「・・・・略・・・・。 企業の会計システムは、比較的システム化しやすい分野であった。しかし、国際会計基準を初めとした様々なニーズの対応により年々複雑化している。利用されるソリューションもSAP社のSAP ERP(以下SAP)やOracle社のOracle EBSなど大規模なものも多くなってきており、これらのソリューションはそれぞれアーキテクチャが異なる。 たとえば、帳簿体系は、Oracle EBSは帳簿会計を、SAPは伝票会計を採用している。管理会計では、目的別に機能モジュールが豊富に存在するSAPに対し、Oracle EBSは財管一致を重視し、モジュールを持たず、財務会計の仕訳明細の項目で処理する。本支店会計においても、一つの取引を一つの伝票にすることを重視するSAPと、データ連携も考慮した柔軟な帳簿体系を重視するOracle EBSとで、データ構造やアプリケーションの構成は大きく異なるのである。 加えて、リアルタイムという観点から情報システムのアーキテクチャを考える。システム連携を重視し、処理の頻度を上げてタイムリー性を上げるOracle EBSと、もともと全てのモジュール利用を前提としてリアルタイム会計を追及するSAPとでは、会計システムのアーキテクチャは全く異なる。・・・・略・・・・。」 という要約で始まる論文 「会計の基礎理論と情報構造からみた会計システムのアーキテクチャ -SAPとOracle EBSの比較を通じて」 が、日本ユニシスさんが発行する技術論文誌「技報」Vol29 No.2通巻101に掲載されています。 Oracle EBSの設計思想である「帳簿会計」は、昨今の内部統制やIFRS対応等、グループ全体の大量の会計データをカバーする会計システムの必要性が高まっているなかでは極めて合理的な設計です。 保持しなければならい会計データが劇的に多くなっているので目的別、性質別の補助簿に格納しておくほうが後々のデータの利用という観点では合理的だからです。 もちろん帳簿間は全て連携しているでドリルスルーやドリルダウンで大元の発生源まで高速にたどることがが出来ます。 会計ビューでの帳簿会計か、伝票会計か、という議論は システムビューではリレーショナルデータベースか大福帳型データベースか?という議論なんです。 この話はOracleはもともとリレーショナルデータベースの代名詞なのでよくお話するのですが、SAPさんもOracleも扱う第三者が大福帳型との比較論として発表したのは初めてではないでしょうか。 そのほか、財務会計と管理会計に関する思想と機能の違いなど会計理論の根幹に関して考察しています。 是非、ご一読を。...
2009年10月30日、東京証券取引所が「国際会計基準(IFRS)の適用に向けた上場会社アンケート調査結果の概要」を公表しました。 東証全上場会社2332社を調査対象とし、本年8月~9月にかけて調査を実施、実に60%の1416社からの回答です。 公開されている情報としては最も多くの母数であり、現時点の上場企業の意識が非常によく現れていいます。 以下、いくつかのトピックです。 ・IFRS適用に向けた検討を開始している会社は875社(62%) 特に時価総額が5000億円超の会社では9割を超える会社が検討を開始している。 ・早期適用は55社(4%)が検討。 その内訳は2010年度3社、2011年度2社、2012年度2社、2013年度7社、未定39社となっている。 ・早期適用の目的トップ3は「グローバルベースでの比較可能性確保」「グローバルベースでの決算集計等効率化」「国際信用力向上」。それぞれ35%を超えている。 ・導入に伴う懸念は「導入後の決算事務負担」の1100社(78%)は納得する数字だが、次に「システム対応」が1070社(76%)と「人材不足」950社(67%)、理解不足904社(63%)、「導入コスト」774社(55%)を大きく上回っているのは驚きである。 改めて、システムに関する不安、その裏返しであるシステムへの期待を強く感じました。 もちろん、システムベンダーとしての責任も。...
2009年10月30日、東京ビックサイトで開催中のITpro EXPO2009の最終日、「ERPは経営に貢献できるか? IFRS対応を見据えて」というテーマでトークパネルを実施しました。 モデレータは日経コンピュータの島田優子記者、 パナリストはSAPさんは桐井氏、Oracleは自分が務めさせて頂きました。 SAPさんとパネルディスカッションを行うのは自分の記憶の中にはありません。 おそらく今回が初めてです。 ほぼぶっつけ本番のパネルでしたが、メッセージは2社ともほぼ同じ。 「連結のレポーティングで終わりにするべからず。経営管理の高度化をゴールに!」 「理想はグループで標準化したプロセスとシステム」 もう一つ、自分からは 「IFRSへの対応も、経営管理の高度化へ向けた取組みも、部門やプロセス横断するIT部門こそがリーダーシップをとって欲しい」とIT部門の皆さんへのエールを送らさせていただきました。 その模様はこちらのニュース「ITpro EXPO 2009 IFRS対応は3段階ですすめるべき---2大ERPベンダーがパネル討論」でも紹介されています。...
