・マネージャ
    という方もいるのでは?今期のターゲットは何ですか?今から見積もって
    下期に実行するプロジェクトは何ですか?

    増えすぎたサーバーの削減ですか?サーバー統合ですか?今でも少ない
    要員でまわしている運用管理・インフラ管理の更なる合理化ですか?

    そんな方にお勧めのセッションをいくつかご紹介します。

    【Database】直伝!本番・開発環境 総数900台の運監・キャパ管設計ベストプラクティス

    このセッションは、私も以前所属していたオラクルのコンサルティング部門の
    トップノッチ・コンサルタントが実際のプロジェクトで支援していた運用管理や
    キャパシティ管理のベストプラクティスについて60分みっちりお伝えするセッションです。

    監視対象の数が非常に多いプロジェクトにおいて、どのように効率よく
    監視設計を行っていったか、今後運用の統合や標準化を検討しなければ
    ならない方にとっては1つの大きな参考になる事間違い無しです。

    【Java/REA】ボトルネックバスターズ60分体験入隊

    こちらも、Oracle Universityの人気コースを切り出した、Webアプリケーションの
    ボトルネックをあぶり出し、シューティングするノウハウを伝授するセッションです。
    パフォーマンス・テストを実施される方、春からパフォーマンス・テストチームに
    配属された方は必見のセッションです。

    アプリケーションは機能要件だけを満たせばそれで検収されるものでは
    ありません。性能やセキュリティといった非機能要件を満たす必要があります。

    ボトルネックが発生するとは?それを確認するのは?切り分けるのは?
    その方法を知っていると知っていないのでは、作業効率に雲泥の差がでます。

    この2つはOracle Developという有償セッション枠ですが、その他の
    セッション・ハンズオンとあわせて価値のある情報を仕入れる事のできる良い機会です。

    Oracle Open World Tokyo 2009は開催間近!お申し込みはお早めに!

    ※お申し込みの際には、ご招待コード「2084」をご利用くださいませ。

    About

    人見 尊志(ひとみ たかし)

    日本オラクルに2000年入社。

    Oracle Developer/Designerと"ツウ"好みの製品担当からはじまり、テクノロジーコンサルタントとして従事。2008年3月より、Oracle Enterprise Manager製品マーケティング担当。
    外資系に勤めながらも、日本をいかにより良く出来るかを日夜考えている!?

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