週末はちょっとおしゃれな外苑前でスキルアップ 2/2 - ストレージ管理&チューニング -
あ週末はちょっとおしゃれな外苑前でスキルアップ 1/2 - アプリ・テスト -でも書きましたが、勉強熱心なエンジニアは週末を有効活用しています。 オラクル・データベースのストレージ管理・チューニングのセミナーは、12:30-18:00(ディスカッション+懇親会付き(自由参加))という長時間にも関わらず、100名ほどの方が三されています。
【Storage Weekend】Oracle Database ストレージ管理・チューニング
講師は3名、「Oracle 実践ストレージ管理ガイド Automatic Storage Managementを利用した堅牢なデータベース構築」を執筆した4名のうち、堅田さん、後藤さん、宮永さん、(鈴木さんは現在米国武者修行中なので参加できず)です。
私は社内でも近くで仕事している職権乱用(?)、既得権益(?)を活かして、このお三方とはよくAutomatic Storage Management,Database FileSystem、Automatic Storage Management Cluster Filesystemなどについて利用局面、動作や機能を教えていただいたり、議論したりしています。
SQL> SET APPINFO <任意の文字列> 例: SQL> SET APPINFO myappl |
DBAが稼動状況監視の時や万が一の障害発生時に最初に良く見る
V$SESSIONやDB Controlでは以下の様に反映されるのです。
これは内部的には、DBMS_APPLICATION_INFOというPL/SQLパッケージの
SET_MODULEというプロシージャが実行されているのです。
ということは?
もう、お分かりですね。
DBMS_APPLICATION_INFOパッケージを使えば、様々なアプリケーションからでも
このModule列に対してアプリケーション情報を設定できるのです。
アプリケーションを開発する時に、そのアプリケーションが運用において、
数十という種類のサービス、アプリケーション、そして実際には
数百~数千というデータベース・セッションの中に埋もれてしまうという
事を意識して開発する人は限られているのでは無いでしょうか?
障害の時、エラーが発生している時、その発生している状況を迅速かつ
正確に情報を収集できるかが早期解決の鍵になります。
データベース・インスタンス・レベルでの情報収集は自動ワークロード・
リポジトリ(Automatic Workload Repository:AWR)によって実施されています。
そこから、更に掘り下げたい場合には、SQLトレースを取得する事などが考えられます。
更に効率化を狙う時には、
・SQLチューニング・セットを作成する
・SQLチューニングアドバイザを実行する
・SQLアクセスアドバイザを実行する
などにより、まずはOracleデータベースが出してくるアドバイスを確認してみてください。
その結果を見ながら、それ以外の施策を取りうるのか、システムの特性、
業務の特性を理解した上での可能性を探る事が常套策でしょう。
そのようにしてはじき出した施策を実際に、いつ、どのようにして本番環境へ
適用するかまでの実行計画に時間を費やすことができるようになります。
いかに、クラウド化、仮想化、統合化が進んだとしても、そのような環境を
運用する側は、的確に現状を把握でき、万が一のトラブルの時にも
その環境に適した手法を持って診断や分析を行う事ができる術を身近に
利用可能にしておく必要があると思います。
そして、そのような環境に対してアプリケーションを展開していく開発者は、
監視がしやすいアプリケーションを作る事が望まれますし、監視を行いやすい
アプリケーションが開発・実行できるインフラストラクチャを選択する事が重要になります。
そんな想いから「雲の中でも安全運転なアプリ運用」というタイトルでお届けしました。
2009年5月27日
[DBArchitect] 雲の中でも安全運転なアプリ運用
世はまさにクラウドまっさかり。
クラウド化するのはハードウェア・コンピューティング・リソースだけではなく、
アプリケーション実行環境(いわゆるミドルウェア。データベースや
アプリケーション・サーバー)なんかもクラウド化しちゃうんですよね。
とは言うものの、それを具現的に管理する方はリソースの配分であるとか
もしもの時の問題の切り分けについても具現的に考えなければならないですよね。
クラウドです。といっているのは、Amazonさんだったりですが、国産の
データセンターサービス事業者の方などもクラウド的なPlatform As A Service
やInfrastructure As A Serviceなども提供してくると思います。
サービス提供者の視点で考えると、1つのアプリケーション実行環境に
複数のお客様のアプリケーションが稼動する事になります(マルチテナント・
ホスティングという事です)。
マルチテナント・ホスティングにおけるアプリケーション実行環境あるいは
それよりも更に小さな単位だとテナントに提供するワークスペースやそこで
実行されいるアプリケーションを切り出して監視する事やもしものときの
分析ができる事が重要になってきます。
1つの実装例として、Oracle Application Express (通称 APEX)があります。
これは1つの実行環境であるAPEX上に複数のワークスペースを作成する事ができ、
そのワークスペースの中に複数のアプリケーションを構築する事ができます。
APEX自体の実装はOracle Database上に実装されておりますので(HTTPの
リクエスト受ける口としては、HTTP Serverを外だしにする事もできますし、
Oracle DBにEmbeddedされたサーバーを口とする事もできます)、Oracle Databaseの持つ
セッション特定のTipsが活用されています。
このTipsは前回のエントリでお話した「5/23開催のOracle Weekendセミナー」の中でもお伝えした安定稼動の為のTips」の活用事例でもあります。
例えば....