2009年10月23日、軽井沢に金融業界IT部門の幹部の皆さんにご参集いただき、新日鉄ソリューションズさんとOracle共同で毎年開催している「金融フォーラム」が実施されました。 今回で11回目、つまり11年も継続しているセミナーです。 会場の周りの山道はまさに落ち葉のじゅうたんと黄色と赤のトンネル。 見事です。 基調講演は「朝までテレビ」でお馴染みのドリームインキュベータ堀紘一会長。 パワーポントなど使いません。 聴衆と双方向にコミュニケーションをとりながらの講演はあっという間の60分。 続いて、新日鉄ソリューションさんから1つ、Oracleから2つの講演。 Oracleの1つ目の講演は、発表されたばかりの世界最速のデータベース・マシンである「Sun Oracle Database MachineのEXADETA V2」のすごさを常務執行役員三澤が説明。 筆者も実はEXDETA V2のプレゼンテーションを聞くのは初めて。 全部連結となるIFRS対応や高度なグループ経営管理には、アプリケーションの機能だけではなく、システムの圧倒的な性能が要求されるのですが、OracleはSUNを買収し超高速なH/Wを有することになり、機能と性能をワンストップで提供できる唯一のベンダーになったと実感しました。 そして、自分は次の2つ目のセッションでビジネストピックとして「IFRSへのIT活用」をテーマにお話しさせていただきました。 この時期の軽井沢は人も少なく、一番いい時期かもしれません。 今度はパソコンを持たずに、プライベートでゆっくり訪れたいものです。...
こんなタイトルのコラムをIFRSコンソーシアムWebサイトのIFRS最新情報・システム分野に寄稿させていただきました。 コラムはコチラをクリック!...
前回このブログでご紹介したIFRSパートナーコンソーシアムが発表した第1期のアウトプット「IFRS対応基本方針」全文です。 ある監査法人の先生からは「非常のユニークな整理」とご評価を頂きました。 読者の皆さんからもご意見、コメントなどいただければ幸いです。 ********************* IFRS(国際会計基準)対応、今、何をなすべきか? ~ 変わる業務、プロセス、システム...将来、企業が求める姿に向けて 近年、IFRS(国際会計基準)による世界的な会計基準の標準化が進んでいる。欧州諸国で2005年から採用されたのを皮切りに、世界各国で次々と採用が決定され、米国でも2014年から段階的な強制適用が計画されている。 わが国においても、2009年6月、金融庁から、今後の日本企業のIFRS任意適用及び、強制適用に向けてのロードマップが示された。関連会計基準の整備も進みつつあり、日本企業にもいよいよIFRS導入への取り組みが求められる。 IFRSとは、企業において何を意味するのか IFRSの導入に向けては、グループ会計方針の策定、業務プロセスや情報システムの見直し、IFRSに精通したリソースの確保と経理体制の再構築等、J-SOX以上に企業グループ一丸となった取り組みが必要となる。注意したいのは、あまりに「義務感」が強調されてしまうと、IFRSに対する視野を狭め、導入作業や新業務の負担、IFRS適用に対するモチベーションの低下を引き起こす恐れがある点である。IFRS導入に際しては、「外的メリット」、「内的メリット」を理解し、企業経営の改革の機会として、戦略的に取り組むことが重要である。 「外的メリット」は、IFRSの特徴そのもので、IFRSを適用し、外部に開示することにより期待できる効果である。例えば、グローバルレベルでの企業間比較可能性、海外市場における資金調達機会の広がりと調達コストの低減、クロスボーダーM&A対応能力の拡大が挙げられる。 一方、「内的メリット」としては、計数管理の統一によるグループ経営管理の高度化、グループ経理標準化による業務効率化、ガバナンス強化や内部統制強化等が挙げられる。これらのメリットは、まさに、IFRSを「義務」としてとらえるのではなく、「チャンス」としてとらえる発想なくしては生まれない。 IFRSが企業にもたらすものは、企業の意識によって大きく異なる。この機を逸すれば、これほど大規模な制度変更を契機としたグループ経理・経営管理体制の改革を実現する機会はないかも知れない。今回のIFRSへの取り組み方が、将来の企業の運命を左右することにもなりかねないであろう。 IFRS対応において考えるべき、企業の目指す経営モデル IFRSの導入は、企業のビジネス基盤全体、マネジメントの意思決定プロセスにも影響を及ぼす。このため、企業が置かれている環境、自社のビジネス基盤の整備状態、そして、経営者が目指す目的、すなわち、「目指すべき経営モデル」により、その取り組み方は変わってくる。 我々は、IFRS対応の「ABCモデル」と称して、この「目指すべき経営モデル」を、以下の3つに類型化することを提唱する。 A. まず一つ目は、「グループ経営基盤の最適化」を目指す、アドバンス(Advance)モデルである。