4月24日実施されたOracle Executive Summit 「逆風こそ成長の好機~不確実性を乗り越え、持続可能な成長戦略を描く~」、ジェフの基調講演のあとはCFOトラックとCIOトラックに別れ、セッションを実施。
CFOトラックは
ブーズ・アンド・カンパニー(株)代表取締役 澤田宏之氏(以下、澤田氏)をモデレータに
旭化成(株)副社長 伊藤一郎氏(以下、伊藤氏)
マネジメント・パワー・エクスチェンジ(株)代表取締役 宇佐美豊氏(以下、宇佐美氏)
オラクル・コーポレーション 会長 ジェフ・ヘンリー(以下、ジェフ)
の3名がパネリストとして登壇、
1「グローバル経営とは何か?」
2「CEOとはなにか? CFOとはなにか?」
3「事業、事業開発を推進していく中で、CFOの機能をどう機能させていくか?」
について熱い9議論が展開された。
終了後、ある大手企業のCFOより「身につまされる思い。非常にいい議論だった。」とのコメントを頂きました。
以下はその要旨です。
(澤田氏)
グローバル化といったとき、海外で販売している、海外で生産している、ことをグローバル化というのは短絡的ではないか?グローバル化に共通語があるのか。
一つ目の論点は
「グローバル経営とはなにか?」
日本企業は何に直面しているのか?パネラーの自己紹介と意見をいただく。
(宇佐美氏)
25年前に公認会計としてスタート。欧米駐在経験あり、新日本監査法人でリスク管理を担当していた。
25年前、初めての公認会計士としての仕事は「コカコーラ」。
当時からコカコーラには業務マニュアル、経理処理マニュアルがあった。
内部監査人という職務もあった。
これは驚きだった。
日本企業は今、SOX対応の一環で整備しているところ。
海外に駐在でいたとき、日本企業のプアーさを痛感していた。
グループでどう報告するかという発想はまだまだなく、海外現地法人に任されていた。
しかし最近では、それでは立ち行かなくなり、親会社と海外子会社とのコミュニケーションを密にし、リアルタイムでのコミュニケーションが必要になってきた。
(澤田氏)
グループで社内の共通言語としてのプロトコルがないということ。
(伊藤氏)
この半年で世の中の潮流、パラダイムが変わってきた。
経営戦略と経営財務が別人であるケースが多いだろうが
経営企画と財務経理が同じのほうがいいだろ、説明責任をはたすならIRの担当も一緒のほうがいいだろ、同一人物がいいだろいうということで自分はこれらをすべて担当している。
新しい潮流についての認識。
GDPも金融資産も目減りしている。
米国一極集中支配からの脱却・・・これからが本当のグローバル化だ。
実体経済への回帰しなければいけない・・・ものを作らない経済への限界。
人口問題、食料問題、環境問題の深刻化と対応が必須。
(ジェフ)
グローバル化を避けることはできない。
今後、さらに進むグローバル化にどう対応するか課題。
日米欧、中国、インド・・・共通の課題。
チャンスに変えなければならない。
競合優位性を維持していくために、Oracleはシェアードサービスセンターをインドに移した。
課題があってもチャンスもある。世界はこれからもっと小さくなる。
中国、インドが大きくなる、アメリカは小さくなる。
(澤田氏)
今回の経済危機を避けるのではなく、オポティニとして皆が向き合わなければならない。
日本の食料自給率は40%ない。エネルギー自給率は4%ない。
グローバル化に直面せざるえない。
複雑性、多様性も増している。リスクと向き合わなければならない。
日本企業は売上と利益しかみていない。
グローバルでのアセットベースでのリターンを見ていない。
投資銀行に助けてもらわないと導きだすこともできない。
次の論点として
「CEOとはなにか? CFOとはなにか?」
・・・・・・・・(後編に続く)