こんな画面から作ったアプリケーション(Application 103)というものは(画像はポップアップします)、、
↓
これを私の大好きなDatabase Controlで見てみると(画像はポップアップします)、
↓
「モジュール」という列で、「APEX:APPLICATION 103」というに見えます。
これは単に見えるからうれしいということではなく、仮に性能が悪くなったとしても、
この「モジュール」単位でチューニングを実施する事ができるのです。
「APEX:APPLICATION 103」だけをチューニングする事もできるという事です。
しかも、これはAPEXでアプリケーションを構築する際に何にも意識しなくても、
この「モジュール」名を付与してくれるので開発者がデータベースを詳しく
分からなくても監視しやすいアプリケーションが作れるという利点があるわけですね。
私自身、APEXの開発生産性の高さは分かっていたものの、この
「監視しやすいアプリケーションを構築するTips」を使って実装されていたとは
つい最近まで知りませんでした。
そんなきめ細かい設計をしてくれたAPEX設計者に感謝したくなる思いです。
この「モジュール」という列を活用する事は何もAPEXだけでなくとも、
他の開発言語やアプリケーション実行環境を使っていても使えるので、
雲の中でも安全運転できるアプリを開発する時には是非活用してみてください。
次回は、この「モジュール」という列を活用する方法について少しまとめて見たいと思います。
2009年5月24日
[DBArchitect] 新型インフルにも負けないOracleエンジニアの心意気に感動
ついに東京でも新型インフルエンザ感染者が出て、週末の外出は控るように
というコメントがテレビでも流れた土曜。
60名を超えるオラクル・エンジニアが3時間のセミナー「Oracle Weekendセミナー」に参加してくれました。
テーマは「Oracle DB Controlでやってみるチューニング入門」。
週末に3時間も外苑前まで足を運んでくれるなんて、そんな志の高さに
講師としても俄然テンションがあがります。
今回は、3時間という長丁場ということもあって、現役エンジニアの澤井ちゃん
(Oracle Open World Tokyo2009でも『データベース運用管理を徹底比較 -
検証からわかる業務改善とコスト低減』で、300人会場を沸かせたDB大好きっ子)と
一緒に講師を勤めさせていただきました。
4つのテーマでチューニングに関する心構えから、Oracle Databaseに携わる人たちの
キャリアパスに対する期待なんかも込めて、そしてその時に必須となるチューニングを
効率的に実施する為の手法・技法をみっちりお話させていただきました。
このセミナーは、Oracle Eveningとして3月23日と5月18日の夕方7時から開催した
セミナーのWeekend拡大版という事で実施させていただきました。
3月の時には、内容をちょっと詰め込みすぎたので、「Oracle Weekendセミナーで
開催して欲しい」というリクエストを頂き、週末の開催に至りました。
今回、足を運んでくださった方の中には、つい先日のEveningセミナーから
連続でいらして下さった方や、新卒研修でEveningには来れないからWeekendに
足を運んでくださった方もいらっしゃいました。
このセミナーのアジェンダおよびコンテンツを決める中で「2つ相対する事を1つにまとめてお伝えしよう」というチャレンジを試みて見ました。
1. パフォーマンス・チューニングに関する大局的な理解を深めていただきたい
2. 明日から使えるTips、プロジェクト標準を強化する為にすぐに始められるアクションを伝える
現場で日々Oracle Databaseのチューニングと向き合っている人の中には、
今すぐ使えるTipsや裏技があれば満足という方もいると思います。あるいは
職人としてのOracle Databaseチューニングを極める事を求め、実践している人も
いらっしゃると思います。
そんな生粋のOracle Databaseエンジニアの方には、より俯瞰的にDBを見つめ
自分の手足として使える機能領域を増やしていって欲しいと思います。
言ってみるとより多くの末端まで神経を行き渡らせる事で、今まで踊っていた
ステップの完成度を上げていくような事です。
アプリケーション開発の1つの道具、データの箱としてOracle Databaseと
向き合っているエンジニアの方に対しては、機能だけではなくパフォーマンス