IFRSの概念フレームワークや将来キャッシュフロー重視、グループ会計方針の統一等といった基本思想を、グループ経営に積極的に取り込む。そのために、業務・プロセス・システムをグループで標準化し、これを支えるビジネス基盤を再構築することで、経営意思決定や組織体制を最適化、企業競争力を高める取り組みである。 B. 二つ目は、「経営資源の選択と集中」を目指す、バランス(Balance)モデルである。グループ経営の基礎情報はIFRSベースで管理し、ビジネス基盤の整備は経営上の重点領域から着手する。現在の経営管理レベルや、業務・プロセス・システム・体制は維持しながら、重点領域から必要に応じ順次向上させていく。 C. 三つ目は、「財務報告対応」を主眼とする、コンプライアンス(Compliance)モデルである。IFRSの適用による決算処理、開示資料作成に対応するための、業務・プロセス・システムの変更は、IFRSへの組み換え仕訳取得に必要な最小限の範囲で対応する。各社のマネジメントや決算処理は、従来どおり現地基準で行うが、連結においてはIFRSベースで経営管理を行うこととなる。 企業が「目指す経営モデルのABC」を決定するためには、まず、IFRSにおける影響分析を実施する必要がある。影響分析では、最初に、IFRS適用による会計上の論点、すなわち勘定科目毎の会計処理への影響を金額面から把握する。さらに、業務・プロセス・システムなどビジネス基盤全体の何処に影響を及ぼすかを把握する。そして、それらの影響と現状の事業のグローバル展開状況、経営情報の仕組み、業務・プロセス・システムの標準化、ガバナンス等を総合的に検証することにより、「目指すべき経営モデル」が見えてくるはずだ。 さらに、経営者が強く認識しなければならないことは、IFRS適用への取り組みは、初年度適用のためだけではなく、「適用したその後のビジネス基盤を構築している」ということである。適用した後、5年、10年先の企業および事業の姿を描き、そこから導きだす成長のシナリオを明確にすることが必要である。その結果、コストや成長ステップを考慮し、Complianceモデルから段階的にAdvanceモデルへ近づけていくといった、アプローチの採用も有効だろう。 IFRS対応に向けた、システムのあり方 IFRS導入においては、業務や会計領域だけでなく、それを支えるシステムへの影響も大きい。IFRSに対応する会計システムを考えた場合、IFRSへの調整・組替手順とシステム対応範囲が重要な検討課題の1つとして取り上げられる。対応すべきシステムの実装は、大きく以下の3つのパターンが挙げられる。(図参照) まずは、連結時にIFRSへの調整・組替を実施するパターンである。グループ各社から報告用データを収集し、連結ベースでIFRSへの組替を実施する。この場合、データ収集の効率化、プロセスの自動化、IFRSへの組換えの仕組み等がシステムに求められる。対応コストを押さえ、対応時間を短縮することが可能だが、調整項目が限定されない限り、本社側の決算業務負担は大きい。 次に、グループ各社で、IFRSへの調整・組替を実施するパターンである。この場合、単体会計ベースで、現地基準とIFRSでの残高保持ができる仕組み、または、複数元帳の対応といった機能が会計システムに求められる。連結対象会社が多い場合、連結決算の早期化が期待でき、グループにおける勘定科目やセグメントの統一化が効果的に行える。しかし、各個社の決算業務担当者へのIFRSの高い理解が求められる。 そして最後は、グループ各社の業務システムで、IFRSベースでの標準化を実施・展開するパターンである。ERPシステムを効果的に導入し、経理だけでなく業務全般のグループ標準化やガバナンス強化、データの精度を向上させる。また、個別業務からIFRSへの対応を行うことにより、仕訳や処理の自動化を促進することで連結処理の負荷が軽減され、ひいては決算処理の早期化、日次・週次での実績管理へと、より大きな効果を上げることができる。しかし、グループ全社への展開には、時間とコストを要することを慎重に考慮しなければならない。 付け加えるならば、システムの実装方式は一つとは限らない。システム適用範囲について、どこからはじめるか? どの企業はどこまで対応するか? いつ対応するか? ── など、全グループ会社を対象とした検討を進めていく必要がある。IFRS導入におけるシステムの検討においても、企業がグループ全体としての「目指すべき経営モデル」と合わせて検討していくことが、効果創出の観点から不可欠である。 IFRS対応に向けた、システム構築ロードマップ 会計システム構築に必要な主要ステップと想定期間を考えてみると、以下のように描くことができる。 ・構想・計画策定(3~6ヶ月) IFRS対応における「目指すべき経営モデル」の方針策定とともに、プロジェクト実行方針、マスタープランを定義。(例えば、「海外拠点のオペレーションを全面的に見直し、IFRS適用開始までに業務システムを刷新する」、「IFRS開始時点では、連結ベースのみ対応を行い、中長期的に各社の業務・会計システムの見直しを行う」) ・各種方針検討(3~6ヶ月)...
