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グローバル・キャッシュ・マネジメントを講義

昨年のリーマンショックをきっかけに世界を襲った金融危機。 大企業でも昨年12月、年末の資金繰りに青ざめたのは記憶に新しいところ。 ここにきて、金融市場も少し、落ち着きを取り戻している。 が、IFRSや内部統制は企業の課題としていつもテーマとしてとりあげられるが、実はもう一つ、じわじわと熱を帯びだしたテーマがある。 グローバル・キャッシュ・マネジメントだ。 グローバル企業であれば、生産拠点と販売拠点で当然、資金の凹凸ができる。個々の拠点で資金をマネジメントしていたのでは資金調達コストは上がるし、資金運用益は下がる。埋蔵金も多額になる。グループ全体での為替や金利リクスのコントロールも不可能だ。 よって、グループ、グルーバルで資金を一元管理するグローバル・キャッシュ・マネジメントに対するニーズが高まっている。 そんな、市場背景から、ホットな研究テーマとして 5月から担当させていただいてる、法政大学大学院での「ERP導入論」で「グローバル・キャッシュ・マネジメント」の講義を一ついれた。 グローバル・キャッシュ・マネジメントは実は、ERPの効果がもっとも大きいビジネステーマなのだ。 ERPは受注から入金そして発注から支払などキャッシュのインフローとアウトフローの情報が一元管理されている。しかも多通貨で。よって、それらの情報から資金繰りや資金移動、資金の運用調達、為替リスクのヘッジなどのキャッシュマネジメントを行うのだ。ERPにはそういった、グローバル・キャッシュ・マネジメントをつかさどる「トレジャリーー」モジュールが既に実装されている。 講義はオラクルのこのエリアの第1人者、白鳥利幸を招聘し、以下のようなアジェンダで行った。 1.企業における財務・資金管理業務の概要 2.企業グループで行われる代表的なキャッシュ・マネジメントの手法 3.オラクルのグローバルCMSソリューションのご紹介 第1章では、「コーポレート・ファイナンスとは何か?」という話から始ま り、「資金繰り」や「資金調達」 といった、企業の財務部で一般的に行われる財務・資金業務の基本的な内容を 説明した。 第2章では、「資金プーリング」や「グループ内ネッティング」といった、企 業価値を向上する方策として 近年企業グループで導入が進んでいる、代表的なキャッシュマネジメントの手 法を紹介した。 第3章では、1章・2章で紹介した財務・資金管理業務とグローバル・キャッ シュマネジメントを同時に 実現する、オラクルのグローバルCMSをデモンストレーションを交えて紹介し た。 おそらく、大学院の講義でシステムの側面からグローバル・キャッシュ・マネジメントを取り上げたのは初めてだろう。 講義後、「難しかった」と受講生からは言われたが、少なくともERPを高度利用する一つのシナリオとしてイメージはつかんでいただけたと思う。 金融用語が連発するとっつきにくい分野ではあるが、日本企業はユーロやドルを機能通貨とする欧米企業よりはるかにマイナー通貨を含む為替の取組みが複雑だ。 日本企業でワールドワイドの資金決済システムと繋ぎインハウスバンキングの機能まで行っているのはパナソニックさまだけかもしれない。 今後、いっそうのソリューションの理解と普及が望まれる分野である。...

中間テスト!法政大学大学院ERP講座

法政大学大学院でのERPの講義が中間を折り返しました。 中学や高校なら中間テストですが、ここは大学院。 前半の講義でのERPに関する(1)新たなる「きづき」、(2)疑問、質問を記述してもらいました。 「きづき」はERPの本質をつくコメントが・・・・ そのなかから会計に関するコメントを原文そのままでご紹介します。 ・IFRS対応に向けての財務・管理会計に有効なこと ・内部統制に対して、モニタリングとIT対応について非常に有効だということ ・IFRSとの親和性の高さ ・(例えば会計)多元的に基準など対応ができる ・財務会計だけでなく管理会計にも利用できる ・複数の基準で同時に仕訳できる ・内部統制監査に不可欠なものだと思います。特に大企業 ・ERPのシステムの基本原理が会計(簿記)システムであること ・グローバル・キャッシュ・マネジメントの機能 ・業務が標準化することで内部統制にもメリットがあること ・会計システム->経営概念 ・グローバル・キャッシュ・マネジメントを可能にし、機動的な経営ができる ・ERPは会計を中心に色々なモジュールで構成されるシステムです まさに最近のERPを象徴するキーワードが出てきました。 IFRS、内部統制、管理会計、グローバル・キャッシュ・マネジメント、経営・・・・・・ 伝わっててよかった!...

会計アプリケーションのユーザー会

Oracleのアプリケーションをご利用いただいている企業やパートーナー企業の皆様が運営しているユーザー会があります。 その名は「OAUG」、オラクル アプリケーション ユーザズ グループの頭文字をとっています。 OAUGは会計、人事、SCMなどプロダクトエリア、建設・エンジ、CPGなどインダストリーエリアの分科会に別れてそれぞれのテーマで活発にディスカッションが実施されています。 ユーザーやパートナー企業としては製品の開発、販売もとのOracleに直接意見をぶつける場として、あるいは最新の情報をインプットする場として、 Oracleとしても、直接、ご要望やご意見を頂戴できる場として、長い歴史を持っています。 このOAUGの分科会を「SIG」、シグと呼んでいます。 会計系のSIGは「FIN SIG」です。 そんな、SIGs合同ミーティングが2009年5月29日に行われました。 SIGs合同ミーティングは3ケ月に一回、年四回実施されています。 実は当方、FIN SIGのOracle側の窓口を仰せつかっており、FIN SIGに毎回参加させていただき、メンバーの皆さんにお役に立てる情報を発信したり、メンバーの皆さんのご意見を聞いたりしています。 今回も下記のテーマで活発なディスカッションが行われました。 1 会計最新情報 会計基準の最新動向と会計システムへの影響及び各社の取組み状況を議論。  年間テーマは「IFRS(国際財務報告基準)への移行  今回は「IFRSの基礎」的な情報を議論しました。 2 オラクル最新情報 FIN SIGメンバーだけにとっておきのオラクル最新情報として  今回はOracle OpenWorldと平行して行われたエグゼクティブ・サミットの情報を当方よりご紹介しました。 3 特別講演及びディスカッション 毎回各分野の専門家を講師に迎え、講演及びディスカッションを行なっていますが、  今回のOracleのこのエリアのスペシャリスト コンサルタントの白鳥より  「グローバル・キャッシュ・マネジメント・システム(GCMS)」を講演、ディスカションしました。 SIGの後は、懇親会。 各SIGの皆さんが一同に集まり、情報交換やネットワーク作りをされていました。 ERPの絶え間ない機能強化や進化はこのようなユーザー様やパートナー様の声があってのことです。 引き続き、FIN SIGの担当としてどしどし声を聞いて行きます。...