(非機能要件)を満たす事に対する喜びや、パフォーマンス・チューニングに対する
アートへの気づきとそこへ第一歩を踏み出して頂きたい。
そんな思いを込めた3時間でした。
自動化や管理性の向上を実装するその意味は、Oracle Databaseという
DBMSを使ったシステム開発に携わる方々がより多くの判断を的確にかつ迅速に行い、
システムのアーキテクチャ、ひいてはビジネスのアーキテクチャに貢献できるように
する為の底上げをしていきたいと考えているのです。
インフルエンザにも負けないエンジニアの力で、この日本をもっと元気にしていきましょう!
About

人見 尊志(ひとみ たかし)
日本オラクルに2000年入社。
Oracle Developer/Designerと"ツウ"好みの製品担当からはじまり、テクノロジーコンサルタントとして従事。2008年3月より、Oracle Enterprise Manager製品マーケティング担当。
外資系に勤めながらも、日本をいかにより良く出来るかを日夜考えている!?
Search All Blogs
Google Search
Recent Posts
- 週末はちょっとおしゃれな外苑前でスキルアップ 2/2 - ストレージ管理&チューニング -
- 週末はちょっとおしゃれな外苑前でスキルアップ 1/2 - アプリ・テスト -
- Oracle OpenWorld 2009 San Francisco (3)
- Oracle OpenWorld セッションの情報をさっそく取り入れて11g R2へのアップグレードのススメ
- Oracle OpenWorld 2009 San Francisco (2)
- Oracle OpenWorld 2009 San Francisco (1)
- [DB Architect] (執筆裏話)DB管理ツール 特選Tips@DBマガジン 7月号
- [DB Architect] 雲の中でも安全運転なアプリ運用 - その2 -
- [DBArchitect] 雲の中でも安全運転なアプリ運用
- [DBArchitect] 新型インフルにも負けないOracleエンジニアの心意気に感動
Top Tags
- 11g R2
- ACFS
- APEX
- Application Testing
- Application Testing Suite
- ASM
- ATS
- Automatic Storage Management
- Business Intelligence
- Cloud
- Competitive Intelligence
- Data Mining
- Data Model
- Database
- Database 11gR2
- Database Control
- David C Robertson
- DB architect
- DB control
- DB Magagine
- DBA
- DBA2.0
- DBFS
- DBマガジン
- e-Load
- e-Test
- e-tester
- Enterprise Architecture
- Enterprise Business Intelligence
- Enterprise Manager
- Exadata
- Grid
- Grid Control
- Innovation
- Jeanne W Ross
- Megagrid
- No1
- OpenWorld
- OpenWorld 2009 San Francisco
- Oracle
- Oracle Database
- Oracle Open World Tokyo
- Performance Tuning
- Peter Weill
- RAC
- Real Application Clusters
- registration in English
- Strategy
- Testing
- Upgrade
- Weblogic
- アップグレード
- アプリケーション
- アーキテクチャ
- アーキテクト
- オフィシャル
- クラウド
- スピード
- テスト
- データウェアハウス、データモデル
- データベース管理者
- パフォーマンス チューニング
- ビジネス インテリジェンス
- ブロガー
- ブログ
- 仮想化
- 保守
- 品質
- 品質管理
- 変更管理
- 安定稼動
- 日本オラクル
- 構成管理
- 機能テスト
- 監視
- 管理プロセス
- 要求管理
- 負荷テスト
- 運用
- 開発
- 閑話休題
- 電通大