Oracle Applicationsのユーザ会でIFRSをテーマとする分科会が立ち上がったことはこのブログでもご紹介したとおりです。 8月に開催した第2回では、原則主義やフェアバリューといったIFRSの考え方の本質とネット表示が予定されている財政状態計算書や包括利益が組み込まれる包括利益計算書など実際のアウトプットをテーマとしました。 今回は第3回。 今回からある市販の本をテキストとして読み進め、IFRSの要件と組替え仕訳を確認していきます。 そして、業務の視点、システムの視点でどう対応していくのか議論していきます。 今回のテーマは参加メンバーの最も多くの希望を集めた「有形固定資産・無形固定資産」。 以下の論点の確認と議論が展開しました。 1 有形固定資産 (1)有形固定資産に関するIFRSの基準 (2)有形固定資産の定義と認識要件 (3)有形固定資産と取得形態別の認識 (4)有形固定資産の認識 (5)有形固定資産に係る差異一覧 (6)コンポーネントアプローチとは (7)再評価モデルでの公正価値とは 2 無形固定資産(含む研究開発費とのれん) (1)無形固定資産に関するIFRSの基準 (2)無形固定資産の定義と認識要件 (3)無形固定資産の取得形態別の認識 (4)無形固定資産の例 (5)無形固定資産の認識 (6)無形固定資産の係る差異一覧 Oracle Applicationsでは 有形固定資産の取得や除売却、償却、資産除去債務は固定資産管理モジュール、 固定資産の取得にかかる借入費用は財務管理モジュール、 賃貸不動産の契約管理や原状復帰費用は不動産管理モジュール、 無形固定資産のうち開発費はプロジェクト管理モジュールで原価を積み上げ開発費を資産計上します。 こういったハイレベルなところまではいいのですが、 コンポーネントアプローチで固定資産を管理する際、支払管理モジュールでは一括で支払われるが資産の明細をどう連携させるのか? 資金調達はプロジェクトファイナンス以外は固定資産の取得だけに紐づくものではなく他の資金需要と一緒に調達するケースが多い。その場合、借入利息をどう当該資産に配賦するのか? 開発費を積み上げる際、共通費はどう配賦するのか? ・・・・・・・・ といったユーザーならではの課題に 私達Oracleメンバーも頭をフル回転させてOracle Applicationsでの解決策と制約をご説明、 非常に具体な議論が展開されました。 2時間ノンストップのミーティングが終了し、次回第4回のテーマ「減損会計とリース」を確認し会は幕を閉じました。 Oracle...
事業会社16社の実務家と監査法人、コンサルティング会社、システム会社のそれぞれの分野の専門家が参加して7月からIFRS対応で実務上大きなインパクトをもたらす項目をピックアップして様々な角度から議論を重ねています。 そのリアルな場が米国公認会計士(US.CPA)や、公認内部監査人(CIA)などの会計や監査分野に特化した国際のスクール事業と人材紹介事業を行うアビタス社が運営している「IFRSコンソーシアム」です。 筆者もシステム分野のアドバイザーとして議論に参加させていただいています。 その成果をナレッジとして共有するバーチャルな場として 「IFRSコンソーシアム」専用WebサイトがOpenしました。 さっそくWebサイトの「IFRS最新情報」のシステム分野の第1弾として「IFRS対応へむけたIT・情報システムの活用」を寄稿させていただきました。 毎月、委員会では白熱した議論が展開しています。 今後のアウトプットには要注目です。...
2009年9月9日、IFRSが沖縄に上陸。 日本オラクル沖縄支店で「IFRS入門セミナー」が行われた。 そう、日本オラクルは北は北海道から南は沖縄まで支社、支店を開設、日本中の企業をサポートしているんです。 支店に着くなり、ワードローブからアロハシャツをチョイス。 沖縄ではこの時期、アロハシャツがスーツにネクタイに変わる正式なビジネスウエアーなんです。 筆者はもちろん桜色をチョイス。 人生初めてアロハシャツでの講演となりました。 本物のパイナップルがあって、パイナップルのいい香りが漂う沖縄支店のセミナールームは通路のスペースもないほど満員。 お客様もアロハが主流です。 セミナーのプログラムは (1)初級編として 「これだけは知っておこう!IFRSs/国際会計基準」 (2)応用編として 「IFRS対応!今何をするべきか~グループ経営管理体制構築へ対応要件の特定と対策」 を準備していましたが、冒頭、参加者の皆様にお聞きしたところ、初級編を、という声がおおかかったので2時間の時間の7割は(1)を説明させていただきました。 セミナー終了後はランチ、「沖縄そば」に舌鼓させていただきました。 午後はあるお客様をご訪問。 こちらでも、経営層、マネジメント層を中心に多くの皆様にお集まりいただき、IFRSに関するオンサイト勉強会を実施させていただきました。 まだまだ、暑い沖縄ですが、IFRSへの注目度の熱さも肌で感じました。...
2009年8月28、名古屋でIFRSのセミナーを開催しました。 名古屋でのIFRSをテーマにしたセミナーは7月7日「入門セミナー」に続いて2回目。 1回目は入門ということで、講師は私だけでIFRSの制度面や内容的な話が中心でしたが、今回はパワーアップ。 IFRS導入コンサルティングに積極的に取組み、IFRSパートナーコンソーシアムのメンバーであるアクセンチュアさんからエグゼクティブ・パートナー公認会計士の野村氏、シニアマネージャー山本氏にもご登壇いただきました。 セミナーのテーマは 「IFRS対応!今何をするべきか~グループ管理経営体制構築へ対応要件の特定と対策」とより実践的なもの。 会場となった、日本オラクルの中部支社のセミナールームは満員御礼。 お申込みいただいた方と実際に会場に足をお運びいただいた方の比率は90%弱。 セミナー終了後も熱心にご質問を頂いたり、Oracleのセミナーへの参加率は一般的には70%台ですので、名古屋地区でのIFRSへの関心の高さが伺えます。 アクセンチュアさんからは 自社が実施したグローバルサーベイの結果の分析や、IFRSの本質を鋭く考察いただき、 情報システムを含めてグループでのIFRS導入には松竹梅の3つのコースがあるという ご説明いただきました。 私、Oracleからは、 情報システムに論点を絞って、 IFRS対応には次の3つつの業務アプリケーションのモデルが考えられる。 たとえるなら金銀銅! (画面をクリックすると拡大します) 最低限レポートティングが出来る仕組みの「銅」 この仕組みが出来ればまずまずの「銀」 ここまで出来れば完璧。コストも含めて劇的な効果「金」 どれを目指すか、今、議論をはじめる時期。 オリンピックでも、柔道のように金を目指す競技もあれば、銅や銀を目指す競技もあります。 企業も一緒。財務状況やビジネスエリア、規模、市場シェアや競合状況など自社の経営環境と経営方針によって目指すとこは違います。 そして、IFRSがグループ、グローバルで会計処理、財務諸表の表示を共通のものにするなら 理想はグループ全体で業務を標準化し、自動化し、共通のITインフラの上稼動する共通の業務アプリケーションをグループ企業がシェアードの形態で利用することが理想! という話をさせて頂きました。...
8月25日に日本CFO協会主催 第7回 FASSフォーラム・ジャパン「IFRS時代の経理・財務」 ~グローバル化に対応した経理・財務組織と人財育成~ が実施されました。 参加したOracleの会計アプリケーション コンサルタント 佐々木由貴がレポートします。 まずは、住友商事株式会社 特別顧問 、社団法人日本経済団体連合会 企業会計部会長の島崎 憲明氏から始まりました。 経済のグローバル化と国際的会計基準としてのIFRSと題し、IFRSが今やグローバルな会計基準として認められつつあり、 日本もロードマップ案を発表している現状についてご説明いただきました。 特に印象的だったのは、基準そのものに対しても、日本からの発信、国を超えた連携が重要になっているということ。 米国だけに合わせるのではなく、既にIFRSを導入している、アジア、オセアニア地域との実務的な意見交換が必要。 といったポイントでした。 次は、新た監査法人代表社員の木内仁志氏。 IFRS導入のプロセスとその留意点と題し、IFFRSの具体的な影響ポイント、導入までに必要な準備項目、勉強会の実施プラン等 IFRSへ取り組む企業に必要なプロセスをご紹介いただきました。 IFRSに対するスキルのキャッチアッププラン、会社としてのアプローチとして、どのような体制で臨むか、どのような範囲からはじめるか、 具体的なパターンがわかりやすく、実現イメージが沸きやすい内容でした。 三番目は、住友スリーエム株式会社取締役 昆 政彦氏。 グローバル経営に対応した経営会計の考え方。今度は、IFRSの先にある、目指すべき経営会計の姿です。 企業経営の立場から考えた、経営会計新党のための組織作り、の内容で、グローバル企業である自社3Mの例で 目標設定や、企業価値の目指すべきところ、社会価値構築のプロセスといった、経営者目線での企業のあり方を ご説明していただきました。 最後に、「外と同じくらい、中を見ていく必要がある」とおっしゃり、利益を生んでいるプロセスを明確にすることと、 社会価値を上げることが財務価値を上げるということを、まとめとしておっしゃられておりました。 最後は、ご登壇者のみなさんによる「グローバル化の本質をとらえ、経理・財務のイノベーションを進める」というテーマでのパネルディスカッションです。 ご登壇いただいたそれぞれのセッションも良かったのですが、このパネルディスカッションかなり興味深い話が聞け、一番評価高かかったです。 以下これらの4つの議題で、ディスカッションでした。 1.IFRS時代とは何なのか? ・経営のグローバル化、企業の多国化が財務報告の不便性を生んだ。 ・IFRSの対応は、経理処理だけでなく、外から見た目を意識した、企業経営の意思が経営者が持つこと。 2.経理財務は日本企業のグローバル化を支援できているのか? ・日本企業のグローバル管理能力を強化するべき。子会社で行っている事を理解することが経理統一につながる。 ・製造業などは製品を作る工程では、グローバル標準化ができている。経理・財務は、現地に任せるのではなく、これを見習うべき。 ・IFRS導入においても、本質はで求められることは変わらない。「限られた資源で、企業価値を高める」 3.会計情報システムは時代の変化に対応できているのか?...
日本CFO協会では定期的に企業が直面している経営財務の諸問題について実態調査「財務マネジメントサーベイ」を行っています。 今回のテーマは「CFOから見たIT・情報システムの現状と課題」。 調査項目の設定と分析レポートを担当させていただいています。 7月初旬に調査表を作成。 CFO協会より上場企業のCFOの配布し8月初旬に回収。 集計結果を頂き、夏休み返上で、ようやく分析レポートの原稿を書き上げました。 9月10日発行のCFO FORUM誌に掲載の予定です。 その中で、 会計システムの利用年数がとても長いという調査結果とともに CFOが現在利用している会計システムの不満点は、「IFRSに対応できていない」ことが第1位。 2位は「ビジネスの拡大、変化に対応したシステムの拡張、仕様の変更が困難」、3位は「管理会計、経営管理に対応できない」でした。 この結果に対応してCFOがITを強化すべきと考える分野はやはり、「IFRS対応」でした。 「グループ管理会計」も同数で第1位。 論点はIFRSとグループ経営管理のようです。 この二つ、一見バラバラですが、 Oracleのメッセージ 「IFRS対応はまさにグループ経営管理基盤を構築し企業価値を高めるきっかけ」 が裏付けられた格好になりました。 とても大事な考え方だと思うので、一刻もはやく伝えたくフライングでした。 ほかの調査項目も非常の参考になる結果がでました。 分析レポートとともにお楽しみに。...
9月9日実施予定の 「第5回IFRSパートナーコンソーシアムセミナー」の申込みがいっぱいになってしまいました。 実は5回シリーズの最終回なんです。 夏休みが明けて昨日、本日、どっとお申込みを頂き、 Oracle青山センター最大200名のセミナールームが埋まってしまいました。 しかもまだ、開催まで3週間以上あるのに・・・・ これまでは、1週間ほど前に満席になっていましたが こんなに早く満員御礼になったのは驚きです。 一層関心が盛り上がってきた熱気をひしひしと感じます。 たくさんの皆様に申し込んでいただき、ありがたい限りです。 申し込めなかった皆さん、本当にすみません。 今回がIFRSパートナーコンソーシアム第1期で企画したセミナーは 最終回ですが、新たな企画も進行中です。 引き続きOracleはIFRSとITに関する情報を発信していきます。 乞うご期待!...
中央大学大学院国際会計研究科(CGSA)で2009年8日2日に行われた 第2回CGSAセミナー2009「Convergence or Adoption: What Does It Mean for IFRS Introduction into Japan? 」レポート後編です。 前編は オーストラリア会計士協会 会長、Greg Dennis氏のキーノートを報告しましたが 後編では 企業会計基準委員会(ASBJ)常勤役員 加藤厚氏と 日本公認会計士協会(JICPA) 専務理事 公認会計士 木下俊男氏の セッションをOracle川腰がレポートします。 まずは、加藤氏。 Greg Dennis氏のプレゼンテーションを受け、質問およびコメント、日本におけるIFRS対応の現状および課題についての考察した。 (1)コンバージェンス課題 ・金融商品会計、収益認識基準、財務諸表の表示(プレゼンテーション)、年金会計、 企業結合会計(のれん償却など)、リース会計(オンバランス化)、保険契約の評価 (2)日本におけるIFRS適用についての課題 ・米国の動向を注視(日本より1年先行した取り組み) オバマ政権の発足でSEC長官に就任したシャピロ氏がIFRS適用に慎重な発言を するなど、米国の先行きは予断を許さない状況 ・原則主義への移行 ・IFRSの品質への懸念 正確性-経済活動が正しく反映されるべき EUがISAB指針(Due Process)を無視した事例が発生している IFRSの基準設定に際して日本の識者の参画が不可欠 日本のダイレクションの明確化し、産業界とのコンセンサスを得ることが重要 (3)日本におけるIFRS適用のアプローチについて議論が展開されている ・既存の会計基準への改変(Modification)...
2009年8日2日、日曜日ですが中央大学大学院国際会計研究科(CGSA)で非常にユニークなセミナーが実施されました。 第2回CGSAセミナー2009「Convergence or Adoption: What Does It Mean for IFRS Introduction into Japan? 」です。 キーノートはオーストラリア会計士協会 会長、Greg Dennis氏。 コメンテータに企業会計基準委員会(ASBJ)常勤役員 加藤厚氏と 日本公認会計士協会(JICPA) 専務理事 公認会計士 木下俊男氏を招き 中央大学大学院国際会計研究科 高田橋範充 教授が会全体をモデレートするという豪華版です。 前編ではオーストラリアでのIFRS導入と日本へのメッセージ、キーノートをOracleの川腰がレポートします。 オーストラリアにおけるIFRS適用事例の考察およびその経験を踏まえて(IFRS適用が正しい選択であることを明示)、日本におけるIFRS適用について提言および提案がなされました。(日本への強い期待を感じました) ・オーストラリアにおける経験 オーストラリアでは、2002年7月にIFRS適用について方針決定し、2005年7月1日から適用している。 オーストラリアがIFRSを導入した理由は、 1)国際舞台での競争力の向上、 2)他の外国企業との比較を確保、 3)資本市場からの資金調達をより容易にする、 というように、日本におけるIFRS適用の是非についてのディスカッションと同様の議論が展開された。 オーストラリアでは、いち早く会計報告の国際標準化(共通化)の有用性に着目し、会計基準の同一化に向けた取り組みを進めていたため、大部分のオーストラリア会計基準(AGAAP)が既にIFRSと同期が取られていた。 オーストラリアでは、会計フレームワークを次の4つのエリアに分けてIFRS適用を行い、コンバージェンスを実施、加えて、オーストラリア独自の要件に対応する基準を保持している。 日本においても同様の取り組みが必要と考えている。 1. 2001年前より変更されていない項目 2. 2001年以降開発された項目 3. IFRSに同等の基準存在しない項目についてグループ化 4. IFRSにて取り上げられていない項目については、基準の改定に着手 ・IFRS適用(部分的な適合) 2005年導入当初の対象は、原則、公開企業のみで、非公開企業、公開企業の関連会社、および非営利法人は強制適用の対象外としている。 中小規模企業向けIFRSについては IASBは2009年7月「IFRS for...
Oracle Applicationsのユーザ会、OAUGは会計や人事などの業務ごとや建設・エンジニアリングなど特定の業種ごとに分科会があります。 その中の会計の分科会である FIN SIG(Special Interest Group)では会計に関する特定のテーマをより深く掘り下げていこうということで、FIN miniSIG を立ち上げることになりました。 内部統制、資金管理、プロジェクトマネジメントなどのテーマのなかでやはり一番人気は「IFRS」。 そんなわけで他のテーマに先駆けて7月29日にIFRS miniSIG の第1回ミーティングが日本オラクル青山センターで行われました。 EBSをご利用いただいてるるユーザ企業、EBSを導入したり運用している情報システム企業の皆さんにOracleのメンバーが加わり、一回目ということで、自己紹介を兼ねIFRSへの取組みやminiSIGへの期待を発言いただき、IFRSへのOracleの取組みをご紹介、次回以降の進め方を議論させていただきました。 今回、Oracleからは会計製品の責任者、さらに、製品をもっともよく知っている研修のインストラクターも参加しました。もちろん当方も。 ここは、ユーザー会。EBSをご利用いただいている皆さんの集まりなのでIFRSの要件に対して、EBSをどう活用していったらいいのか、かなり具体的かつ現実的な議論になります。 次回は9月初旬、まずは各メンバーの課題感を持ち寄り、広範なIFRSの課題から優先順位をつけEBSでの対応を議論していきます。 1社でも多くの企業の皆様にご参加いただき、共通的の悩みの解決の場となるようお手伝いしていこうと思っています。...
WebサイトITproにて 「国際会計基準が情報システムにあたえるインパクト」というテーマで After J-SOX研究会のメンバーによるリレー執筆がはじまっています。 1回目のアビームコンサルティングの池田将光氏「多岐にわたるIFRS導入の影響」に続いて、 自分は 第2回「目標はグループ全体の経営管理基盤」を担当させていただきました。 先週公開されました。 是非、ご覧ください!...
7月22日と23日、東京国際フォーラムで、「日立uVALUEコンベンション2009」が開催されました。 ブログでも予告させていただいていましたが、 「パネルディスカッション」IT業界有志討論:内部統制整備を契機とした今後の企業のIT戦略 に登壇させていただきました。 ファシリテータは日立製作所の谷岡氏 パネラーはNECの川井氏、日本ユニシスの小岩井氏、日立製作所の平澤氏、そして自分。 まずは、JEITAのIT内部統制専門委員会の委員長であった川井氏が電子情報技術産業協会(JEITA)が行った2008年度「内部統制に関する市場動向調査結果」を発表。 討論の口火をきった。 最初の論点は 1 「内部統制対応:IT活用の出番はくるか?」 小岩井氏のLead Speechのあと。議論がすすむ。 2つめの論点は 2 「ITガバナンス強化、ITマネジメント標準化はすすむか?」 まずは当方から70あったERPを1つのインスタンスに統合したり、ファイルサーバーを世界で1つにしたOracleのグローバル・シングル・インスタンスの例を発表、つづいて、平澤氏が日立のITマネジメントに関する取り組みとグローバルIT整備方針を発表し討論のスタート台とした。 3つめは「Saas、クラウドの潮流をどうみるか?」 谷岡氏が最近盛り上がっているのSaas、クラウドを整理、各パネリストが持論を展開した。 4つめ、最後の論点は「IFRS対応とITはどうからむか?」 当方よりIFRSの対応するためのIT活用のポントを整理した。 90分で4つの大きなテーマについて、企業を超えた議論を展開。 同じIT業界にいながらもなかなか、1つのテーマを深く議論することは少ない。 今回は準備を含めて、それぞれの立ち場から、それぞれの視点で、意見、コメントが飛びかい、自分自身も「新たな」気づきがたくさんあった。 会場にお越しいただいた方々にも思ってもみなかった「きづき」が1つでもあったなら幸いである。 また、日立さんのセミナーでありながら、同業者に声かけし、このようなユニークなプログラムを企画、実施された日立さんに敬意を表します。...
200年7月15日にオラクルの3つあるERP製品群の1つ、「Oracle E-Business Suite」(EBS)が大きくバージョンアップ「R12.1」をリリースさせていただきました。 多くのメディアで取り上げていただいたのでまずはご紹介。 日経産業新聞 11面 2009.7.16 日刊工業新聞 9面 2009.7.16 http://www.nikkeibp.co.jp/it/article/NEWS/20090715/333909/ http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090715/333915/ http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090715/333909/ http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0907/15/news099.html http://japan.zdnet.com/news/software/story/0,2000056195,20396716,00.htm http://japan.internet.com/release/32287.html http://journal.mycom.co.jp/news/2009/07/15/056/index.html http://enterprise.watch.impress.co.jp/docs/news/20090715_302566.html http://www.yomiuri.co.jp/net/news/cnet/20090715-OYT8T00685.htm http://www.lnews.jp/2009/07/32907.html http://www.nikkeibp.co.jp/it/article/NEWS/20090715/333915/ http://www.atmarkit.co.jp/news/200907/16/ebs.html 記事を読むとお分かりの通り、今回のバージョンアップは人事管理分野やサプライチェーンマネジメント分野が主体。 IFRSや内部統制など、会計領域のトピックもたくさんあるのに、会計分野は? 答えは簡単。 そうです。会計分野は2年6ケ月前のR11からR12のメジャーバージョンアップの時にいのいちに強化されていたんです。 なのでここで、R12で強化された機能について今一度、復習しておきます。 R11からR12への機能や性能の強化の背景は「グローバルビジネス対応」。 会計分野ではグローバル対応を 1 国際会計基準(IFRS)対応のための機能強化 2 シェアード・サービスセンター対応のための機能強化 3 決算早期化、業務の効率化のための機能強化 にブレイクダウン。 以下が代表的な機能強化ポイントです。 (1)元帳セット もともとEBSは1つのGLシステムの中に複数の総勘定元帳を保持、管理することが出来ましたが、 その元帳を地域ごとやビジネスユニットごとにグルーピング。 アクセス権限のコントロールや会計期間のオープン・クローズの処理をグループ単位で行うことが可能となりました。 (2)Subledger Accounting(複数仕訳生成モジュール) 1つの取引から会計基準、通貨の違う2つ以上に仕訳を生成する機能です。 日本基準とIFRS基準と米基準というように1つの取引から複数の基準、通貨での仕訳を生成する機能です。IFRS対応には不可欠です。仕訳生成を自動化しますので内部統制にも非常に有効です。...
2009年7月8日、日本オラクル西日本支社で興味深いセミナーが実施された。 内部統制報告やIFRS、決算早期化など会計に関係する経営課題が山積している昨今、CFOをはじめ経営企画や財務・経理を担当するエグゼクティブの悩みも尽きない。 そんなエグゼクティブにお集まりいただき、お互いの課題やその対応を議論していただく場、「CFOラウンドテーブル in 関西」である。 関西地区での初開催にもかかわらず、関西はいうにいうにいよばず、日本を代表する企業のCFOや経営企画、財務・経理をご担当しているエグゼクティブの皆さん10名におにお集まりいただいた。 オラクルも社長の遠藤とCFOの野坂が参加させていただいた。 業種も食品製造、自動車部品製造、素材製造、製薬、電子部品製造、流通小売、IT(オラクル)と多岐に渡った。 遠藤の挨拶でラウンドテーブルはスタート。 本日のテーマは「CFOの役割」と「CFOの今後の課題」。 ファシリテータから「非常に大きいテーマなので結論をもとめるのではなく、自由に活発に討議できればいい。」というゴール感の共有と討議の枠組みを共有するプレゼンテーションの後、自社および自己紹介と現状の課題感をお1人ずつ発表していただいた。 さすが、深い経験と広い知見を持った皆様、非常に現実的で示唆にとんだお話をいただき、そこから議論が次々に展開していく。 共通しているのは昨年のリーマンショックが経営の転換点になっているということ。 以下、いくつかの声を紹介する。 「この経済環境下でグローバル管理会計、フォーキャストなどどうやって予想したらいいのだろう」 「ビジネスにインターネットが入ってきて4半期のオペレーションが52週オペレーションにしないといけなくなってきた がシステムと人がなかなかついていかない。」 「シェアード、アウトソーシング、コスト削減をもう一歩すすめたい」 「年金債務は利益に与える影響が大きい。IFRSになったらどうなる?」 「IFRSは大きな課題。」 「J-SOX対応はいらないことまでやりすぎてしまった。」 「(時価主義会計は)一喜一憂会計?」 「構造改革に本気で取組んでいる、コストを下げて利益をだすは第1フェーズ、第2フェーズは仕事の仕方の見直し」 「景気は戻ってきているが、どこまで戻るかが見えない」 「(製造業からみて)韓国は強い。経営に取組む姿勢、品質がいい。かつての日本を越えているかもしれない。」 「事業戦略はCEO。CFOはビジネスパートナー。決めたことをドライブする」 「1ケタ成長がいい。2ケタになると作って出すのが精一杯。人の教育が追いつかない」 「PLがある組織はコスト意識があるが、PLがない企画部門や研究部門はコスト意識が希薄。PLがあれば自立できる。」 「人に教えることによって、新しい工夫が生まれるので人のローテーションは必要」 「CFOの役割は業績の予想」 「債権の流動化などを含めた資金調達が最大課題。」 「数字に落として利害関係者に説明することが重要。」 ・・・・・・・・・・・・ 参加者の皆さんから、「異業種で課題や課題解決のプロセスの違いや、事業改革への取組みの強弱など異業種コミュニケーションは非常に参考になった」というコメントとともに「是非、第2弾、第3弾を実施して欲しい」というお声も頂いた。 もちろんその期待にこたえていきたい。...
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